7月10日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した
まずはドル円から。
6月23日にロウソクがオレンジに当たって上ヒゲ陰線出現。
相場流では、下から上がっていって、下げているオレンジにぶつかって上ヒゲで陰線なので、「売り」となります。
ところが、前の安値近くで下げ止まり下半身出現なので、相場先生は現在、買い玉保有中とのこと。
直近の値動きを見ると、下値切り上げでオレンジまで上がってきているので、現在の価格帯での動きになると、移動平均線の並びがオレンジを除いてパンパカパンになります。
ということは、円安の方向に動く可能性があります。
また、7月1日の価格から見れば、現在の価格は円安になります。円安になると日本株は上がる傾向にありますが、この期間の日経先物を見ると、価格は変わっていません。
この間に4円円安になっていますが株価は上がっていません。ということは、市場はドル円レートよりも関税に気持ちがシフトしているといえます。
現在、日経先物はボックスでの動きになっています。ボックスを形成した後は抜けたほうに動きますので、エントリーはボックス抜けの後になります。
ゴールドは弱くなっています。
高値が並んで青と紫がかなり接近してきましたので、ゴールドの上昇は鈍りつつあります。
ゴールドも現在、ボックス圏での動きなっていますが、ボックス抜けまで待つ必要はありません。
例えば、ボックスの上限に達して陰線を引けば、ロウソク1本だけ売るとか、下限に達して陽線が出たらロウソク1本だけ獲る、というようなトレードができます。
ちなみに今年4月に相場先生が実験的に行ったトレードでは、ロウソク1,2本だけ獲ったトレードがほとんどを占めており、このような超短期のトレードだけで100万円を800万円にしました。
次に原油ですが、相場先生は買い玉保有中とのことです。
下半身出現を見て買いを入れたそうです。上昇の起点から本数を数ええると13本目なので、そろそろ手仕舞いを考えているとのこと。
銅は模範的なチャート。
ぐじゃぐじゃした動きの後に下半身出現で買いを入れると上に抜けた。上に抜けたので追加の買いを入れると、その後は大きく上昇です。
途中に陰線が出て下げますが、パンパカパンの最中なので、この陰線は我慢します。
株ビギナーが獲りやすい場面は、このようにパンパカパンで上げている中の一時的な下げの後の戻りです。
銅の週足を見ると、前の高値を抜けたのがわかります。移動平均線も収束から拡散していますので、これから伸びそうです。
コーンですが、下げてるオレンジまで上がっていきましたが、負けて価格は下げました。
再上昇しましたが前の高値まで行かずに下げました。青も緑も天井を打っていますので、逆下半身で売りとなります。
このような場面は獲りやすいので、このチャートをプリントアウトして、いつでも見れるようにしておくのがよいと、相場先生は話していました。
視聴者からのコメント&質問
CFDの銀
CFDの銀、6月25日に買いを入れたら陰線になったので、ヘッジ入れてボックス抜けたらそこに入れます。
相場先生のコメント
買いを入れたら翌々日に陰線ですね。これは前の高値に並んできたからです。
まず、陽線で買いを入れた行動ですが、パンパカパンで青に当たって下ヒゲで上がったから買った。これは正しいと思います。
ただ問題は、過去の高値があるのと緑が横ばっているので、買ってもロウソク1本獲って終わりにしたほうがよい。1本獲るだけでも7~8万円獲れると思う。
次に陰線になりヘッジを入れたのは正しいです。陰線の翌日に下ヒゲ陽線が出て、ボックス圏の底で止まったように見えます。
なので、ここで売りを切って買いだけにします。翌々日に陽線ですが、ボックスの上限に近づいていますので、この陽線を見て翌朝に手仕舞います。
日足と週足で同時にものわかれ
日足と週足で同時に「ものわかれ」が発生しそうな場合は、エントリーの強い根拠になりますか?
相場先生の回答
なります。あまりないでしょうけど、これがあれば最高です。
ダマシ大陽線や大陰線と出来高の関係性
ダマシ大陽線や大陰線と出来高の関係について教えてください。
相場先生の回答
大陽線出たけど結局下がってしまった。大陰線出たけど結局上がっていった。このような状況ですが、(相場先生は)出来高を見ていなので、これについては分かりません。
チャートがきれいに動くのは、出来高が多い銘柄です。たくさんの人が売り買いするから、最後はこなれていくわけです。
ところが出来高が少ない銘柄だと、誰かがちょっと売ったり買ったりするだけで株価が動いてしまいます。
そういう銘柄は最初からやらないので、出来高は見ていません。
(相場先生が)ダマシ大陽線や大陰線をどうしているかというと、移動平均線の並びがよければ、一応、大陽線で買います。その後、下がってきてもパンパカパンなので、戻る可能性があります。
逆パンパカパンでダマシ大陰線だったら売って、ちょっと上がっても我慢して次の下げを待ちます。
オレンジ際の戦い
オレンジ際の戦いに勝っても移動平均線が下がってる場合は、上がってもすぐに下げてしまうのでしょうか?
相場先生の回答
コーンの週足で説明します。オレンジが下がってますから、オレンジ際の戦いに勝っても下がってしまう。
これをどのようにトレードするかですが、オレンジに当たった時点で結構本数が経過してますが、オレンジを超えたので一応買ってみます。
横並びになったら1-1にします。
上に抜けたので売りを手仕舞って買いだけにします。1-1
あるいは買いを2にします。0-2
ただ、オレンジが下がってますので、買いは1でもいいです。
翌日、オレンジの上ですが、陰線が出て下値を割ったので、2-0にします。
その後、オレンジ際で下ヒゲが何本かでてボックス圏の下限に達したので、ここで売りを手仕舞います。
次にオレンジ越えの下半身ですので、これで買いです。
ここで2つ方法があります。
1.上に抜けていったら買いを追加。
2.オレンジが下げてますので、前の高値に届かずに下げたら、下げ確定です。
その後、陰線が出ましたので買いを手仕舞って、次の逆下半身で売りとなります。
ただ、オレンジが下げてますので、W天井なるかもしれないと思ったら、この下半身では買わないで上に抜けてから買いを考えます。
その後は上に抜けなかったので、売りという戦い方もできます。
紙芝居練習はどの銘柄でやったらいいか?
紙芝居は日経のチャートでやるか、個別株でやるか、どちらがおススメですか?
相場先生の回答
これはいろいろやったほうがいいです。日経には日経のクセがあるし、個別株にも個別株のクセがあります。
日経だと恐らく2000円ごとの節目が起きます。個別株だと4300円でしこりがあったりまします。
ですので、いろいろやってみたほうがいいです。
資生堂4911
資生堂4911、オレンジ際の戦いでやっと反転でしょうか?
相場先生の回答
オレンジ際の戦いに勝ちましたが、いまもオレンジ際の戦いです。
週足を見ますと、逆パンパカパンのかなり弱ってる中、6週間上げています。
ここで青の上に来てますので、青の上をキープできると、日足でのオレンジ際の戦いに勝ったといえます。
オレンジ際の戦いに勝って上がっていく場合、オレンジを超えた後に少し下げただけで上がっていくのが強いパターンです。
資生堂はそうではないので、あまり強くないと思います。
週足を見ると、オレンジがかなり上にありますが、次の下げが浅いと、カップウィズハンドルの形になりますので、結構上がると思います。
月足を見ます。青を割ってから23本(23か月)です。赤が横ばって来ているということは、いまは底かもしれません。