一生使える株式投資術の実践的考察

誰でも上達できるうねり取り手法とショットガン投資法の検証・レビュー及び投資理論と実践方法の解説

相場師朗氏の株塾

相場師朗先生の株塾勉強会で学んだ移動平均線の勝ちパターン

投稿日:2017年3月14日 更新日:

シンプルが一番

移動平均線の重要性を再認識した

今日の記事では、最近の株塾勉強会でフォーカスして教えている「移動平均線」について、私が学んだことをご紹介したいと思います。

2016年の上旬の株塾勉強会動画から、分かりやすさが増していると感じるようになりました。教え方がより具体的になってきたことも理由の一つですが、私が正しく理解できるようになってきたのも理由の一つだと思います。

勉強会の動画は2015年4月分から配信されていますが、その当時の動画を何度も見ると「あの時自分は分かったつもりでいたけど、あの時の理解は間違っていたんだ」と気づかされることがよくあります。

つまり、「最近、相場先生の教え方が分かりやすくなってきた」と感じるのは、私が正しく理解できるようになったからだと思います。その証拠に、「うん?最近、相場先生は新しいやり方を発見されたんだな」と思った手法でも、実は1年以上も前に相場先生が勉強会で話していたやり方だったりします。

それでは本題に入って行きます。

移動平均線の傾きと順番を意識する

相場先生は常々「各移動平均線の傾きと並びを意識することが重要」と仰っています。

底値付近で混沌としていた移動平均線が、下から100日(紫)、60日(青)、20日(緑)、5日(赤)と並び始める初動(並んでからでは遅い)を買って行くと、その後の大きな上昇を取ることができます。

それでは「クラレ(3405)」の日足チャートを使って、各移動平均線の成長過程を検証して行きます。

2012年10月に5日線(赤)が20日線(緑)と60日線(青)を下から一気に抜き去り、100日線(紫)に迫ろうとしています。この5日線の上昇により、それまで緩やかに下げていた20日線と60日線が横ばいになってきました。11月上旬には5日線が100日線を下から抜きます。さらに20日線が60日線を下から抜き、60日線もようやく上を向き始めました。

20日線と60日線が上を向き始めると、次は100日線が横ばいになってきます。2012年11月末辺りから、それまで混沌としていた各移動平均線が下から100日、60日、20日、5日と並び始めました。先述しましたように各移動平均線がこのような順番になる初動を買って行くと、その後の大きな上昇を取れることが分かりました。

このような大きなうねりで利益を上げるには、そのタイミングが来るまでひたすら「待つ」ということが大事だということを私は学びました。

各移動平均線がこのような順番で並んでいる時、一時的に株価が下落(以下のチャートの赤丸の部分)したとしても、再度上昇して5日線が前の高値(緑の線)を越えてくると、さらに上昇して行くことが分かります。

ショットガン投資法によるクラレのエントリーポイント

以下のクラレの日足チャートをリーディングしてみると、「ほぼ取れる」と思うエントリーポイントがいくつかあります。

2012年11月の時点では300日線が一番上にあります。そしてその下では5日、20日、60日、100日線が収束しつつある状態です。その中でも60日線は横ばいになっています。つまり、それまで下落してきた株価が、過去60日間横ばいの動きをしているということです。

このことから、今後の動きは「①上に抜けるか」、あるいは「②下に抜けるか」のどちらかしかありません。ですので、もし株価が上昇して、その後の下げが前の安値まで下げない場合はそのまま上昇する確率は高いです。

特に移動平均線や節目を越えて、翌日も陽線が出現した場合、その後、数日間上昇することは頻繁にあります。このことから2012年11月から2013年2月の間では、4回のエントリーポイントがあります。

  • 60日と100日移動平均線を陽線で越えた①のポイント
  • 300日移動平均線を陽線で越えた②のポイント
  • 20日線を割り込んだが陽線2本で復活した③のポイント
  • 1200円の節目を越えた④のポイント

このように株価が移動平均線、あるいは節目に当たった後、陽線で反発して移動平均線上に出たところを狙って「ショットガン投資法」でトレードすると成功率は高くなります。

トレンドが崩れ始める時は移動平均線が横ばいになる

次に、2012年10月から始まったクラレの上昇相場がどのように終わるのかを検証します。

株価の動きには周期があり、上昇トレンドに入ってから約3か月目や6か月目に差し掛かると、それまでと違った「変化」が現れます。今回の上昇相場は2012年10月からスタートしていますので、2013年1月(4月目)と3月(6か月目)に変化が見えます。

その後、株価は上昇しますが、上昇してはすぐに20日線まで下げるようになってきます。これは上昇相場の終わり頃に見られる「上昇力の衰退過程」です。

そして5月23日に大陰線が出現した後、株価は前の高値を越えることができずに20日線を割り込みます。それと同じタイミングで5日線が20日線を割り込み、さらに60日線を割り込んできます。

この時の各移動平均線の傾きに注目します。まず初めに株価が大きく下げます。次に5日線が下を向きます。その期間が長く続くと、次に20日線が横ばいになり下を向き始めます。そして、次に60日線が横ばいになります。60日線の横ばい期間が長くなると、それまで上を向いていた100日線の傾きが緩やかになり、やがて横ばいになってきます。

