10月16日放送の「相場師朗の株は技術だ!」視聴した
まずは各マーケットの解説からでした。
日経先物
(相場先生や株塾生は)何年か前のチャートを使って模擬トレードしています。その時どんなことがあったか分からないけど、それでもちゃんとトレード出来てしまいます。
このことを踏まえて10月14日の火曜日です。大きく下ヒゲで下げて値を戻しました。前日は陰線でした。
そして、15日、16日は陽線で上がりました。
仮に、この間に起きたニュースを知らずに、6年後にもう一度この場面を模擬トレードしたとしても、建玉操作をしながら利益に持っていくことができます。
リーマンショックの時も、トランプ大統領(1期目)に決まったときであっても、たとえこれらのイベントを知らなくてもチャートの値動きだけでトレードが出来てしまいます。
政治や経済、地政学の断片的な知識で判断して投資をして、上手く行ったとしても、それはまぐれです。
ドル円
ドル円は現在、円高に進んでいます。
ただし、パンパカパンですので、早晩、下半身が出たら、もう一回円安に戻っていくでしょう。
ゴールド
上昇が続いています。ある株塾生の方は、今年のゴールドとFXのトレードの利益が3億円になったそうです。
原油
今は下落中です。下値を割った大陰線を見て売りを入れたら、今はマイナスになっています。
この大陰線は、陰線2本分くらい下げてますので、一呼吸おいてからトレードしたほうがいいです。
週足でも下落中ということが分かります。これまでは売りで戦っていたほうがよかったですが、過去の安値に並んできましたので、この辺で値を戻す可能性が出てきました。
従いまして、原油はいま戦いにくい状況です。
銅
銅はオレンジの100日線の上に出て、一度オレンジまで下げて、停滞しています。
この後、オレンジを割らないで下半身が出て上に抜けたら、オレンジ際の戦いに勝ったということになります。
移動平均線の順番は下から紫、オレンジ、青なので、オレンジを除けば、とりあえず上昇トレンドです。
ただし、まだ買いではないです。オレンジを割らないで下半身が出れば、少し買ってみる。
コーン
コーンは大底から上がってきてオレンジを超えて、今はオレンジを割らないで横ばっている状態です。
弱そうな値動きですが、「オレンジを割らないぞ」という意思表示が感じられます。
ココア
下げ続けています。ココアは、30~40万円くらいの資金で売りを入れて、ロウソク足2本獲るだけで、20万円ほど儲かります。
従って、この下げすべてを獲ったとしたら、数百万円の利益になっていたことしょう。
月足を見ると、2025年の6月から売れる形(高値切り下げ)になっていました。
相場の提言
仮説と検証
一つの銘柄を追いかける
今週の「相場の提言」は、上記のテーマを題材にして、相場先生が視聴者からの質問に答える形となりました。
ザラ場でトレードして悔しい思いをした
パナソニック、オレンジ際の戦いに勝ってPPP完成、赤のN大、赤と青のもの別れと見て昨日エントリーしましたが、今日のザラ場で値動きを見てしまい、午前中で手仕舞い。午後の急騰を見てショック。経験の浅さで悔しい思いをしました。
相場先生のコメント
ザラ場は見ないほうがいいです。パナソニックほどの会社であっても5分間の出来高は大したことない。せいぜい数人の参加者によって株価が上がったり下がったりしますので、最終的な定まった値動きではありません。これが1日行われた結果、最終的にトレンドが形成されますので、ザラ場でトレードしないほうがいいです。
玉を持ち越さないほうがよいイベントは?
先日、権利確定日は持ち越さないとおっしゃっていましたが、他に持ち越さないほうがよいイベントはありますか?
相場先生の回答
決算ですね。
最安値からの上昇狙うというやり方
昨年11月の入塾で、1年で成果が出なければ諦めると家族に約束していました。最近やっと月謝が賄えるところまで来ました。相場先生には週末にはチャートを翌週の戦略を立てることが大切と教えていただきました。その中で最安値からの上昇狙うという言葉で勝ち方が見えてきました。
相場先生のコメント
1年くらいかかって獲れるようになってきたんですね。そこからは早いですから、ぜひ頑張っていただきたいですね。
上手く行きそうなやり方を考えたがどうか?
前日より高く始まり高く終われば陰線でも買い。前日より低く始まり低く終われば利確がよいように思いました。最安値の翌日から高ければ連続購入。上昇が止まれば売却。これがよさそう。MAが横ばいや上向きならなお良しと思いましたが、いかがでしょうか?
