⇒ 相場師朗先生主宰の株塾とは?

東京株式市場の今後はどうなる?予測しないで利益を出すやり方とは? 

4月10日放送の「株は技術だ!」を視聴した

番組冒頭では、相場先生による金融市場の解説がありました。

そして、そのあとに相場先生が直近で行ったトレードの紹介がありました。金融市場が大暴落中でも、売りと買いの両方で利益を上げるやり方です

まずは現在の金融市場の解説からです。

投資家の多くはプロの投資家ではありません。また、東京市場の参加者の6割~7割は外国人投資家です。

「その方たちは単純に反応しているように思う」と相場先生は話していました。

日経先物を例に挙げます。

4月7日まで下げました。翌日には大陽線が出ました。

そして4月9日、また大きく下げました。

そして今日(4月10日)大きく上げました。

この動きを見ると、ニュースに気軽に反応して上がったり下がったりしているような感じがします。

実際はどう見なければいけないかというと、ここは値動きは分からないと見るしかなさそうです。

トレンドがはっきりしていないので、日経先物はトレードしないほうがいい。

もしトレードするならば、過去3日間の並びを超えたので買いを入れますが、このまま連続して上げ続けないだろうと思いながら買いを保持して、危なくなったらすぐに手仕舞うようにします。

たぶん、そのあとはもうちょっと下げるだろうとのことです。

その理由は、移動平均線の並びが上からオレンジ、紫、青、緑、赤となっており、依然として過去100日間の平均よりも格段に下で動いているわけですから、安定的な上昇になったとは言えないからです。

ここは乱高下する場面です。

乱高下した後はどうなるかということを、日経先物過去チャート(2022年2月)を使ってご説明します。

現在の日経先物の日足は、以下のチャートのグレー枠の場面にあるといえます。

もちろん、こうならずに来週以降上がってゆくことも考えられますが、基本的には多少上げたらもみ合いになり、もうひと下げあるという可能性もあると思わないといけません。

大幅下落が止まるのはW底を形成してからです。下がって1回上がったけど、前の安値を割らないという投資家心理です。

相場師朗先生の直近のトレード

今回の「相場の提言」では、相場先生による直近のトレード明細が公開されました。

これは塾生の要望で、相場先生が100万円の資金を投入してトレードをしたものです。

コーン 300ロット買い 平均単価 466.02 評価損益 +341,074円
砂糖 250ロット売り 平均単価 18.81 評価損益 +160,842円
S&P500 15ロット買い 平均単価 5011.51ドル 評価損益 +1,096,704円

相場先生は、「金融市場が暴落しているときに買いでも獲れているわけですので、よいところでトレードすれば利益が獲れるわけです」と話していました。

コーンの買い

コーン: 300ロットで買い 平均単価:466.02ドル  評価損益:+341,074円

コーンはレートがオレンジまで下げて上がった。また、オレンジまで下げて上がった。次はオレンジを割ったけど、W底を形成して上がった。

W底は下げ止まりの形ですので、W底になったら一旦は上がります。

なぜかというと、マーケットの原理で売る人がいて前の安値まで下げた。ところが買う人が現れた。もう一度売られたけど、直近安値まで売られないということは、コーン市場の売買は前回安値の価格帯では無く、それ以上の価格帯でしか売買されないということ。

そうするとコーンは上がるしかないので、(相場先生は)100万円の資金で買ってみた。

これは今日(4月10日木曜日)に手仕舞います。

砂糖の売り

砂糖:250ロットの売り 平均単価:18.81ドル  評価損益:+160,842円

オレンジまで上げたけど、その後、下がってしまった。横ばったということは、それ以上売られないということ。上がっていったけどオレンジに当たって下げた。

2日しか上げないのに陰線出現で下げたので、ここで100万円分の売りを入れた。

そして、前の安値近辺まで下げたので、ここで手仕舞いました。

この後、前の安値を割るかもしれないけど、前の安値辺りで手仕舞っておいて、たい焼きの頭と尻尾は他の誰かにくれてやれということ。

同じ時期でコーンのように上がる形になっているもの、砂糖のように下げる形になっているものがあるので、この時期に売りを買いで獲れたわけです。

結論は、どうなるか分からないけども、その中で上げそうな形、下げそうな形がありますので、それを丹念に探していただくと、予測ができなくても「出口調査」の結果を見ることで、この時期でも利益が出せるトレードができます。

S&P500の買い

S&P500:15ロットの買い 平均単価:5011.51ドル  評価損益:+1,096,704円

大陽線を1本買いで獲った。これは他の2つと異なるやり方だが、乱高下の最中のこの陽線を買う方法がある。

ただ、株塾勉強会で話していない内容なので、ここでは獲り方を言わない。

なぜかというと、ここで獲り方を紹介してしまうと、株塾生に怒られるから。

視聴者からの質問

1日ごとの利確でOKか?

私は1日ごとに利確しています。今の相場はそれでいいのでしょうか?

相場先生の回答

それでいいですよ。そのやり方はアリですね。

毎日売りで獲っていたら、下落の途中は獲れているわけです。

いつ上がるか分からないので、1日で手仕舞い、1日で手仕舞い、1日で手仕舞い・・・・を繰り返していると、最後はやられますが、トータルではプラスになります。

「1本獲り」というやり方が相場流にあります。これのプロになれば、例えば5000万円を投入してロウソク足1本獲れればかなりの利益になります。

なので、この1本獲りのプロを目指すのもおもしろいと思います。

今の日経先物の玉の操作は?

本日の日経225先物のトレードは難しく感じます。玉の操作はどのようにすればよいのでしょうか?

相場先生の回答

底に来るとボックスになります。緑で囲んだところはボックスになっています。

そうなると、(玉の操作をするまでもなく)もう終わりです。

例えば以下のチャートの2つの場所のどちらかで売りを入れます。

一つは逆下半身。もう一つは過去の安値を割ったところ。

次に大陰線までは売り玉をキープする。次の陽線でも売りはキープします。なぜから、この後下げるかもしれないから。

次の日は陰線が出て横並びになり、この3日間、同じ範囲内で下げ止まりました。

ということは、31000円という価格帯が一つの目途だったということになります。

ですので、この陰線を見て翌日の寄り付きで手仕舞います。

となると、今日(放送日の4月10日)はトレードしていないということになります。

ただ、あえて日経先物やS&P500のように大底で上げ下げしている銘柄を手掛けるのではなくて、もっとやりやすい値動きをしている銘柄を探してトレードしたほうがいいです。

タイトルとURLをコピーしました