5日、20日、60日、100日移動平均線が収斂してくると、その後株価はどちらかの方向に大きく動き出す特性を持っています。上のチャートの場合、2013年7月下旬に各移動平均線が収斂した後、株価は大きく下落しました。

このように上昇トレンドに入る初動の特徴とトレンドの終焉の特徴を理解しておくと、よく分からない局面でうかつにトレードして損をしてしまうことが少なくなると思います。

それぞれの移動平均線が混沌としている局面では株価を観察していて、自分が得意とするパターンになるまで「待つ」ということが、トレードで勝ち続けるために重要だということを学びました。

これはシンプルなやり方ですが、成功率が非常に高いやり方だと思います。

シンプルなやり方が一番効果がある - 英語学習の例

「正しい習得法」と「インプット」の重要性を説明するために、英語学習を例に挙げます。

株式やFXのトレード手法と同様に、英語学習にも実に様々なやり方があります。「発音から学んだ方がいい」という人もいれば、「文法からスタートすべき」と唱える人もいます。あるいは、「パターンプラクティスが効果がある」という人もいれば、「文法など気にせずに大量の英語のシャワーを浴びるべき」と主張する人もいます。

さらに、日本における英語教育は、「英文法」「リスニング」「リーディング」「英会話」「ビジネス英会話」「TOEIC」など、多くの分野に分けて教えています。

この細分化はお金を取って教える側には都合が良いですが、英語学習者を困惑させます。結局、あれもこれもと手を出してしまい、「多くの時間とお金をかけた割にはあまり上達しなかった」と思っている人が多いのではないでしょうか。

一方、「正しい習得法」を知っている人は、インプットを中心とした学習を地道に行い、確実に成果をあげています。しかも、この習得法は英会話スクールに通うよりも遥かに安上がりです。

この「正しい習得法」とは、基礎的な文法を勉強した後は、英米の小学生が読むような本を辞書なしで多読することです。

そして、小学生レベルを卒業したら、次は中学生レベル、次は高校生レベル、そして次は大人が読むペーパーバック・・・という順番で段階的にレベルを引き上げて行くのです。この方法を継続することで膨大な量の英語が頭に蓄積されますので、英語の語感(ロジック)が鍛えられます。そして語彙やフレーズを自然に記憶してしまいます。

信じられないかもしれませんが、リーディング力が向上するとリスニング力をはじめとする英語の総合力が向上します。インプット量が増えると英語で考えることができる所謂「英語脳」が出来上がりますので、英語の環境で生活する時は頭が「英語モード」に切り替わります。英語を勉強されている方は、騙されたと思って一度このやり方を試してみてください。

「多読」は非常にシンプルな学習方法ですが、実は一番効果があります。私は英語教材やスクールに頼ることなく、インプットを重視した独学による英語学習を継続してアメリカの大学と大学院を卒業しましたので、このやり方は「再現性がある」と自信をもって断言できます。

語学を習得する方法に「画期的な」とか「劇的な」といったような、即効性のある魔法みたいな方法など存在しません。私の経験から、「正しいやり方を地道に継続していくことが英語力習得の一番の近道」ということが言えます。

株式トレード技術の習得にも同じことが言えます。「簡単」「片手間」で習得できる魔法のような株式トレード手法などこの世に存在しません。そんな夢みたいな手法をいつまでも探し続けるより、「本物の手法」を習得して、「正しい方法で練習(リーディングトレーニングによるインプット)」を重ねて実践に移す方が近道なのです。

そして、リーディングトレーニングを1000枚以上やり終えると、鉄板パターンが幾通りも記憶に残ります。しかも、この記憶は覚えたという自覚もない「無意識の記憶」です。この「無意識の記憶」は、変動感覚として一生役に立ちます。

※リーディングトレーニングのやり方は、以下の記事をご参照ください。

相場先生から教わった「秘伝」

先日、相場先生にお会いした時、株式トレード技術上達における「秘伝」を教えていただきました。

相場先生は、移動平均線と株価の関係性を表したパターンを何通りも書いて、「移動平均線の傾きを意識するのが重要です」と繰り返し話していました。この言葉を聞いた瞬間、私はストンと腑に落ちた感じがしました。

私が教えてもらった「秘伝」とは、勝ち続けている人は複雑なルールに従ってトレードしているわけではなく、「即決できるほどシンプルなルール」に従ってトレードしているという事実です。

私が相場先生から教わったこの「秘伝」ですが、実は前回と前々回の株塾勉強会で詳しく説明されました。

「株塾勉強会」で学んだことを意識して、リーディングトレーニングをすることで理解が深まります。そして、この練習を毎日継続することで「変動感覚」がさらに鍛えられます。

そして、ある瞬間、「おお~!なるほど~!そうだったのか~!」と感じるようになります。この感覚は英語を勉強していて、ある日、突然目の前の霧が晴れたように「分かる!」と思った瞬間に似ています。

技術の上達は、この「おお~!なるほど~!そうだったのか~!」の発見の積み重ねではないでしょうか。そして教わったことを完全に理解した時点で実践トレードに移す(アウトプット)というやり方が、最短で上達する方法だと思います。

最後になりますが、相場師朗先生が主宰する「株塾勉強会」の詳細をお知りになりたい方は、以下の記事をご参照ください。

-相場師朗氏の株塾

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