相場先生のコメント
他の銘柄を10年分くらいを、この仮説でやったら上手く行くかどうかを検証してみてください。たぶん、やってないと思う。一応、私はこれを確認してみたけど、上手く行かない。たぶん、株塾の先輩たちは仮説を立てたら検証されます。
それで、上手く行くときと行かない時はどういう場面なんだろうと考えて、いろいろな銘柄で見てみる。すると、それも上手く行かない。そして、最終的には、これは上手く行かないということになる。
移動平均線の順番と傾き、それと週足、月足を見て上手く行く場面を発見できれば、これはご自分の技になります。
すべての移動平均線を超える大陽線の後を追いかける
6366の日足を見ていると、すべての移動平均線を超える大陽線の後を追いかけるのが上手くいかない場面と、直近のように上手く行く場面がありますが、様子見か、追いかけるべきかいつも悩みます。移動平均線がばらけているので、追いかけるべきと思って追いかけるのですが、結構やられます。上手く行く場面の見極めを教えてください。
相場先生の回答
この方が仰ってるのは、すべての移動平均線を一気に超える大陽線が出たときは買い、ということです。これも確認しましたが、必ずしもそうではないです。なので、いろいろな銘柄で確認してください。移動平均線の順番、角度、週足、月足を見て、上手く行く場面と行かない場面を検証してください。
原油CFD一本に絞った
つい最近気づいたのですが、ペイント、紙芝居、リーディングの練習は、ほぼCFD原油でしかやってないので、しばらくは原油CFDでトレードしようと思います。先生が9101日本郵船を20年間やっていたように。原油が一番やりやすい。
相場先生のコメント
もし原油をあと1年、2年、3年やって、もしこの方が40歳としたら、45歳まで原油をやってもいいじゃないですか。あと5年休まずにやったら、6年目には確実に月100万円獲れますよ。ちゃんとやればできるんです。ただ、続かないだけです。途中紆余曲折あるだろうけど、大きくやられないために少ない金額で初めて、勝率が上がったら少しづつ増やしていく。
5202日本板硝子の値動きを考える
20年4月から約6年間かけて固めた底値を割らずに上げてきています。
この後、オレンジ近くまで上げて、次の下げが過去の安値を割らずに上げると、オレンジは横ばってきます。
そうなると月足でパンパカパンになる可能性が出てきますので、日本板硝子は底を打ったのではないかと考えられます。
底を打ったとなると下値が限定的ですので、買いを入れた後に下げたとしても、売りヘッジを入れて下げを凌ぐことができます。
そして、上げ始めたらヘッジを手仕舞い、買いを追加するという戦い方ができます。
現在日足でどうかというと、まだ買いのタイミングではないですが、上に抜けたら買いです。
上に抜けるとパンパカパンになりますが、そのまま連続して上がっていって月足のオレンジまで到達することはない。
もう一回か二回下げて下値を切り上げながら、最終的に月足のオレンジまで行くには、半年か1年かかります。
週足では下値を固めて紫まで上げて下げた。下値を割らずに上げて、また下げたけど紫を割らずに急騰した。
ここで買いを入れたとしら(赤矢印のロウソク足)、そのあとロウソク6本獲れていました。
この後下げたけどオレンジまで下げずに再び上昇。
紫と青は上を向いており、もう少し上げるとパンパカパンになりますので、そのまま月足のオレンジまで上がっていくことになるでしょう。
このようなチャートの見方をするとトレードが上手く行きます。
視聴者からのコメント
一昨日コーヒーが買いだと思って入ったら、マイナスになってしまいました。
相場先生のコメント
10月14日火曜日に買いを入れたんですね。飛びだしたから「買い」となったんですね。ところがその翌日、一時的に上がりましたが、前の高値に当たって下げてしまいました。
週足で見ると、コーヒーは天井圏の可能性があることが分かります。
25年2月の高値から下げて、再度上げたけど前の高値で届かない。暴落したけど、オレンジが上向きなので再度上げたけど、今年4月の高値と2月の高値と同じ辺りで下げています。
そして、今回も同じところです。
つまり、この週足を見たら、今回のコーヒーは買わないほうがよいということになります。
月足では23年11月から上げてきました。そのあと下げて、上向きの青に当たって戻しましたが、前の高値で伸び悩んでいる状態です。
25年2月からの上ヒゲを、今月に陽線で埋めてしまえば上昇になります。
しかし、現時点では上ヒゲなので、天井圏を疑うことになります。
この先に上がる要件としては、今月の月足が陽線になり上ヒゲを埋めれば、たぶんこの後上がっていきます。
ただし現時点では天井圏の疑いがあるため、現時点で買いを入れているのであれば、スクエア(両建て)にしておいた方がいいです。
両建てにしておけば、途中に調整金が入っても片方で取られて、片方でもらえるので損はないです。