富豪ファミリープロジェクト「中級セミナー」の最終回に出席
富豪ファミリープロジェクト「中級セミナー」の第2回目のセミナーでは、「暴騰相場で利益を最大化させる方法」と「ショットガン投資法」について、私が学んだことを書きました。
今回の記事では、「中級セミナー」の最終回(第3回)で私が学んだ「上昇相場での『乗せ』のやり方」について書きます。
もしあなたがタイムマシーンに乗って半年後の株式相場を見て、そして日経平均が2万円になっていることを知ったとしたらどういう建玉をしますか?
もちろん「買い」で勝負しますよね。
7月4日の日経平均の終値は15,437.13円でした。これが半年後に2万円になるわけですから約30%の上昇です。
しかし買った後、そのままずっと買い持ちしていたら、たったの30%の利益しか取れません。900円の銘柄だったら1170円になるだけです。たった270円の値幅しか取れません。これでは面白くありません。
仮に日経平均が半年後に2万円になるとしても、通常、現在の1万5千円から一気に2万円まで上昇し続けることは考えられませんので、途中、押し目や調整を挟みながら2万円まで上昇して行きます。
なので、この間、利益を最大化するためには「買いっ放し」にするのではなく、途中、調整局面で空売りをして利益を上げたり、上昇局面で「乗せ」をする必要があります。
GPIFが日本株の比率を上げてくる
世界最大の年金基金であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が日本株の比率を上げると発表しており、その動きが現在の株価を下支えしています。
公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は4日、3月に国内株を約2500億円買い増したと発表した。今秋に発表する新しい資産構成の目安で株の比率を引き上げることに備える。4月以降も積極的に買い続けているとみられ、しばらくは年金マネーが株価を下支えしそうだ。(日本経済新聞電子版より引用)
GPIFの資産配分の見直しは外国人投資家の関心も高く、GPIFの動きに追随する形で外国人投資家も動かざるを得ない状況になると思います。
相場先生の話では、GPIFと比べ、資産規模で遥かに劣る海外ヘッジファンドは、不用意に日本株を空売りすることができなくなるので、この先、日本株が調整が入ったとしてもそれほど大きなものにはならないかとのことでした。
調整の予兆につきましては、株価が大きく下落するためには、まず株価は5日移動平均線を割らないといけません。そしてその後、20日移動平均線を割ってきます。こうなる頃にはチャート上から、それまでと違う「変化」を感じ取ることができます。
単なる押し目であれば、陰線新値3~4本くらいで戻すのですが、それ以上の陰線新値が出現して20日移動平均線を大きく割ってくれば、それは押し目ではなく、調整と思って良いとのことです。
今後、調整が入るとしてもどれだけの下落になるかは分かりませんが、前述しましたように調整が入る前には明らかな「変化」が現れますので、その場合、ヘッジの空売りを入れて、買い玉を減らすなどして「建玉の操作」が必要だということを学びました。
野村不動産のトレード練習
乗せの練習として、野村不動産(3231)の練習トレードをしましたので、私の建玉を以下にご紹介したいと思います。
トレードの期間は2013年2月から5月までです。
2月15日の時点で陰線新値7本出現しております。60日移動平均線を割り込んでいるのが少し気になりますが、売り買いどちらかから入らないと始まらないので、まずは買いから入ってみます。もしこのまま下げ続けるようであれば、買い玉を損切りして、空売りを入れるだけのことです。
翌日の朝の寄り付きで2000株買ってみます。
2月18日、1552円で2000株買いました。
1600円の節目を勢いよく超えてきました。
60日移動平均線を支持線として上昇する可能性が高いと見て、順張りながら、明日の寄り付きで1000株の追加買いをします。
2月26日、1607円で1000株買いました。
さらに買い玉を増やすタイミングは、次の押し目です。
3月5日と6日に陰線が出現して押し目が出ましたので買い玉を1000株増やします。一方で、そのまま下落したらちょっと怖いので、買い玉を守るためにヘッジの空売りを1000株入れます。
3月7日、1931円で売買できました。
上放れの陽線出現後、陰線がでましたが、その後、陽線が出たので上昇継続と見て、翌日空売りを手仕舞います。
3月14日、1996円で空売りを手仕舞いました。空売りは65,000円のマイナスですが、これは必要経費として割り切ります。
2,000円を超えて陰線新値3本出現しましたが、その後陽線が2本出現しました。もし本気で下げるのであれば、さらに陰線新値が出現して20日移動平均線を割ってくると思われます。ここは6ヶ月上昇途中の押し目と判断して、明日朝の寄り付きで1000株を追加買いします。
3月25日、2008円で1000株買いました。この時点での建玉は0-5です。この買い玉を天井圏まで持って行こうと思います。
陰線新値2本出現後、陽線が出現しましたが20日移動平均線を割り込んでおり、これまでとちょっと様子が違います。マーケットに「異変」が起きているのでしょうか。
この時点で結構利益も出ていますので、明日の朝の寄り付きで買い玉を全て手仕舞いしたいと思います。
5月17日、2583円で買い玉を全て手仕舞いました。買い玉の利益は4,265,000円でした。ここから空売りのマイナス分65,000円を差し引くと、利益は4,200,000円でした。
最初の買い玉2000株のみを天井圏まで持っていった場合、2,062,000円の利益にしかなりませんが、途中の押し目を狙って乗せをしたことにより、利益を大きく伸ばすことができました。
その後、上昇の勢いは衰えて大きな陰線が出現しましたので、やはり暴落の予兆は出ていたのです。
これで昨年12月から続いた「富豪ファミリープロジェクト」は全て終了しました。
セミナー終了後に行われた懇親会で多くの方々とお話させて頂きましたが、皆さん非常に満足されている様子で、中には「人生が変わった」と話されていた方もいました。
大盛況で終わった「富豪ファミリープロジェクト」ですが、もし第2期生の募集が予定されるようであれば、また私のブログでレビューしたいと思います。
その際は、今回同様に当ブログオリジナル特典付でご紹介します。
追記:富豪ファミリープロジェクト第2期に参加しました
この記事を書いた後に開催された「富豪ファミリープロジェクト第2期」に参加しました。詳細は以下の記事をお読みください。