2025年3月6日放送の「株は技術だ!」を視聴した
SHIRO足は3月1日に公開されました。そして、バージョン1.1とバージョン2が近日公開予定です。
さらにバージョン3も検討中とのことです。
SHIRO足はすばらしい道具ですが、いくら道具がよくても「技術」がないと、トレードで勝てません。
このことを相場先生はなんども強調されていました。
有名なギャン理論があります。ギャン理論の本は多く出版されており、ディーリングルームにも1冊くらいは置いてあるほど有名な理論です。
ある信頼できる本によると、ギャンは死後に残した遺産は、現在の価値で1千万円ほどだったそうです。
ギャンの理論は、上手く使えばトレードが上手くゆく理論のようですが、ギャンご本人はそれを実際のトレードで活かせなかったようです。
同じことがSHIRO足や4本値のロウソク足にも言えます。
どんなに良い道具を持っていても、使う人に技術が備わっていなければ、「ただの道具」になってしまいます。
ちゃんとした技術にするために9日のSHIRO足の特訓会が開催されます。
塾生さんの2月のトレード実績
2021年10月に株塾に入塾されたSさんの25年2月のトレード実績が、昨年の年間の利益を超えたそうです。
25年2月のトレード実績は約530万円でした。
売買明細によると、530万円の利益のほとんどを米国株で稼がれたようです。
相場先生の話では、Sさんは非常にまじめな女性の方で、相場先生の勉強会や講演会にはすべて出席して、一生懸命に勉強されている方です。
Sさんは、3月は実トレードを控えて、SHIRO足の練習に専念するそうです。
「勉強してからトレードする」「また、勉強してからトレードする」というのが、この方のスタイルとのことです。
各市場の現状分析
日経先物は5日間下げた後に価格が停滞しているので、一旦の底と思われます。
ロウソク足の本数も下落の起点から数えて15本目です。
ところがオレンジと紫のMAが交差しています。青と緑のMAが下向きです。
このことを踏まえて、この後どうなるかですが、いったん下げ止まってぐじゃぐじゃして、上がってゆく。
一旦下げ止まってオレンジまで上昇して、オレンジを超えられずに再び下げた。
一旦下げ止まったかのように見せてさらに下げた。青まで上昇して下げて、W底を形成して上がってゆく。
今後の日経先物の値動きが3つ目のパターンになるとすれば、もうひと下げするかもしれません。その後、W底をつくって上げてゆくことになるかもしれません。
なので、いま下げ止まっているからと言って安心はできません。
相場先生は原油でかなり儲けたとのことです。
オレンジ際での並びの下値を割った陰線で売りを入れて、青と緑が下向きのときは上昇しないので、途中の陽線は我慢して、現在、売り玉を保有中。
ユーロ・スイスフランもオレンジ際の戦いです。
オレンジまで下げて上昇しましたが、前の高値まで届かず、再びオレンジまで下げて、オレンジ際を超えたので買ってみたら上がっていった。
過去に上がったときよりも今の上げの方が強い。その理由は、MAの並びです。
過去は一番下が紫でしたが、直近の上げの場面では一番下にオレンジが来ています。その上に紫、青、緑なのでパンパカパンになったばかりです。
3659ネクソンの紹介がありました。
相場先生がこれに目を付けた理由は、オレンジと赤が交差した銘柄として、去年の9月5日に登録しておいたとのことです。
オレンジを割ると結構長く下げる。途中上がっても、結局は下げる。現在は4点底になっています。
これからわかることは、オレンジ割れの銘柄を観察してゆくと、ネクソンのように空売りで大きく獲れることがあります。
相場先生から番組視聴者へのアドバイスは、「オレンジに株価が当たった銘柄をいっぱい見てほしい」ということです。
ナスダックはオレンジ割れの値動きです。このあと一回上げて、オレンジ届かずに下げたら売りとなる。
ダウ先物も同じような値動きになっています。
ゴールドに関しては、相場先生は売りを入れているとのことです。
売りを入れた理由は、青の下にロウソク足が割り込んで、少し上げたけど弱そうなので売りをいれたとのこと。
ドル円は円高方向に動いています。これも先ほど説明したオレンジ割れの値動きになっています。
「分かっているのにどうして出来ない?」パート2
先週放送の「相場の提言」のコーナーで話した「分かっているのにどうして出来ない?」の解決策を示していなかったということで、今回は解決策を以下にご紹介します。

どうしたらできるようになるか?
