一生使える株式投資術の実践的考察

誰でも上達できるうねり取り手法とショットガン投資法の検証・レビュー及び投資理論と実践方法の解説

中級セミナー参加体験談

うねり取り手法の精度を確実に向上させるリーディングトレーニングとは?【富豪ファミリープロジェクト「中級セミナー」参加体験談①】

投稿日:2014年5月11日 更新日:

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富豪ファミリープロジェクト「中級編」に参加

5月10日(土)に東京・青山にある「フロラシオン青山」で行われた、相場師朗氏と紫垣英昭氏が講師を務める富豪ファミリープロジェクトの中級編に参加してきました。

参加者は富豪ファミリープロジェクト(2013年12月~2014年3月に開催)に参加された方々で、今回は約100名程の参加者がいました。前回の富豪ファミリープロジェクトでうねり取りの基礎固めをしていますので、今回はより高度なテクニックを教えて頂きました。

今回、相場師朗先生から教えて頂いた内容は、まさに目から鱗でした。

初回となる今回教えて頂いた内容は以下です。

  • リーディングトレーニング
  • スイングトレード
  • ショットガン投資法(短期売買法)
  • ファンダメンタルズ・スタディ

今日の記事では、今回のセミナーで最も重要であったリーディングトレーニングについて私が学んだことを書きます。他については後日記事にする予定です。

リーディングトレーニングとは?

リーディングトレーニングは今回のキモとなるテーマです。前回の富豪FPでは日足を見てトレード練習をしてきましたが、リーディングトレーニングは月足を見て相場感を養うトレーニング方法です。数多くのリーディングトレーニングをこなすことにより、翌月の月足を予測(陽線か陰線を判断)出来るようにするわけです。

リーディングトレーニングの説明をする前に、相場先生が話された現役最強棋士である井山裕太氏の名言をご紹介したいと思います。井山氏が語った言葉は相場に通じるものがあります。

  • 想定外の攻撃を受けて立つ
  • 勝負所は果敢に打って出る
  • 有利な時ほど思い切った手を打つ

同氏の言葉を踏まえて、リーディングトレーニングの説明に入りたいと思います。

練習となる銘柄は安川電機(6506)です。2007年から2013年の月足を見てみます。月足ですので1本が1ヶ月の株価の値動きです。

安川電機

(安川電機 月足チャート)

まず、月足を眺めてみて下さい。2007年から2013年の期間は相場の方向性がはっきりと出ていますので、もし予め相場が予測出来ていたならば空売りあるいは買い中心で大きな利益を取ることが出来ます。2008年からの大きな下落はただ延々と空売りをして行けば大きな利益を上げられました。

また、2009年からの上昇、さらに2012年に第2次安倍内閣が発足してからの上昇は買いのみで取れると思いませんか?

これらの局面が井山裕太氏が言うところの「勝負所は果敢に打って出る」、そして空売りあるいは買い中心の戦略を取ることが同氏の言う「有利な時ほど思い切った手を打つ」となります。

もちろん最初からこうなると分かっていれば誰でも大胆な手を打つことができます。しかし、これを可能にするのが日々の練習です。日々の練習を欠かさず行うことにより、井山氏が言う「想定外の攻撃を受けて立つ」ことが怖くなくなります。つまり、相場の転換期が分かるようになるのです。

結果として、相場の勘所が養われて「勝負所」が把握出来るようになりますので、翌月の月足が「陽線」か「陰線」か予測出来るようになり、日々の玉の建て方が非常に楽になります。

株式相場では「三月またがり六十日」という言葉がよく使われます。これは、約3ヶ月で相場に変化が現れるということです。もし3ヶ月で変化が現れなければ、次の変化は6ヶ月目です。

その理由は、仮に6ヶ月上昇すれば「もう半年も上昇したので利確しよう」と思い、利益確定する人が必ず出てくるからです。また、もし半年も株価が下げ続ければ政府は何からの対策を取ります。そしてファンダメンタルズを材料として株価が上昇し始めます。

私達、個人投資家はこれらの株価の動きの特性を踏まえて、翌月の月足の傾向を予測します。その予測の確度を高めるのがリーディングトレーニングです。

リーディングトレーニングの方法

もう一度安川電機の月足チャートをご覧下さい。まずは2008年1月から見て行きます。1月は大きく下げています。ここは、天井圏から大きく崩れており、これまでにない非常に長い陰線が出現しています。

ファンダメンタルズを分析するまでもなく、チャート上から相場環境に「大きな出来事(異変)」が起こっていると判断出来ます。2月の戻りも弱く、月足が移動平均線の下に位置しています。

この事から、「もしかして3月も下げるのでは?」と予測出来ます。そして予測通り、3月は再び大きく下げています。もし1月から3月まで下げ傾向になるであろうと予測出来ていたならば、この期間は空売り中心の戦略を取ることが出来ます。

安川電機

(安川電機 月足チャート)

ここが井山氏が言う「勝負所」ですので「果敢に打って出る」局面です。そして「有利な時ほど思い切った手を打つ」という言葉にもありますように大胆な空売り戦略を取るわけです。

