2025年10月9日放送の「株は技術だ!」を視聴した
相場流の技で「日大(ニチダイ)」というのがあります。
以下の概念図のように緑の線(10日線)が上から下がってきて底を打って上がっていく中、緑の下にあった赤(5日線)が一度緑に当たって、次に緑を超えて行きます。
緑を超えた赤が一旦下落するけど、上がっている緑に阻まれて下げずに上がっていきます。
このタイミングで買いを入ます。
これは相場先生が10年ほど前に考案した技です。
この技のお礼ということで、先日、相場先生は日本大学に呼ばれて、日大大学院で講義をしたそうです。
先日、日本大学経済学部(@nichidai)で特別講義の機会をいただきました。
質疑応答では、鋭い質問が続き、学生の高い学習意欲と熱心さが伝わりました。
講義が学生の専門分野への洞察を深める一助となれば幸いです。
貴重な機会をありがとうございました。 pic.twitter.com/TvRV4Lvf6U— 【公式】相場師朗運営事務局 (@kabu_jyuku) October 8, 2025
次に相場先生の市場環境の解説です。
日経先物
上がったものはどこかで下げます。これまでも上がったら下がる、上がったら下がるを繰り返してきました。
従って、買いを入れたら半月ほどで手仕舞って、また買って半月ほどで手仕舞って、、、を繰り返すのがよいとのことです。
ドル円
ドル円は圧倒的に円安になってきています。移動平均線が集中してるところから広がり始めてきました。こういう時は上がります。
相場先生はドル円に買いを入れてますが、スワップポイントが凄いそうです。また、外貨預金もかなり増えているとのこと。
Food & Life Company
月足で見ると、下から数えてロウソク14本目で天井。15本目で逆下半身になっています。
移動平均線の順番は下からオレンジ、紫、青、緑、赤なので、株価がオレンジまで下げることは考えられません。上向きの緑か青、あるいはその間で反発すると思われます。
週足では天井を打った後に緑まで下げて少し上げたけど、翌週下げています。
次に日足です。8600円から6800円まで下げています。これは結構儲かります。
赤枠の2つの下げ波を獲るだけでも3000円の値幅を獲れます。
8600円の銘柄に対して3000円の下げですので、約4割の下げになりますので大暴落に近いです。
通常、日経先物が14%下げると、ニュースでは「暴落」と報道されます。
視聴者からの質問
銅とココアの手仕舞いのタイミングはいつ?
銅の買いとココアの売りを持っています。手仕舞いのタイミングを教えてください。
相場先生の回答
手仕舞いのタイミングは週足を見ます。
上から落ちてきて下げ止まり、ロウソク7本上げました。
今日(放送日の9日)は陽線ですが、次に陰線が出たらオレンジの上に出て8本目。
15本目までの間で陰線がちになってきたら、手仕舞ったほうがよい。
ココアは、これだけ下げていると日足では判断が難しいので週足を見ます。
週足W天井のオレンジ際割れです。青が間もなくオレンジを割りますので、これは結構下げます。
月足ではロウソク11本下げています。月足の紫を目安にして、それまでに日足で陽線3連続くらい出たら手仕舞った方がいいです。
実は私(相場先生)もココアを売っています。
ドル・スイスフラン
青を超えてから一度下げてから日大発生。ここは買いです。
3本の陽線のうち2本獲っただけでも、証拠金30万円で同額ほど儲かります。
ゴールド
ゴールドのCFDをやってる方は、昨日に買いを持っていると調整金を取られます。
調整金分利益が減りますので気を付けたほうがいいです。
週足を見ても元気よく上げていますので、なかなか弱らないです。
原油
原油は底を割りましたが、その後値を戻して強くなってきました。
原油はおもしろいけど、警戒すべきは1回どこかで下げること。
下値を割らずに上げると、オレンジまで上げると思われます。そうなると証拠金は3倍くらいになります。
このあと1,2本上げて一度下げて、過去の安値で下げ止まり、そこから上げたらオレンジくらいまで狙えそうです。
コーン
大底から上げてきてオレンジを超えてきました。その後、2週間くらい横ばっています。
オレンジ下から頑張って上げてきて、20日間横ばっているということは、オレンジの上をキープしているということです。
つまり、オレンジの上にいる力が強くなってきた。
だから、上に飛び出してくれたらうれしい。
大豆
下値が切り上がってきています。そして日大を形成しています。
相場の提言
ソフトバンクGとアドバンテストが塩漬けに、、、という相談を、塾生さんから受けました。
アドバンテストで塩漬けになっているということは、空売りを入れたけれども上がってしまったと思います。
今年の3月は売りでと買ったけど、そのまま売り玉を持っていかれたら大変なことになっています。
それではアドバンテストの週足で見ていきましょう。
週足逆下半身で売りを入れます。2-0
翌週、青の下だからOK。
上がってきて心配なので買いヘッジを入れます。2-2
翌週も陽線で過去のぐじゃぐじゃしたところに並んできたので、たぶんここで一回下がるだろう。買いヘッジを手仕舞って2-0。
買いを切った後に上がってしまったらロウソク1本分損するだけなので、また買いヘッジを入れればよい。
翌週は陰線なので売り追加して3-0。前の高値を超えられない、安値を割った。
さらに下げて、青が寝てきた。この下げはオレンジで下げ止まる可能性が高い。
天井から数えて本数は16本目。オレンジを割ったけど戻したので、ここで売りは手仕舞わなければいけない。
本数、そして陽・陰・陽なので、ここが底になる可能性があります。
次の下半身で買いを入れます。0-2
そのあと上がっていきます。これで簡単に儲かります。
塩漬けになる人は、逆下半身で売りを入れたけど、下げのマインドになってしまってるから、下半身が出て上がっても売りを切れずに持ってしまう。
そうしているうちにどんどん上がっていってしまい、売りが切れない状態になってしまう。
こうならないためには、本数経過、オレンジ到達で陽線出現などで、一旦手仕舞うこと。
もし売りを手仕舞うのが嫌なら、下半身が出たら買いヘッジを入れておく。
現在、売りを切れずにいて損失を抱えているのなら、買いを入れるしかない。
そのあと上がっていったら買いの分だけ利益が出る。その分を損している売り玉を同時に手仕舞ったら、損失は少し減ります。
これを繰り返していくうちに天井を迎えますので、そこから下がっていくので売りで入ればよい。
ここからはYouTube延長配信です。
先ほどのアドバンテストは週足でのトレードでしたが、次は日足でトレードしてみます。
過去の高値を超えられずに下げたので売りです。1-0
下半身が出たので買いヘッジを入れて、1-1。
高値を超えてしまったので買いヘッジ追加で1-2。
本来なら売りを切るべきだが、切れないのならこのままでもOK。
さらに上がったので買い追加で1-3。
こうなると売りは切れないので、このまま売りを持ったままで行く。
最初の逆下半身は売りだけど、流れの中で変えていかないといけなので、建玉の操作が大事です。