
2025年12月18日放送の「株は技術だ!」を視聴した
日経先物
チャートを逆さまにして見てみます。
ロウソク足は紫まで上げて、次の下げが前の安値まで下げずに上がっていきました。
これは底での値動きです。これは逆さまですので、正規のチャートでは、いまの値動きは天井ということになります。
これがどこまで下げるのか?
オレンジの100日線が上がっていますので、オレンジまで下げずに、どこまで下半身がでてもう一度上げてくるだろうと考えられます。
週足、月足を見てみますと、まだ元気に上げているように見えます。
ですので、一度下げて戻ったところを買いで入るのがよいと思われます。
大豆先物
月足では長期の底値圏を形成して、オレンジまで上げた。そして下げた。
週足ではオレンジを超えて、今はオレンジまで下げています。紫と青は上を向いています。
過去の安値まで下げずに戻したら、オレンジは横ばいになります。そして、その時には紫と青がオレンジを超えているはずなので、パンパカパンになります。
いまから観察するとよい銘柄です。
相場先生は、大豆の売りを継続中とのことです。
日足ではそろそろオレンジに到達するので、次の上げに備えて売り玉を保有したまま買いを入れたそうです。
売りを手仕舞わずにいる理由は、買いを入れた後にさらに下がるとマズいからです。
逆に動いた場合のリカバリー方法:4911資生堂
相場先生が買いを入れた後に暴落しました。
その時に相場先生は、買いを持ったままヘッジの空売りを入れました。
その後、下げ止まり感が出てきたときに、次の上げに備えて買いを追加しました。
横並び9日目で売りを手仕舞って、下半身出現でさらに買いを追加して今に至るというわけです。
この一連の建玉操作で、肩売りで利益を獲って、最初に入れた買いでは暴落で損失が出ました。
しかい、底値付近での2つの買いによって、買いの平均値が下がり、現在はプラスに転じているそうです。
4385メルカリ
月足では底値が揃っています。前の高値を超えて、次の下げが過去の安値まで下げないで止まりました。
相場先生は、その後の上げを獲り、すでに手仕舞ったそうです。
原油
原油が買いではない理由は、日足、週足においてすべての移動平均線が下を向いているからです。
さらに月足では、天井をつけてオレンジを割りこみ、その後、オレンジまで上げたけど再び下げました。
原油が上昇に転じるためには、月足で下半身になる必要がありますので、売り主体で行く必要があります。
買いを入れて人にとっても、12月9日、あるいは11日の陰線では売りを入れないといないとのことでした。
リスナーからの質問
2502アサヒHDの窓開け
2502アサヒHDは、大きく窓を開けて陽線で終わりましたが、この場合は陰線と捉えてよいのでしょうか?
相場先生の回答
これは陰線でいいです。理由は、前日の売買範囲のはるか下で売買されているからです。
これ、最後はどうなるか分かります。
ヒントは、過去のリロHDの値動き、先ほどの資生堂の値動きのようになります。
暴落してもアサヒHDが倒産することはないので、どこかで下げ止まり、横ばいになり、上げ下げを繰り返して株価が青の上に出るようになれば、先ほどの資生堂のような値動きになります。
ボックスの見破り方は?
先週の放送で、良品計画はW底ではなく、ボックスとのお話がありました。私もW底と思っていました。ボックスと見破るには、どのあたりから判断したらよいのでしょうか?
オレンジが横向きになったあたりからでしょうか?それともほかにも判断要素があれば教えてください。
相場先生の回答
これは上位足を見ればよいです。
週足を見ると、横に動いて見えます。それと青が丸まってきています。青が丸まるとボックスになるということは、株塾勉強会でもこの番組や本でも紹介してきました。
月足はパンパカパンですが、ロウソク足の上値と下値が揃っていますので、ボックスになっています。
このような時に手をだすとやられてしまいます。
相場の提言
相場先生が中学受験を控えていた時の話です。
当時、「力の5000題」という社会の問題集を使ったそうです。
この経験から分かったのが、基本的な最低限のことが身についていたら、あとは実際の受験問題を解いていく中で、理解していることと理解していないことが明確になるということです。
ということで、今回の「相場の提言」では、リスナーからの質問を練習問題に見立てて、それを相場先生が解説をすることになりました。
9843ニトリはW底形成?
