異なる業種を観察する
「鉄板ポイント探しリーディング練習」の記事では、日本精工の鉄板場面をご紹介しました。
この1銘柄だけでも1か月~1.5か月ごとに鉄板ポイントが発生していました。それぞれの鉄板ポイントでは100円~200円の値幅が取れますので、日本精工1銘柄だけをトレードしてもかなりの利益を得ることができそうです。
しかしながら、もう少し頻繁にトレードしたい場合は業種を分散させて観察すれば、異なるタイミングで鉄板ポイントを狙えます。
個別銘柄の実例 2018年1月~12月の期間
食品、建設、製薬、機械、商社、金融、運輸で業種を分散させて、2018年1月~12月の期間の鉄板場面を赤丸で印をつけました。
「買い①」「買い②」「売り①」「売り②」の定義につきましては、以下の記事をご参照ください。
日本水産
清水建設
アステラス製薬
日本精工
丸紅
三菱UFJフィナンシャル・グループ
川崎汽船
まとめ
このように異なる業種のチャートを比べてみると、5銘柄ほどを観察しておけば毎月1~2回は売買のチャンスがやってくることが分かりました。
たとえば、2018年1月に日本水産を空売りして儲けた利益でアステラス製薬を買う。そして、その利益を使って日本精工の3月の暴落を空売りで取る。次にその利益を使って丸紅の4月の上昇を取る・・・、というように毎月どれかの銘柄でトレードチャンスがやってきます。
それぞれの鉄板ポイントでは100円~200円の値幅が取れますので、逆張りの分割売買で上手く建玉すればそこそこ儲けることができます。
何十銘柄も観察してあれもこれも手を出すのではなく、銘柄をしぼって簡単な場面をトレードする方が、失敗も少なく成功率が高くなると思います。
以上で鉄板ポイントの研究についての記事は終わりです。
次の記事では上昇トレンドの始まりを考察しています!