8月8日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した
歴史的な大暴落から数日が経ちました。
相場先生によるマーケット環境の解説を以下にまとめました。
日経先物の値動き
38000円でしこりがあり、それを割り込んで大きく下げています。いまは乱高下の最中なので、手を出さないほうがよいとのこと。
今後の動きとしては、乱高下を繰り返し最終的には赤と緑の交差まで、この動きが続くと見ています。
赤と緑が交差したら、そこで一旦は今回の暴落は終結ということになりますが、まだそうはなっていません。
NYダウ先物週足
週足で青の20週線を割ってきました。青を割ると結構下がることがあるので、このまま下がって行くのか、あるいは一旦上げても40000ドルに届かずに下げると、そこそこ下げると思われます。
NYダウは去年の9月からずっと上げてきて、今年の4月と5月に押し目をつけた後に8月に天井をつけました。
この間に3回青を割り込んでおり、青を割りたいような雰囲気をだしています。
WTI原油
現在は前の安値まで下げてきて陽線が出ています。グレーで丸をつけたところでW底を形成すると、上がって行くというシナリオが立てられます。
もしそうなったら買いを狙いたいと、相場先生は話していました。
丹念に銘柄を探せばトレードチャンスはある
大暴落後、多くの個別銘柄はエントリーしづらい状況になっていますが、丹念に銘柄を探せばエントリーできる銘柄を見つけることができます。
以下は相場先生が最近トレードした銘柄です
3064モノタロウ
相場先生は5000株の買いを入れて、その日の引けで手仕舞って約30万円儲けたそうです。
丹念に銘柄を探せば、このような乱高下の激しい相場環境下であっても、ちゃんと上げている銘柄を見つけることができます。
8200リンガーハット
次に相場先生はリンガーハットにも買いを入れて、儲かったそうです。
この値動きを見ると暴落など関係なく、単なる底値固めの形を形成しています。
今後どうなるかですが、日経先物の日足で赤と緑が交差する手前くらいにならないと、次の動きにならないそうです。そうなるまでにはあと10日ほどかかるだろうとのことでした。
そのころには個別銘柄でも、それぞれの動きに個性が出てくるだろうと話していました。そして、その個性が相場流に当てはまったらエントリーするようにすればよいとのこと。
リスナーからの質問
質問①
5日移動平均線の下で推移していたものが、陰線連続なのに株価が上昇する銘柄があります。
これは下半身ではないので、入るのは間違いなのでしょうか?
相場先生の回答
下半身とは違うのでエントリーしないほうがいいです。
陰線ながら上がって行く銘柄も時々ありますけど、この場合、一旦ちょっと下げて陽線下半身が出て下値が固まってから買ったほうがよい。
質問②
月曜日に大暴落があり、その後2日でほぼ戻していますが、個別銘柄を見るとほぼ5日移動平均線の下で逆パンパカパンです。
買いは下半身まで待つのが良いのでしょうか?
相場先生の回答
下半身出現まで待ったほうがよい。ただ、暴落は金曜日に発生しており、ほぼ戻しているといっても、月曜日の朝の価格までも戻していない。
各個別銘柄を見ても太陽誘電、ファナック、JR東日本、キリンHD、オープンハウス、ジャックスなどは値を戻していません。
質問③
長く下がった後の上昇の戦い方を教えてください。
相場先生の回答
長く下がった後の上昇の戦い方は決まっています。
YouTube配信の中で相場先生はいくつかのチャートを紹介して説明されていましたが、ここではスペースの関係上、端的にお伝えします。
個別株を例に挙げるとエムスリーやヤクルト本社がそうです。
このように1年以上かけて下げ続けてきた銘柄が上昇に転じるためには、週足の青の上に株価が出て、それが常態化する必要があります。
そうなる前にや早めに買いエントリーしても、利益になるまでに半年、1年待つことになりかねません。