9843ニトリを11月21日の下半身を見て、25日の寄り付きで買いエントリーしました。週足はMAでみるとW底にはなっていないのですが、ロウソク足で見るとW底になっているように見えます。これはW底といってよいでしょうか?
また、月足で見ると、まだまだ弱いですよね…
相場先生の回答
週足ではW底を形成してます。したがって、この(下半身)は買いです。
日足でもW底ができています。
下がった後に青まで上がってちゃぶついて、下がって、前の安値辺りで下げ止まっているので、上に抜けたところで買ったら、そのままオレンジを超えて上昇しました。
ただし、この質問者の方は違った形でW底と捉えている可能性があります。それは、以下のチャートのように、前の安値を割り込んだ形のものです。
前の安値より下で売買されていますので、可能性としては、この後の上げが前の高値まで行かないで下げれば、下落トレンドになる可能性があります。
W底はいいんです。それは形がWだからというわけではなくて、理屈的に言うと、このエリアで売買されていた。一度買いが入って上がった。
下がったけれども前のエリアまで下がらないところで売買が行われているわけなので、市場の投資家がより高いところでも買いたいという心の現れです。
カップウィズハンドルの出現位置は関係ないのか?
12月に塾生の間で話題になったのですが、カップウィズハンドルについて、そこで形成されたものだけを有効なカップウィズハンドルとカウントするのでしょうか?それとも株価位置は関係ないのでしょうか?
相場先生の回答
高いところでもカップウィズハンドルなんですが、確率的に低いところで行われた方が上手く行きます。
高いところだと買われてあがったところなので、利益確定がいっぱい出てきますので、上の方でのカップウィズハンドルは天井の可能性があります。
できればカップウィズハンドルはオレンジの下で底を打って上がっていって、カップウィズハンドルをつくって上がっていくのがいいです。
楽天G
先週は楽天G取り上げていただいてありがとうございました。12月8日に陰線が出たので翌日に手仕舞いました。本日12月11日にかなり下げましたので、損が少なくて済みました。
相場先生のコメント
これは注意していただきたいのですが、下にオレンジがあって、上に紫が横ばっている。上がってきた紫が横ばうということは、上昇に対する異変が起きた。
そして、上がっていた青が下を向いて紫を割るということは、やはり異変が起きた。
ただし、下からオレンジが上がっていって、上から紫が下がっていくと、三角形の地帯ができます。
ここはボックス圏ができやすいので、あながち下落でもない時があります。
実際、下値は切り上がっていて、上値は揃っていますので、三角持ち合いになると上に抜ける可能性があるので、注意が必要です。
ここを週足で見ると、天井圏を形成して下げているわけですが、ここで上がるとパンパカパンになっていきます。
ココアの買いヘッジ
ココアですが、青に当たったところで打診売りをしたら、あっさり紫を超えていきました。週足青が日足のオレンジなので、そこまでは一旦上げるかもと思っています。買いヘッジを入れてしのぐ作戦でよいでしょうか?
相場先生の回答
買いヘッジでいいです。
全体が下げてる中、青に当たったので下げると思ったのでしょう。それで売りを入れた。その後、青を上に抜けたので買いを入れないとダメです。緑も上を向いています。
そのままがって行って陰線出現。この時点で紫が横ばっていますので、ボックスをつくって上がっていく可能性もあります。
いま買いが利益になっていますので、一旦買いヘッジを手仕舞って、この陰線では売りを入れるべきです。
なぜなら、逆下半身だからです。そうすると売りの損失は買いの利益で十分ペイしてますから、今度は逆下半身で売りを追加します。
このあと下がるならば売りはそのまま。どこかで上がっていくなら、売りを切って買いを入れてオレンジまでということになります。


















