⇒ 相場師朗先生主宰の株塾とは?

プロトレーダーが教える急落を回避する方法とは?

2025年7月31日放送の「株は技術だ!」を視聴した

番組冒頭では株塾生からの成果報告がありました。

入塾から4年4か月の定年間近の塾生さんです。

非常によく勉強されている方で、5月、6月と2か月連続で200万円以上の利益が出たとのことです。

また、入塾10年目の弁護士の先生は、トレードの勝率9割だそうです。

銅先物の急落

銅が大暴落しています。

買いを入れていて、この大暴落に引っかかった人はいますでしょうか?


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ここで買わない方法があります。

この上昇の起点から本数を数えると、12本目で一回下がってます。

次に、ここを起点とすると14本目~15本目で陰線が出ています。14,5本目で陰線がでたら手仕舞うというのが、相場流の鉄則です。

また、このような急な上げは3段上げになりますから、3段目で出現した上ヒゲ陰線、あるいは遅くても次の陰線では手仕舞わないといけません。

そうすれば、この暴落には引っかかりません。

この暴落を獲りたい場合はどうするか?

これは何かの事象が起きて急落したわけです。

事象が起きるのはわからないので、この暴落を獲る必要はないが、3段上げした後の逆下半身かつ緑割れですので、ここで試しに売ってみるというのはアリ。

週足において、上昇の起点から数えて16本目の上ヒゲ陽線は、日足だと陰線になってますので、買いを持っている人は手仕舞わないといけません。

仮に上昇の起点で100万円分買ったのであれば、天井付近では1000万円近くの利益になっているはずです。

ここで「もっと、もっと」となって手仕舞わなかったら、翌朝にはマイナスになっています。

なので、相場流では本数は非常に大事にします。

各市場の解説

次は日経先物です。

今日(31日)は上がりました。


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オレンジ際の戦いに勝って、上がっていきました。その後、また上がってきました。

今はパンパカパンの上昇中ですので、直近の下げは売りで獲ろうとしないほうがよいです。獲るとしてもせいぜいロウソク2~3本くらいです。

寧ろ、この下げは眺めていて、次の下半身で買いを入れるようにします。

では、これが継続して上がるかというと、ここは上昇3段目ですので、気を付けたほうがよい場面です。

次はドル円です。

下値が揃ってきてオレンジまで上昇した後に下げたけど、前の安値で下げ止まり。


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次はオレンジを超えて下げたけど、上を向いている青で下げ止まり、上がっていきました。

その下には上を向く紫があり、間もなくオレンジを抜きそうな場面です。

相場先生が買いを入れたのは、2本目の陽線下半身です。

現在、ドル円は円安方向に向かっています。

一方、ゴールドはわからない動きをしています。


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頭が揃っており、また、各移動平均線が収束してきているため、方向感がない状態です。

このような状態では。売れば上がる、買えば下がる、となります。

いまはやらないほうがよい値動きですが、やらないほうがよい値動きが終わると、大いにやったほうがよい値動きになります。

ですので、ゴールドは次のお宝が秘められている場面であります。

次は原油です。

オレンジを超えて、またオレンジまで下げて、その後、もみ合いの動きになり下半身出現です(赤枠の部分)。


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この赤枠場面をもう少し詳しく説明します。

赤の5日線の上に一回出てから翌日に陰線出現。この陰線は赤の上にとどまっており、翌日に陽線になりました。この形は8割~9割上がりますので、ここは買いとなります。

仮に100万円の資金でこの上げを獲ると、利益は200万円を超えます。

次は9101日本郵船です。

24年11月、25年3月、25年5月、そして25年7月の高値が揃っています。


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移動平均線も集中してきているため、このようなところでトレードすると、上手くいきません。

週足でも頭が揃ってきています。


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このような銘柄は観察リストに入れておいて、いずれ移動平均線がばらけ始めてから、トレードを考えます。

「トレードを避けるべき場面とやる場面が見分けられるようになると、冒頭でご紹介した塾生さんのように月200万円以上稼げるようになる」、と相場先生は話していました。

視聴者からの質問

移動平均線での反発買い

長期上昇している銘柄が下落して、ある移動平均線で反発して上昇し始めたときに、買いを入れるのは有効な方法でしょうか?

相場先生の回答

とりあえずは有効です。

ただ、株トレードの場合、天体の動きのように正確な動きをするわけではありません。

以下の三井E&Sのチャートを見てください。

ここは長く上昇してきて下げて、その下の移動平均線に当たって「買い」です。

ところが、数日しかもたずに下がってしまいました。こういうこともあります。

これは前の高値に当たって陰線が出たから下げたので、下半身を見て翌日買いを入れたら、前の高値付近で陰線が出たら手仕舞うようにします。

そうすれば、とりあえずプラスで終えることができます。

長期上昇中に一旦下げて下半身が出たら「買い」ですが、前の高値で陰線が出たら下げることがありますので、そのような場合は手仕舞いするようにします。

次は任天堂です。

長く上昇してきて下げて、移動平均線まで下げて戻ったところです。ここで買うと、次の上昇が獲れます。

この場合、どうして上がって行くのかというと、移動平均線が下からオレンジ、紫、青になったところで、1段目で上昇が終わり、2段目の上昇に入るところだからです。

一方、先ほどの三井E&Sは、前の高値が近いところにあります。紫の50日線も横ばい気味ですし、上昇してから3か月経過していますので、そろそろ上昇力が弱りつつある場面です。

任天堂の場合は、12月から上昇して、その後はもみ合いになっています。もみ合いが終わり、ちょうど上に抜けたところがパンパカパンになります。

次は東京海上HDです。

左から見ていきます。長く上昇して下の移動平均線まで下げて、戻ったところで買ったら、横ばいになりました(①)。

もう一度買ったら下げました(②)。

次に、その下の移動平均線に当たったところで買うと、下がりました(③)。

次にオレンジまで下げたところで買うと、今度は上手くいきました(④)。

このように①~③までは上手くいかず、④だけ上手くいきました。

つまり、この視聴者さんの仮説は概ね当たってますが、この考え方に本数、移動平均線の集中なども勘案することで、より正確にできるのではないかと思います。

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