2025年5月15日放送の「株は技術だ!」を視聴した
前回の放送で相場先生が話したのは、「それぞれの銘柄で連続上昇日数が続いているので、次の下落で売りを狙いたい」ということでした。
そして、「下げた後の上げも狙いたい」と相場先生は話していました。
日経先物を見ると、大底から24日間上昇しています。
相場先生が最近手掛けたのは小野薬品工業です。
大底からロウソク14本上げたところの逆下半身で売りを入れて、ロウソク足17本下げたところで手仕舞いです。
相場流では、底から14本上昇したところが、上昇の限界と考えています。
上昇の本数がある程度行って、そこで逆下半身が出現したので、空売りを入れたそうです。
そして、相場流の17の法則に従い、17本目で手仕舞いです。
これは小野薬品工業だからこうなるというわけではなく、日産自動車でも、トヨタでも、日立製作所でも、このような形になれば、たいてい下がります。
次は任天堂です。
一番下からオレンジの100日線を超えて、21本上げてきましたが、オレンジを起点とすると17本目です。
相場流では上昇の限度は、だいたい15本、17本、最大で23本と教えています。
任天堂に関しては、上昇の途中から買いを入れて18本目で手仕舞い。21本目で売りを入れて、放送日に手仕舞ったとのことです。
これは相場流通りのトレードです。
ゴールドは売りを入れたままキープです。放送日の時点では、「そろそろ手仕舞いを考えている」と、相場先生は話していました。
ゴールドの売りを入れた理由は、ずっと更新してきた高値を超えなくなりW天井を形成しました。
相場先生は、W天井で青の20日線を割ったときは売りを入れることにしているとのこと。
W天井の左側では青とロウソク足がかなり離れていましたが、右側では青とロウソク足の間隔が狭くなってきています。
青とロウソク足が近いということは、今の価格と過去20日間の平均が同じなったということは、上昇の勢いがなくなったということです。
この理由から、相場先生は「W天井+青割れ」では、売りを入れることにしているそうです。
なので、ゴールドは、青割れで最初の売りを入れました。そして、青を完全に割ったところでは青が下を向いているので、ここでも売りを追加です。
次はナスダックです。
ナスダックはW底をつけていましたが、相場先生は、このW底では買いを入れられずとのこと。
その後、上げてきて過去の高値で上げどまり、数日間停滞した後に抜けたところで買いを入れて、現在買い玉保有中だそうです。
これは超えられない並びを抜けたので買いを入れたということです。
次はコーンです。
緑のラインの高値が前の高値に届かなった。そして、オレンジを割ってきたので売りを入れました。
天井から22日目下げました。放送日では24本目だったので、ここで手仕舞ったとのこと。
これも相場流通りです。
まだ下げそうでしたが、一旦手仕舞ったそうです。
「リスナーの皆さんは、次の上げを観察して青とか紫まで行かないで下がれば、売りを検討してもいいのではないか」と、相場先生は話していました。
次はプラチナですが、これは失敗したそうです。
オレンジ際での戦いに勝ったように見えたので買いを入れたけど、翌日すぐに陰線がでたので2-2のスクエアにしているそうです。
コーヒーはまだトレードしていませんが、コーヒーは赤の5日線のW天井になっています。
少し前のゴールドの形に似ています。この先、ゴールドのような動きなるのかを観察していきたい銘柄です。
ココアですが、このような動きは優等生の動きとのことです。
下がってきて底値が固まって、一度紫まで上昇して下げて、再び底値が固まり、また前の高値まで上昇して、下げましたこの下げは浅く終わりました。
この時、移動平均線の順番が上から紫、青、緑、赤だったのが、下から紫、青、緑、赤に入れ替わっています。
このような値動きのときは上がります。ぐじゃぐじゃして上がるのでやりにくいですが、底から上がる優等生の値動きです。
原油トレードでの手仕舞いポイント
今回の「相場の提言」は、原油トレードでの手仕舞いポイントの見極め方の解説でした。
前回の放送で、相場先生は原油の解説をしましたが、不完全燃焼で終わったので、今回、もっと詳しく説明をしたいとのことでした。
移動平均線の順番が上から紫、青のとき、赤が下がっている青に対してもの別れになったので、このタイミングで売りを入れます。
前回の放送時に、手仕舞いの場所が分からないと話していましたが、週足を見るとよくわかります。
4月9日の下ヒゲ陽線コマは、下落の起点から数えて13本目になります。
長い下ヒゲですので、ここで売りは終わりでいいわけです。
この週足の下ヒゲ陽線コマは日足だと、以下のチャートの場所になります。日足でも長い下ヒゲになっているので、これ以上売りを入れてはいけないという形です。
なので、ここは(4月11日の下半身)買いを入れるしかありません。この後の上昇を獲って次の物別れでの下落で売りをいれるかどうかですが、売りを入れるならロウソク1,2本で終わりにして、前の長い下ヒゲの安値に並んだら、売りは手仕舞わないといけません。
なぜなら、ここが週足の13本目だからですから、これ以上下がる余地はないわけです。
ということは、必然的に日足でのこの場面(前の安値まで下げたところ)は「買い」となります。そして、手仕舞いは前の高値に並んだところの陰線で行いないます。
視聴者からの質問
下半身、逆下半身でも様子見のときはあるのか?
下半身、逆下半身になってもエントリーせずに、様子見したほうがよいチャートパターンがあるのでしょか?
相場先生の回答
移動平均線が上からオレンジ、紫、青、緑のとき、赤も一緒に下げてきたけど、一時的に下半身が出たとします。ここはエントリーすると、全体的に下げているので最終的には下げる可能性が高いです。
なのでエントリーしないほうがよいというよりは、エントリーしてみて1日くらいで手仕舞うという覚悟でやるしかないです。
この逆も一緒です。
これが上手くいくのは大底だけです。
もう一つあります。
移動平均線が横に走ってるときです。平均が横に走ってるときは、ほとんど株価が動いてないときです。
この時、たまたま赤が下半身になったとします。それで買うと翌日陰線になってしまうときがあります。
つまり、100日の平均、50日の平均、20日の平均、10日の平均、5日の平均が一緒ということは、陽線になったり陰線になったりを繰り返すから横ばいになるわけです。
なので、このような時の下半身で買うと、やられてしまいます。
横ばい時の本数の数え方について
横ばいを抜けたときは、どこを1本目として数えるのでしょうか?
相場先生の回答
原油のチャートです。ここは横ばっています(①の場所)。抜けたのはここです(赤線のロウソク足)。
1本目はこのロウソク足にとって一番上になりますので、ここになります(4本手前のロウソク足)。
もう一つは、ここも横ばいです(②の場所)。
抜けたのはここですね(赤線のロウソク足)。1本目は、この2本のどちらかになります。
左のロウソク足(3月5日)を起点とすると、横ばい抜けのロウソク足は12本目になります。
右のロウソク足(3月11日)を起点とすると、横ばい抜けのロウソク足は8本目になります。