7月18日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した
今回の放送では、明日からでもトレードで使える「高値、安値を活用した先読み株トレード方法」を教えていただけました。
その前に、まずは相場先生によるマーケット環境の解説からです。
日経先物
相場先生は買いを保有していましたが、前回の放送で「42,000円を超えてきたら、そろそろ手仕舞いを考える」と話していました。
その後、42,000円を超えてきましたので、下から数えて19本目のロウソクの翌朝に、すべての買い玉を手仕舞ったそうです。
そして、手仕舞った後に売りを入れたとのこと。
買いでは上手く大陰線を免れて、売りでは大陰線を獲った形になりましたが、相場先生曰く、「これはまぐれ」だったそうです。
NYダウ
前回の放送で相場先生は、「高値が揃っており、抜けたら買う」と話していました。
その後、高値を抜けたので買いを入れたそうです。陰線2本出るまで買い玉は持つとのこと。
ゴールド
前回の放送時では買い玉を追加して、建玉は2000-5000で保有中とのことでした。
手仕舞いのタイミングは、陰線2本連続で出現したら手仕舞いを考えるとのことでした。
原油
現在、買い玉保有中で、大幅利益とのことです。
原油は81ドル、82ドル、83ドルと1ドルごとに下げ止まったり、上げ止まったりしています。
相場先生は1ドルごとの節目を利用して、小刻みに売買をして、現在(番組放送時点)の建玉は0-3とのことでした。
どこで手仕舞うかですが、84ドルに前の高値がありますので、この辺で手仕舞うかもしれないとのことでした。
大豆
前回の放送時は売り玉を持っていましたが、昨日(7月17日)に売りを手仕舞ったそうです。
高値、安値を活用した先読み株トレード方法
今回の「相場の提言」の内容は、①下値切上がり、②下値切下がり、③上値切り上がり、④上値切下がりを利用した、先読みトレード方法の紹介でした。
住友林業の例
以下は住友林業の日足チャートです。
①は一旦の下値でした。一度上昇しましたが、下げました(②-③)。③の下値は①よりも高い位置にあるので、下値が切り上がりました。
次にもう一度上げました(④)。④の高値は②の高値を越えました。
④の高値は前の高値を越えており、その起点となる下値(②)は①の下値を越えていますので、もし次の下げが前の安値(③)まで行かなければ、たぶん次は上昇するだろうと読むことができます。
次は住友林業の違う期間です。
①の高値から下げました。②では、高値切り下げ、安値更新となりますので、次の③までの上昇は狙わなくてよいです。
寧ろ、②~③の上昇は観察していて、オレンジに負けたところは有力な売り場となります。
ところが、④では高値切り下げ、安値切り上げとなっています。ということは半分は上がりそうで、半分は下がりそうな場面です。
次に少し上昇して下げてます。⑤では④の安値を割らずに⑥まで上昇しています。
⑥の高値は③の高値を越えていますので、次の下げが前の安値⑤を割らないで反転(星印の場所)すれば、上昇すると考えることができます。
最後にもう一つ、住友林業の他の期間です。
以下のチャートのA~Dの中で、一番間違いのない売買ポイントはどこでしょうか?
まずAは安値が切り上がっています。高値も切り下げっています。したがって、次の上昇はそれほど堅いかどうか分かりません。
Bでは高値切り下げ、安値切り上げとなっていますので、どちらの方向に行くのか判断がつきません。
Cでは高値切り下げ、安値切り下げとなりますので、次の上昇が前の高値Bに届かずに下げれば、売りで上手く獲れそうです。
したがって、一番間違いのない売買ポイントはDになります。