ここで重要な事ですが、月足で陰線であっても日足で見ると日々うねりを形成していますので、上昇局面もあるわけです。

以下のチャートは2008年上旬の日足チャートです。2008年1月と3月は月足では陰線ですが、日足で見ると陽線も出ています。もしこの月が陰線で終わるだろうと予測出来ていたら、この陽線出現後は絶好の戻り売りの局面です。

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(安川電機 日足チャート)

2月に利益を最大化させる方法ついてもご説明します。1月に大きな下げを見せていますが、陰線新値が14本も出現していますので、「2月に一旦戻すかもしれない」予測を立てます。そして、1月の下落途中にヘッジ(ツナギ)の買い玉を入れながら、日足が移動平均線に向かう過程で用心しながら戻り売りを重ねることが出来ます。

2月の日足が天井付近で長期移動平均線(60日移動平均線)に当たらずに反転下落していますので、「これは再び下がるのではないか?」と予測出来ます。従いまして、この局面では果敢に戻り売りを入れることが出来ると思います。

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(安川電機 日足チャート)

1月と3月の陽線ですと、上昇期間が短いので少ししか空売り出来ませんが、2月の上昇はある程度値を戻していますので、数千株は乗せられます。

そして4月、5月の月足は陽線ですが6月の月足は陰線です。しかも長期移動平均線に届かず6月の月足は陰線で終わっていますので、7月の月足も陰線になる可能性は大きいと予測できます。ここで次の「勝負所」が出現します。

安川電機

(安川電機 月足チャート)

また、前述しましたように相場は3ヶ月周期、あるいは6ヶ月周期ですので、当時のファンダメンタルズを考えますと「6ヶ月周期になるだろう」ということも容易に予測できます。

となると6月を起点とすると少なくとも「12月まで下げ続けるかもしれない」と予測出来ますので、日足で陽線が出現すれば戻り売りで果敢に空売りを仕掛けることが出来ます。

その後、月足チャートを見ると2008年10月は大きく下げていますが、同年12月から2009年2月頃まで月足の実体が小さくなってきており、底練りになっていることが分かります。このことから、そろそろ半年以上続いた大暴落が終焉を向かえて、約3ヶ月の底練りを経て上昇局面に入ることが予測出来ます。

その後の動きの予測については、半年以上下げた後、約3ヶ月の底練り期間中に上昇のエネルギーを蓄えていると考えられますので、次の上昇は大きなものになる可能性があると判断出来ます。

そして予想通り6ヶ月上昇しています。その後の上昇も加えますと、1年以上上昇したことになります。そしてその後、2010年の4月から5ヶ月間下げています。そして数ヶ月の底練りを経て、再び上昇局面に入りました。

何が言いたいかといいますと、翌月の月足の傾向が分かれば空売り主体で行くのか、あるいは買い主体で行くのか戦略を立てることが出来るということです。要するに、このように株価の特性である周期移動平均線との位置関係、さらに月足の実体の長さ等を勘案しながら月足チャートを俯瞰すると、翌月の月足の傾向がある程度予測出来るという事です。

この予測の確度を高めるのが日々の地道なリーディング・トレーニングです。数多くの銘柄の月足チャートを見て、「ここ2ヶ月の月足が陽線だったので、翌月も陽線になるかもしれない」、あるいは「4ヶ月目の月足も陰線で終わったので、もう2ヶ月下げ続けるかもしれない」と考えながら練習を繰り返して行きます。

相場先生は、練習をするにあたり、日経225採用銘柄を20年分をリーディング・トレーニングすると、より予測の確度が高まると話されていました。

リーディング・トレーニングを数多くこなせば分かってくると思いますが、利益が簡単に取れる局面とそうでない局面が出て来ると思います。なので「利益を取れる所だけを取る」というように割り切る事も重要と相場先生は仰っています。

株式トレードのプロになるのに要する期間は?

これも相場師朗先生がセミナーで話されたことですが、米コンサルティング会社のマッキンゼーの日本代表を務めたことがある大前研一氏が、ビジネス英語を習得するのに要する期間について以下のように述べています。

4時間(日)X 365日 X 4年 = 5840時間

これは毎日4時間、4年間英語を勉強すれば、誰でも世界中のビジネスマン相手に英語で交渉したり、喧嘩をしたり出来る程の語学力を身に付ける事が出来るとの事です。

もちろん英語の勉強方法にもよりますが、これには私も全く同感です。「継続は力なり」と言いますが、相場先生は、プロトレーダーになるためには「正しいトレーニング方法で同様の努力をすれば、誰でも株式トレードのプロとして自立出来るようになる」と話されています。

中級編の初回でこのような濃い内容のセミナーが行われましたので、今後のセミナーが非常に楽しみです。

今回の記事では、私なりに理解したことを出来るだけ分かり易く書いたつもりですが、私のブログを始めて読まれた方には、恐らく今回の記事の内容は何のことやらさっぱり分からないと思います。

しかし株のうねり取り実践されている方や相場先生の教材である「7step株式投資メソッド」を購入された方にはご理解頂けると思います。

中級セミナーの第2回目では、「暴騰相場で利益を最大化させる方法」と「ショットガン投資法」について学びました。以下の記事では、短期売買手法のショットガン投資法の銘柄選定方法についても書いていますので、ご参考にして頂ければ幸いです。

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