5月16日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した
今回の「相場の提言」では、相場流を学んでいるけど、今一つ上手くいっていない方への相場先生からのアドバイスでした。
相場流を始めてトントンかややマイナスが続いている
このような人がいるとします。
せっかく気合を入れて相場流を学んだけど、実践では勝ったり負けたりが続いてトントンか、あるいはややマイナスになっている。
しかし、これでがっかりする必要はありません。なぜなら、これは「上手く行きかけている証拠」だからです。
相場先生自身も新しい手法を考案して、「これはいける」となって実トレードに入っても、最初のうちはトントンかややマイナスだそうです。
その後、少しづつ改良していって、大幅プラスになるそうです。
なので、相場流を始めた方で、今の状態がトントンかややマイナスの方は、上手く行きかけている状態にあります。
普通は、世の中の株式投資をやる人のほとんどはマイナスだらけです。
日経平均がどんどん上昇していった80年代のバブル期でも、株をやっているほとんどの人はマイナスでした。
なぜなら、株価の上昇を指をくわえて見て、「株を買っておけばよかった」と思った人が、株を買った直後に大暴落に見舞われたからです。
ところが、株塾生で上手くなった人は、最初はトントンかややマイナスを経験します。相場環境が良い時は、まぐれで最初のうちは上手くいきます。でも、最後はやられしまいます。
そして次第に相場流でやって負けなくなる。で、ちょっと儲かる。負けなくなる。ちょっと負ける・・・・。
これは相場流を身につけて上手く行き始める前兆です。
- 下半身を信じる
- MAを信じる
相場流ではMAの並びと下半身を重視します。すべての上昇は「下半身」から始まります。すべての下落は「逆下半身」から始まります。
そして最初のうちは株数を少なくして、簡単な場面でトレードします。そうすると出動回数は減りますが、まずは10戦6~7勝くらいを目標にします。
相場先生の日本郵船のトレード
これらのことを踏まえて、相場先生の日本郵船のトレードを例としてご紹介します。
まず2023年11月10日に「下半身」出現で買いを入れた。
株価が赤の5日線の上に滞在している間は保有し続けて、15本目の11月28日に手仕舞った。
この間18日経過していますので、約1か月間買い玉を保有していたことになります。
次にオレンジ際の戦いに勝ったので11月15日に買いを入れた。
途中に大陰線が出ましたが、上昇トレンド継続中のためここでは手仕舞わずに17本目の2024年1月11日に手仕舞いました。
すべてのMAが上を向いている「パンパカパン」の状態の時は、赤と緑が交差するか、横ばいが長く続くまで買い玉を保有するという相場流のルールがあります。
このルールに従うと、途中の大陰線は無視して17本目か21本目、あるいは21本目以降の横ばいが終わる2月5日まで玉を保有することができます。
その後、2月5日に陰線で赤と緑と青を割ったので売りを入れた。
株価が紫の50日線に当たって陽線2本出たので売りを手仕舞った。
そして横ばいを経て3月4日に株価が紫を割ったので売りを入れた。
このように5か月間での出動回数はわずか4回でした。
相場先生によりますと、このようなゆったりとしたトレードでも月に平均20万円は稼げるだろうとのことです。
このようなトレードがある程度できるようになれば、次にやることは株数を増やしてトレードすることです。
例えば、2倍に株数を増やせば、月に40万円稼げることになります。このくらいのトレードで年収500万円です。
この簡単な場面をできるようにするために、少ないトレード回数の合間に練習をしてもらいたい、と相場先生は締めくくってました。