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海外コラム

「20人のスーパーリッチ」に富が集中する超格差社会アメリカ

投稿日:2015年12月12日 更新日:

big money bag isolated on a concrete background

金持ちはさらに豊かになり、中間所得者はさらに収入減に・・・

昨夜、ダウ平均が大幅下落するなか、「空売りを持ってて良かった~」と安心していた時、私がよく利用しているMarket Watchというウェブサイトで興味深い記事を見つけましたので、ご紹介したいと思います。

同記事によりますと、44年前と比べて、アメリカ人のミドルクラスに分類される成人人口は増加しており、約1億2千万人だそうです。そして、低所得者の成人人口が7,030万人。それに対して、高額所得者は5,100万人です。

しかしながら、中間所得者の税込み所得は44年前と比べて約30%減少しており、全体の43%です(1971年は62%)。低所得者の税込み所得は全体の約9%(こちらは変化なし)です。一方、高額所得者の税込所得は全体の49%を占めるようになりました(1971年は僅か29%)。

(参考元:America’s middle class has lost nearly 30% of wealth

金持ちはさらに金持ちになり、中間所得者はさらに収入減に・・・

この記事により、現在のアメリカでは富裕層はさらに豊かになって行く一方で、中流階級に属する人たちは、70年代と比べてまったく豊かになっていないことが明らかになりました。

中間層はさらなる収入源に苦しめられるというだけではなく、医療費が非常に高額なアメリカでは、怪我や病気をした場合、医療費の心配もしなくてはなりません。事実、アメリカでは毎年90万人ほどが医療費が払えなくて破産しています(参考元:Medical Bills Are the Biggest Cause of US Bankruptcies: Study)。

所得配分格差は日本でも起こっていることですが、アメリカでは非常に顕著に現れています。

2011年には、超格差社会に抗議するため、ニューヨークシティで"Occupy Wall Street運動"が発生しました。この抗議運動が発生した経緯につきましては、アメリカ情勢に詳しい藤井厳喜氏のブログに詳しく書かれています(リンク先の記事では動画が削除されていますが、記事を読むだけでも十分に理解できます)。

20人の超富裕層に富が集中

Market Watchによりますと、アメリカのトップ20人のスーパーリッチが、他の1億5千2百万人よりもお金を持っているとのことです。

その20人の超富裕層が持つお金の額は、なんと7,320億ドルです。さらに"The Forbes 400(フォーブス誌発表のトップ400人の超富裕層)"が持つ金融資産額は、驚愕の2.3兆ドルにもなります。

2015年フォーブス誌発表のトップ1,826人の超富裕層が持つ金融資産額は7.05兆ドルだそうです。この中には新たに「エリートクラブ」に入会を果した400人のビリオネアも含まれています。この「ビリオネアクラブ」に属する人たちの金融資産額は、この2年間で2兆ドル増加しています。

(参考元:America’s 20 richest people have more money than these 152 million people

アメリカンドリームは死んだのか?

現在のアメリカでは、若者の約半数は「アメリカンドリームを信じていない」と言います。(参考元:Half of Millennials Believe the American Dream is Dead

私がアメリカに住んでいた頃、とある不動産会社経営者から、「今のアメリカ人にとって、アメリカンドリームとはマイホームを所有することなんだよ」と言われたことがありました。

これは「閑静な郊外に豪邸を持つ」と言うことではなく、ただ単に「一戸建てを持つ」と言うことです。私が高校生の頃に聞いたアメリカンドリームは、「ビバリーヒルズのようなところに大豪邸を構える」というものでしたが、実はこれは本来のアメリカンドリームではないんですね。

私も後になって知ったのですが、本来のアメリカンドリームとはまさに前述の不動産会社経営者が言ったように、高卒で一生懸命に働いて、30年ローンを組んで庭付き一戸建てのマイホームを購入するということなんですね。

私が初めてアメリカ旅行に行ったのは80年代の後半でしたが、その時、ロサンジェルスでコーディネーターをしてくれた日本人のツアーガイドさんは、「アメリカでは誰にでも億万長者になれる可能性があるんですよ。もちろんこの私にもその可能性はあります」と仰っていました。

その後、この方とは連絡を取っていませんので、本当に億万長者になったかどうか分かりません。

ロッキー青木氏や吉田ソースの吉田潤喜氏がアメリカで大成功を収めたのは有名な話です。また、彼らほど名前は知られていませんが、徒手空拳で渡米して、レストラン経営や美容師、そして他のビジネスで成功を収めている日本人は他にも存在します。

私が直接知っている人では(私の知人の友人)、40代後半の時にニューヨークでとんこつラーメン店をオープンして成功している人がいます。

多くの人が様々な分野で「成功したい」と思っているわけですが、実際には「思ったように行かない」のが現実です。

私も「トレードが今よりも上手くなりたい」と日々思っていますが、思っているだけでは当然のことながら上手くなるはずもなく、上手くなるためには「毎日の鍛錬」が必要になってきます。

ただ、意識しないことには目的地に最短距離で辿りつく事ができませんで、やはり「強い思い」を持つことは重要だと思います。

やはり「強い思い」を持つことと「毎日の鍛錬」を重ねることで、「勝運をつかむ」ことができるのでしょう。

私は、前述の「ラーメン店オーナー」が店をオープンさせる前、「試作品のラーメン」を友人達に振舞った時に「スープにコクがないんだよ!」とか、「美味くない!」と酷評されていたのを見ていただけに、その後、相当な努力と研究をされたんだと思います。ちなみにこの方、元々料理人だったわけではありません。全く違う業界からの転進です。

彼は、お客さんに美味しいラーメンを提供したいという強い思いと日々の研究で、「勝運をたぐり寄せた」わけです。

※「勝運をつかむ」は、谷川浩司氏と井山裕太氏が書かれた本のタイトルから拝借させて頂きました。この本は「相場ゼミ」で、相場師朗先生が紹介されていました。普段、私はビジネス関連の本しか読まないのですが、最近、読んだ本の中ではヒットと言える内容でした。

How to Get Luck
勝運をつかむ - 谷川浩司・井山裕太 共著

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