銘柄選定の極意!トレードプランが立てやすい値動きをしている銘柄を選ぶ!

6月13日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した

今回のメイントピックは、「上昇の途中から買う」と「ストーリーの立てやすい値動きの銘柄を追う」でした。

今回の内容は前回と似ていますが、その理由は、今の多くの銘柄がそのような値動きになっているからだそうです。

今回のテーマに沿った動きをしている銘柄として、神戸物産、キリンHD、ワークマン、伊藤忠商事の値動きを解説して頂きました。

3038 神戸物産

現在の神戸物産の値動きは、日経先物と違い、上がりっぱなしではありません。なので、「どうやって戦うか?」と、戦略を立てやすいため、上がりっぱなしの銘柄よりは楽に戦えます。

日経先物のような上がりっぱなしの銘柄だと、買ったらいつ下がるか分かりません。もちろん買った後に上がるかもしれませんが、どっちに動くのか予測が立てにくい動きです。


TradingViewで神戸物産のチャートを見る

4000円辺りの値動きに注目です。過去の値動きを見ると、4000円辺りで上げ止まったり、下げ止まったりしています。

つまり、神戸物産は4000円辺りに何かがあるというわけです。このことを株塾ではシコリがあるといいます。

株価が上昇して行くと過去のシコリで止まったり、また、株価が下落して行くと過去のシコリで止まったりします。

放送日の火曜日の株価も、上ヒゲで4000円に到達しましたが、その後下落して陰線で引けています。

週足チャートを見ると、4000円付近にシコリがあることが分かります。月足を見ると、4000円のシコリがさらによく分かります。

番組で相場先生は、「4000円を越えたら上がって行くが、4000円に負けたら(越えなければ)下がって行くかもしれない」と話していました。

2503 キリンHD

キリンHDの日足チャートは、今のゴールドの日足での動きに似ています。


TradingViewでキリンHDのチャートを見る

上に紫があり、下にオレンジがあり、その間に赤と緑があり横ばっています。今はもみ合いの動きになっていますので、どちらに動くか分からない状況にあります。

キリンHDをトレードするなら、このもみ合いが抜けた方にエントリーするのがよいとのことでした。

次に週足を見てみます。紫と緑と赤が近く、MAが込み合っています。これはどちらに動くか分からない状況です。

このようなどちらに動くは分からない動きをしている銘柄は、近いうちにどちらかの方向に大きく動きますので、毎日観察することでトレードチャンスを掴むことができます。

これはキリンHDと似た動きをしているゴールドも、どちらかの方向に大きく動くだろうとのことです。

7564 ワークマン

ワークマンの株価は、日経平均と違い、下がり続けています。ですが、相場先生によりますと、「この銘柄も分かりやすい」とのことです。

直近一週間は横ばいの動きをしており、底を打った感じがします。


TradingViewでワークマンのチャートを見る

相場先生は、「もし明日(水曜日)陽線になったら、明後日も上がる。しかし、上に紫とオレンジがあるので、長くは上がらないけど、何日かは上がる」と話していました。

そして、何日か上がった後に逆下半身が出たら、そこで売りを入れて、下げを取ることもできます。あるいは、現在の下値を割り込んだら売りを入れる、というトレードプランもあります。

このように、いくつかの戦法を立てやすい動きをしている銘柄の方が、やりやすいということになります。

次にワークマンの月足を見てみます。よく見ると、ゴールドの日足の動きに似ています


TradingViewでゴールドのチャートを見る

上にほぼ横ばいの紫があって、下にほぼ横ばいのオレンジがあります。その間に赤と緑があり、株価が小刻みに動いています。

相場先生がここで強調したいのは、銘柄が違っても、時期が違っても、月足、週足、日足が違っても、同じような動きになるということです。

株価の動きは「 フラクタル」です。フラクタルというのは自己相似性を示す図形です。自己相似性を示す図形とは図形全体と、その中の一部分が同じ形になるという意味です。株価のチャートでも、実は同じことが 言えます。これに気づいたときには驚きました。

株で1日3万円「鬼デイトレ」“伝説の株職人”による15分足の極意 (p.177) 相場師朗著

ということは、ゴールドの今後の動きを観察することで、ワークマンの月足での動きがある程度予測できるということになります。

ワークマンの月足の今後の動きですが、しばらくは一定の価格帯で軽く上がったり、軽く下がったりするだろうと、相場先生は話していました。

ただし、これは月足なので、月足で軽く2本上昇するだけで、日足ではかなり上げることになります。同じく、月足で軽く3本下げるだけで、日足では大幅下落となるかもしれません。

なので、同じ形でも、それは月足なのか、日足なのか、週足なのかで値動きは変わってきますが、次の動きを読むことはできます。

ワークマンの月足に話を戻します。月足チャート見ると、4500円辺りにシコリがあるように見えます。ということは、この後下げるとして、4500円辺りまで下げてきて、日足で下半身が出たら買いを入れるプランが立てられます。

週足でもしっかりとシコリが確認できます。シコリの価格まで下げてきて、下半身が出たら買いで勝負できます。

8001 伊藤忠商事

伊藤忠の日足チャートを見ると、株価が上がりっぱなしです。もし伊藤忠で戦わなければならないとしたら、どうするか?


TradingViewで伊藤忠商事のチャートを見る

株価は上昇中なので売りを入れることはできません。となると、買いを入れるしかありません。

買いを入れた後も上昇したら、陰線2本出たとか、逆下半身になったところで手仕舞います(シナリオ①)

もちろん買いを入れた日に陰線が出ることもあります。

この場合の対処法ですが、最初の陰線は我慢します。2本目の陰線が出たらヘッジの売りを入れます。

翌日陽線が出て上昇したら売りヘッジを切って、買いを追加します。そのまま上がって行けば、利益になります(シナリオ②)

もし、そのまま上がって行かなければ、上昇は一旦は終わりの場面となり、買い玉は損切となります。

この時、売りを入れて少しの下げを取ることもできますが、まだ上昇力が強い場面ですので、あまりやらない方がよいと、相場先生は話していました。

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