- 値動きのある場面のチャートをできるだけたくさん集める
- ①にはいくつかのパターンがあることが分かる
- ある銘柄の5年分くらいのチャートから上の値動きの場面を探してみる
- ②のいくつかのパターンごとの建玉を考えておく
- 少額で実験トレード、成功体験を積み上げる
- ⑤より少し多めの金額で成功体験を積み上げる
- 急がば回れ
株塾生の方でCFDを毎日数十銘柄を最小単位でトレードされている方がおられます。
この方や先ほどのSさんは、上記のステップを実践されているそうです。
視聴者からの質問
何銘柄観察しているか?
先生は毎日何銘柄観察していますか?
相場先生の回答
日によって違うけど、毎日50銘柄くらい観察しています。
毎日50銘柄観察しているけど、これは多いか?
私は毎日50銘柄観察していますが、これは多いでしょうか?
相場先生の回答
別に多いとは思いません。
ただし、同じ業種を観察しても仕方がない。森永製菓と明治HDを観察しても、同じような値動きになってしまいます。
出来れば業種の違う20銘柄~50銘柄を観察して、変化を見る。
あるいは5銘柄だけに絞って変化を見ることで「ああ、やっぱりこうなるな」と分かる。
なので、最初は20銘柄くらいがいいかもしれません。
大陽線後のエントリーについて
大陽線を付けた後、横ばって5日線に近づくか、戻って5日線に近づくか、あるいはそのまま上がるかのパターンが多いと思いますが、戻るパターンが怖くて仕掛けにくいです。
良い方法はありますか?
相場先生の回答
大陽線が出たあとのパターンを5年分くらい検証してみると、意外とパターン化されると思います。
すると「こうなったら、まず売りを入れる」。その後、下半身が出たら売りを手仕舞って買いを入れる。
あるいは、ずっと下がってきて下半身が出るまで待って、そこで買いを入れる。2,3日で下げたら買いを手仕舞って売りを入れる。
このようにいくつかのパターンがあるので、1銘柄につき5年分くらいを5銘柄見ていただくと、パターン化できると思います。
そして、検証結果を番組まで送ってください(笑)。
自分(相場先生のこと)も出来て、Sさんも出来て、番組ディレクターも出来ているのだから、パターンがあるということです。
「寄り付きで買う」というのは?
先生がいつも仰る「寄り付きで買う」というのは、寄り付きの成り行きでしょうか?
相場先生の回答
そうです。寄り成です。
みなさんに注意ですが、夜動いている米株とかCFDは、夜中にチャートを見たら「上がっているから」という理由で買いを入れたら、朝になったら大きく下げていたということがしょっちゅうあります。
なので、マーケットが閉じたあとの1日分が終わった後のロウソク足を見ないとダメなんです。
これをご理解いただいた上で、寄り付き成り行きでやっていただきたいと思います。
成り行きだと自然の動きになるけど、指値だと自然な動きではないです。
日経、TOPIXのチャートは気にしないでエントリーしてもよいか?
個別株のチャートがよければ地合いや日経、TOPIXのチャートは気にしないでエントリーしてもよいでしょうか?
相場先生の回答
はい。大丈夫です。
例えば、大丈夫だと思って個別株の動きを見て買ったら、下がってしまったとします。
この場合、いい動きなので買ってみたら一時的に下がるかもしれないけど、結局、最後は上がる可能性が高い。