長期移動平均線の流れには簡単には逆らえない
12月23日放送の「株は技術だ!」を視聴しました。
今回の補講動画はかなり勉強になる内容でした。
今回学んだことは、60日と100日線の順番と傾きが揃っている間は、5日線が反対方向に動いたとしても、すぐに長期移動平均線が傾いている方向に戻されてしまうということです。
つまり、下から100日線、60日線、20日線の順番で右肩上がりの時に、赤の5日線が下げたところは買いの狙い目です。
また、上から100日線、60日線、20日線の順番で右肩下がり時に、赤の5日線が上げたところは売りの狙い目です。
5日線が60日と100日線の方向と逆に動いたところから観察して行く
上昇トレンド中に5日線が反対に動いた場面
直近のイオンとカシオで、今回の学びの場面を見つけました。
どちらも下から紫青緑赤の並びになっている時に赤だけ逆行した場合、赤が緑に当たった後の離れ際を狙えば、上昇を上手く獲れそうですね。
下落トレンド中に5日線が反対に動いた場面
補講では、三菱重工を例に挙げていましたが、JFEとパナソニックで同じような場面を見つけました。
まとめ
今回の考察で分かったことは、移動平均線の順番が下から紫青緑となっている時、あるいは上から紫青緑となっている時、赤が一時的に反対の方向に動いても、また元の方向に戻されてしまうということです。
あと、移動平均線の角度と移動平均線どうしの距離も重要ですね。
移動平均線の角度が急だったり紫青緑の距離が離れている場合は、同じトレンドが長く続く傾向があります。
また、それぞれのチャートを見てみますと、移動平均線の並びが緑、草、黒、赤となっている場合、この束が向いている方向に建玉すれば上手くトレードできそうです。
さらにその束が紫と青の上にあれば買いで勝負するのが有利で、下にあれば売りで勝負するのが有利ということが分かります。
これは相場先生が仰ったことですが、この場面を狙ってトレードするためには、多くの銘柄の中からこの形のチャートを「探す」か、あるいは、少ない銘柄を観察して、それらがこの形になるまで「待つ」かのどちらからです。
これはその人の性格にもよると思いますが、私は数多くの銘柄から探すのは得意ではないですね。私は選択肢が多いと、「あれもいい、これもいい」となってしまい、気がつくと一度に多くの銘柄に手を出してしまうクセがありました。
あれもこれもと手を出して上手くいったこともありますが、失敗も少なくなかったため、トータルで利益になってもあまり達成感はなかったです。
それより、いつも観察している銘柄のチャートが得意な形になるまで待って、「ここだ!」と思ってトレードして成功した時の達成感は格別ですね。