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3月7日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した
先日、相場先生は、日経先物が上昇するシナリオと下落するシナリオを紹介されました。現在の日経先物の動きを見ると、上昇のシナリオの動きの通りになってきています。
そして、下で買いを入れている場合は、そろそろ売りを入れた方が良いと仰っていました。
昨夜、ニューヨーク株式市場は大きく下げたとこもあり、日経先物もつられて下げましたが、今現在は9割ほど値を戻しています。
これまでは米株が下げると、それ以上に日本株が下げていましたが、最近の日経先物は、米株の下げにそれほど影響されていない動きをしています。
カラ売り後に上昇した時の対処法
今回の「相場の提言」は、カラ売りを入れていた後に上昇して、マイナスになってしまった場合の対処法についてでした。
まずは、「上昇してしまった」、その内容を検討する必要があります。
①陽線になったが「下半身」ではない(この場合、まだ下げる可能性が残されている。もし、17日以上下げている場合は上げる可能性が高いため、売りを手仕舞って買いを入れる必要がある。)
②「下半身」になっている(この場合は、上がる可能性があるので、買いを入れる必要がある)
③陽線になった。下半身になったが、まだ様子見している状態にある。(この場合は、次回からは②のように、早めに手当てをするようにする)
ただし、上記のことをやらなくてもよい場合もある。
それは、
B.週足で、
③MAの順番、傾き、間隔を確認する。いまの日足での上げは、一時的な上げかもしれない。週足でPPPではない場合は、一時的な上昇かもしれない。しかし、日足では上げているので、買いヘッジは必要。
④ロウソク足の本数を確認する。
このことを踏まえて、コマツの例を挙げます。
コマツの例
番組終了後のYouTube配信では、相場先生は、コマツのカラ売りを3パターンを紹介して、それぞれの対処法を説明されました。
パターン1
下げてきたので赤線で示した場所でカラ売りを入れたとします。その後、大陽線が出たので、このカラ売りはマイナスになってしまいました。
ただし、ここは長期間上昇した後の初めての紫割れですので、一旦は上昇する可能性が高い場所です。なので、本当はカラ売りは入れてはいけない場所です。
まず、やらなければならないことは、買いヘッジを入れて、これ以上の損失を食い止めることです。
したがって、青線で示した陽線を見て、翌日、買いを入れます。もし、その後、上昇力が弱まって下げ始めたら、買いを手仕舞って、売りを追加します(グレーのクレヨンの例)。
パターン2
赤線で示した場所でカラ売りを入れた後、大陽線が出たので、このカラ売りはマイナスになってしまいました。
この場合も、陽線出現後に買いヘッジを入れます。カラ売りを手仕舞う前に、まずはポジションをスクエアにして、これ以上の損失を出さないようにします。
その後、3500円を越えたら、売りを手仕舞って、買いを追加します。3500円を割ったら、買いを手仕舞って、売りを追加します。
パターン3
こちらも同じく赤線で示した場所で売りを入れましたが、その後、陽線が出て上昇しました。
まずは止血することが先決ですので、この場合も買いを入れてスクエアにします。
その後の値動きを見て、次の対応を考えます。
ただし、これら3パターンを週足で見ると有効な戦いができる、と相場先生は話しています。
週足を見ると、下げの途中の上げなのか、下げの途中の上げなのかが、明確に分かるとのことです。
残念ながら時間の都合で、答え合わせは次回の番組(3月14日)で行うことになりました。