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良品計画7453を題材に相場流を理解しよう

7月24日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した

トランプ関税が25%から15%に引き下げられたということで、安心感から日経先物は上げました。

関税が落ち着いたら今度は違うニュースが出て、それがきっかけで上がったり下がったりしますので楽観視はできません。

しかしながら、チャート的にはパンパカパンに戻りました。

週足を見ると2024年3月と7月、11月、12月の高値を一気に超えてきました。


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週足では完全なパンパカパンの並びではありませんので、一度どこかで軽く下げて再び上げると、移動平均線の並びはパンパカパンになります。

そうなると本格上昇に入ると思われます。

今は売りを考える場面ではなく、買いの流れになっています。

次にドル円です。


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レートはオレンジを超えた後に下げてきて、オレンジで下げ止まればオレンジ際の戦いに勝つことになります。

そうなると、もう一度円安になる可能性があります。

ゴールドは、方向感が分からない天井圏での動きになっています。


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トレンドが長く続かない動きになっていますので、非常にやりづらい状況です。

トレードするからば、下半身で買ったら1,2本で手仕舞い。逆下半身で売ったら1,2本で手仕舞いとなります。

ゴールドの週足を見るとボックス圏の中にありますが、青の20週線が上向きですので、一気に下がることはあまり考えられません。

相場先生は銅に買いを入れているとのこと。


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ここで買いを入れられないのは、「直近高値で下げたらどうしよう」という思いがあるから。

ところがオレンジ、紫、青、緑が急角度で上向きなので、まずはここで買ってみて、だめだったらすぐに手仕舞う思いで買いを入れたらよい。

週足で見ると16本上げているので、どこかで天井を迎えると思われます。

買いを入れている相場先生としては「陰線1本目は我慢して、もう1本陽線が出て次に陰線が出たら終わりにする」とのことです。

シルバーは週足で上昇16本目ですので、そろそろ終わりかもしれないので、買いを入れないほうがよい。


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コーンの週足を見ると、オレンジを超えて、その後オレンジまで下げたけど、再度上昇。前の高値に届かずにWトップを形成して下がっていきました。

これは注意して見ていたらこの下げは獲れたかもしれませんが、多くの銘柄を観察していると、コーンのような分かりやすい値動きに気づかずに見逃してしまったということになります。


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小麦は底をつけています。


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プラチナは相当上がっています。

週足を見ると、プラチナの上昇前の形は小麦のチャートの形に似ています。


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なので、小麦が上に抜ければ、プラチナのような動きになるかもしれません。

大豆も下値が揃ってきており、価格の居場所もだんだんと上がってきており、紫の上に来ています。

上に抜けたら買ってもよいかもしれません。


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良品計画7453を題材に相場流を理解しよう

視聴者からの質問に答える形で、相場先生が良品計画の大暴騰を解説されました。

良品計画のようにだらだらと上げていく場面の本数の数え方が分かりません。9本、17本を優に超えているのですが、どこでリセットと考えたらよいでしょうか?

良品計画の2017年から2025年の月足チャートです。

2020年に底を付けました。いったん上昇してWトップを形成して、もう一度下げましたが、前の安値で下げ止まりました(22年7月)。

その後、安値を割らずにW底を形成して上がって行き、オレンジ際の戦いに勝って、20年1月と8月の高値を超えて、少しだけ下げてパンパカパンで上げて、さらに18年の高値を超えて上げ行きました。

相場流通りの値動きです。

ポイントは月足を見て固い流れを見ていく。

たとえば、月足のW底と3か月下げた後に戻した場面です。

3か月下げた後に戻した場面は絶好の買い場です(ここはカップウィズハンドの形を形成しています⇒グレーのクレヨン)。

次の買い場は18年の高値で一旦下げた後の戻りです。

本数については、現在の月足の本数は起点から数えて10本目となります。

先ほどの月足の長い上昇を週足で見てみます。

下半身で買って15本目で一回終わって、一度軽く下げた後の下半身で再び買いを入れて15本目、18本目を超えて、今20本目です。

ですので、週足だけを考えると、現在、2段目の上げでの最中で、そろそろ上昇は一旦休む可能性があります。

日足を見ると、15本目でへこんで、また15本上げてへこんで、また15本上げて・・・を繰り返しながら大きく上げていますが、あまりへこんでいません(へこみが浅い)。

これは週足で見破るしかありません。

週足はパンパカパンなので、日足で下がっていても週足で上がっていればOKです。

したがって、日足ではよくわかりませんが、週足を見れば「区切り」がよくわかります。

さらに月足を見ることで、「ここは固い場面だ」ということが確認できます。

月足でW底やカップウィズハンドル、そして前の高値越えを見て、「ここはガンガン上がる場面だ」と認識できれば、日足で上昇途中に陰線が出ても「大丈夫。月足が大丈夫なんだから」と思うことができます。

このようにガンガン上げる優等生的な値動きが、この良品計画のチャートです。

今後、お宝銘柄を探すときの参考になるかもしれません。

相場先生のおすすめは、この場面の良品計画の月足、週足、日足をチャートをプリントアウトして、壁に貼り付けて毎日眺めることです。

以下は、今回の内容のまとめです。

週足だけではダメ
日足だけで出来ればいいが、難しい
当然、月足だけではダメ

日足でエントリーし、週足を見ながら、
月足も参考に
危険域では手掛けるのをやめる
誘惑に負けない

「誘惑に負けない」というのは、今の良品計画のように週足でガンガン上がっていると、「もうちょっと上がるだろう」と思って、つい買ってしまう行動のことです。

そうなると、買った直後に天井圏での典型的な動きである、上がったり下がったりの値動きに巻き込まれてしまいます。

なので、このような場面では、「週足はもうここまで上げているので、手を出さない」と決めることが大事です。

ただ、そうは言っても、これを実践するのはなかなか難しいことです。

そこで、相場先生がどうやるか見て、それを何十回も考えます。「なぜ相場先生はここでエントリーしたのか?なぜここで手仕舞ったのか?」ということを、何度も考えます。

そして練習します。その後、少しの玉で実際にやってみるというのが、理想的な上達の形です。

最後に、さらに深く学びたい方は株塾への入会をおすすめします。

相場師朗先生が主宰する「株塾」では何が学べるのか?
株塾とは?株塾は、相場師朗先生が主宰する株式トレードスクールで、毎月2回東京で勉強会が行われています。勉強会では、主に以下のことを行っています。 相場流の最新理論の紹介 金融市場の分析 誰にでも利益が出しやすい勝ちパターンの検証 移動平均線...
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