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株とFXで「エントリータイミングを見逃してしまった!」対処法は?

2025年2月27日放送の「株は技術だ!」を視聴した

まずは相場先生による日経先物の解説からです。

相場先生は逆下半身を見て売りを入れて、ロウソク足1,2本獲って手仕舞い。その後、再び売りを入れて、現在、売り玉保有中とのことです。

そして、いったん下げ止まることも考えて買いも入れているそうです。

MAの並びを見ると、紫、青、赤が下げています。「青の角度から判断すると、一気に下げ止まるとは思えないので、まだ下げている段階」と相場先生は話していました。

次に週足を見てみます。

過去は紫と青が離れていましたが、昨年9月から、この2本のMAは同じエリアでずっと動いてきました。

そして、ついにロウソク足は紫と青の下に抜けてきましたので、下落気味。相場流では買わないほうがよい場面です。

次にダウ先物です。

ダウはオレンジ際の戦いをやっている最中です。

過去のオレンジ際の値動きを見てもわかりますように、オレンジ際で価格は停滞して、その後、抜けた方向に動きます。

ゴールドが下げ始めました。

青の20日線まで下げてきましたが、MAの並びパンパカパンなので、売りを入れたとしてもどこかで戻す可能性があります。

次に原油です。

相場先生は原油の売り玉を保有中です。

売りを入れた理由は、オレンジ際の戦いでレンジを形成して、その後、下げたので売りを入れたとのこと。

フジメディアHDのその後

前回の放送では「100円ごとに売り上がっていこうかな」という話をしていました。

その後、見事に下げてきました。ただ、ここまで来ると紫と青の間隔が離れているので、どこかで横ばいの動きになり下げ止まるだろうと思われます。

2413エムスリーはオレンジ際の戦いに勝って上がっていきました。相場先生は「一度下げて下半身が出たら買ってみたいと思っていた」と話していました。

明日すぐに下半身が出るわけではなく、ロウソク足が横ばってから下半身が出ることになるので、それを待ってから買い出動となります。

次にヤクルト本社です。

相場先生は10万株の買い玉を保有中とのこと。10万株の保有で300円近く獲れているので、かなりの含み益になっているようです。

週足で見ると前の安値で下げ止まっているのがよくわかります。相場先生は、前の安値辺りを狙って買いこんでいったそうです。

以下はヤクルト本社の日足です。

逆パンパカパンで下がってきて、青と緑の間にロウソク足が数本入ったけど、また下げました(赤丸の場面)。

その後、下げ止まり、青と緑の間に入るロウソク足の本数が増えました。さらに赤の5日線も入ってきました(赤丸の場面)。

これはどういうことかというと、直近で下げ止まり、上昇に転じそうだということです。

さらに青が寝てきたのを見て、買いを入れたそうです。

エントリータイミングを見逃してしまった!対処法は?

今回の「相場の提言」は、「分かっているのにどうして出来ない?」という内容でした。

あとからチャートを見れば、相場流のルールに従って「ここは売りだな」「ここは買いだな」と分かるけど、右側が見えない状態だとエントリータイミングを見逃していることがよくあります。

以下は原油の日足チャートです。

Aで売りを入れたら約30%の利益が獲れます。Bだと約10%の利益です。

どちらも相場流のルールに従えば売りを入れられる場面です。

Aの場面はオレンジ際で下向きの青に向かって上昇して、青に当たって下げましたので、この陰線を見て翌日の寄り付きで売りを入れます。

仮にAで売りを入れられなかった場合、翌日は陽線ですが、これは下げている青、緑、赤の下に出現した陽線なので「陰線扱い」にします。

そして、次の陰線を見て翌朝に売りを入れたとしても、利益になります。

後から見れば、このような理由で売りが入るはずですが、理屈通りにエントリーできないことがあります。

次にCの場面です。

MAが下から紫、青、緑、赤でロウソク足が並びを抜けたので、Cのロウソク足を見て翌寄り付きで買いを入れたら、4ドルは獲れていることになります。

この3つの場面だけでトレードしても相当獲れることになります。

では、なぜ理屈通りにできないのか?

ダウ先物は天井をつけ、紫、青、緑が重なって、そこを割り込んだので売りを入れたらかなりの利益になります。

後から説明したら、全員が理解できるはずですが、できていない。

ユーロ豪ドルはオレンジまで下げて、一度上げて、もう一度オレンジまで下げて下半身出現。この下半身で買いを入れたらかなりの儲けになります。

日本たばこ(JT)は下向きのオレンジと紫の下に青、緑、赤があり、そこへ逆半身が出たので売りを入れたら相当な利益になっています。

IHIはパンパカパンの並びに戻るところを買ってみたら、1万円の節目で陰線が出て下がってしまった。これは損切りになるパターンです。

これらの銘柄は相場流のルールに従ってエントリーしていれば、利益が獲れている場面です。

IHIは相場流でエントリーしても獲れなかった場面ですが、相場流でエントリーすれば獲れる場面の方が多いです。勝率で行くと7~8割くらいになります。

しかしながらロスカットがメンタルの障害になると、次に同じような場面が来てもエントリーが怖くなり、トレードできなくなります。

なので、相場流で獲れなかったとしても、そこはロスカットをして、次に同じような場面になったときに相場流で淡々とエントリーするようにします。

「相場流は勝率7~8割あるのだから、トータルでは勝てるのから大丈夫!」と考えてトレードするのが、上手くゆくコツではないでしょうか。

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