株価の上昇トレンドの始まりはどのような形をしているのか?

上昇トレンドの始まりを分析する

上昇トレンドで利益を上げたいと思うのなら、上昇トレンドが始まる形を分析すればよいのではないかと私は考えました。

そこでいくつかの銘柄を選び出して、様々なタイプの上昇トレンドを考察してみました。

私は緑の20日線の上で買い、20日線の下で売るようにしています。エントリーポイントの目印は、N大(買いの場合)と逆N大(売りの場合)、そしてもの別れ(売り買い両方)です。

このルールに則ってトレードすれば、成功率がアップしました。また、たとえ失敗したとしても大きくやられることが無くなりました。

しかしながら、同じN大であっても週足の移動平均線の順番によって、エントリー後の上昇力に違いあります。今回の記事では、エントリーする価値のある場面を見つける方法をお伝えします。

※N大については、以下の記事をご参照ください。

上昇相場の始まりはどんな形なっているのか?

それでは私が日々観察している銘柄を使って、上昇トレンドの始まりの形を見て行きます。

前述しましたように私は株価が緑の上に出た後で買いを入れるため、株価が緑の上に出てきた後の上昇の始まりを考察して行きます。

日本精工①

株価が緑の20日線上に出てきた直後のN大を狙って行けば、たいていの場合、成功します。ただ、問題はその後の上昇の勢いです。

以下の日足チャートの2つの上昇トレンドを比べてみると、後者の方が上昇力が強いことが分かります。株価が緑の上であっても、青の60日線の下である間は上昇幅は限定的です。

この2つの上昇トレンドの始まりの週足の形は以下の通りです。

①の週足は赤の5週線に対して「下半身(※)」となっています。②の週足は5週線の下値が切り上がっており、緑の20週線の上に出ています。

①の週足で無理に買い出動するのではなく、上昇の可能性がより高い②の週足を狙った方が、より大きな値幅を狙うことができますね。

※下半身:ロウソク足の半分以上が5週線の上に出ている状態のこと。

日本精工②

以下の2つの上昇はどちらも青の60日線の上で起きています。青の下での上昇の角度は緩やかですが、青の上での上昇の角度は急なのが分かります。

どちらも100円ほどの値幅が取れますが、同じ利益を得るのだったらより短期間で得る方が効率的です。従って、青の下での上昇は捨てて、青の上での上昇トレンドを狙った方がよさそうです。

この2つの上昇トレンドの始まりの週足は、以下の形になっています。どちらもロウソク足が黄緑の上にあり、下値が切り上がっています。

日本精工③

①の上昇は青の下で始まっており、②と③はPPP(※)の状態での上昇トレンドです。

①は青の下で始まっていますが、右肩上がりのオレンジの300日線の上にあります。ということは、まだ上昇の勢いが衰えていない状態であると考えることができます。

そこへ株価が下から緑を抜いてきてN大を形成して、一気に青と紫を抜いています。その後、さらに上昇が続き、移動平均線がPPPを形成しています。

この状態では、黄緑、黒、赤、ピンクの束がばらけるタイミング(もの別れ)を狙って買いを入れると成功する可能性が高いです。

①の場面での移動平均線は、下からオレンジ、緑、青、紫の順番となっています。青と紫の間隔が狭いため、このまま行けば上昇力が一番強いオレンジ、紫、青の順番になる下地は完成しています。従って、ここでN大が形成されたら買いを入れると成功する可能性が高いです。

次に②と③の場所は、移動平均線が下からオレンジ、紫、青、緑、黄緑、黒、赤、ピンクになっていますので、上昇力が強い順番になっています。そして、N大の形を確認して買い出動となります。

以下の週足チャートを見ると分かりますが、これらの3つの上昇はどれも4週間の横ばいを経て青の上で始まっています。ロウソク足が長期移動平均線の上で横ばった後、上に抜けたところは絶好の買い場になります。

※PPP:移動平均線が下からオレンジ、紫、青、緑、黄緑、黒、赤、ピンクとなっており、すべての移動平均線が上を向いている状態。
 

日本精工④

①の場面は、その後の長い上昇トレンドの起点となります。②はトランプ氏が大統領に当選した直後の動きです。③は移動平均線がPPPの順番になっていますので、上昇力が最も強い並びです。

次にそれぞれの場面の週足の形を見て行きます(下のチャート)。

①の大陽線は9の法則(直前の下落相場でのロウソク足9本)の直後に出現しており、800円の節目で下半身となっています。その後、日足で株価が緑を越えてきたら買い出動となります。ただ、日足のこの場面ではN大が形成されていませんので、買いづらい場面ではあります。

②と③では移動平均線が下から緑、黄緑、黒、赤、ピンクの順番になっており、この順番が崩れるまでは下落トレンドになり得ません。この場面では、日足で買いのシグナルが出たら、自信を持って買いで勝負できますね。

日本精工⑤

10月中旬の株価の動きを見ると、緑の上できれいなN大を形成しています。さらに、これは1200円の節目近辺でのN大ですので、ここは自信を持って買いを入れることができます。

この上昇トレンドの始まりを週足チャートで確認すると、株価がオレンジの上での下げ止まった後に下値が切り上がっています。

2本前の週足ですでに下半身を形成しており、陽・陰・陽の並びになっています。ロウソク足の下値が切り上がった状態でこの線組になると、株価は上昇することがよくあります。

従って、ここは日足の形を見極めながら、買いを入れる価値のある場面です。

日本精工⑥

こちらは60日線上でのN大ですので、自信を持って買いを入れる場面です。しかも、そのまま上昇トレンドが続けば移動平均線がPPPの並びになる場面です。

週足におけるこの上昇トレンドの始まりは、押し目からの下値切り上がりの陽線です。移動平均線はPPPの並びになっており、上昇力が一番強い状態です。

この状態で週足のロウソク足が陽・陰・陽の並びで下値が切り上がっていたら、買いで勝負できますね。

まとめ

今回の記事では日本精工の株価チャートを使って、上昇トレンドの始まりの形を分析しました。

今回の記事では以下のことが分かりました。

  • 上昇の起点は黒、赤、ピンクの反転から始まる
  • そこへ黄緑、緑が反転して順番が入れ替わり、上昇トレンドが形成される
  • 週足・日足ともに株価が青を越えてきたら上昇に勢いがつく
  • 株価が青と紫の上にある時は押し目買いを狙える
  • 週足のロウソク足が赤に対して下半身になれば、上昇の可能性がある
  • 週足のロウソク足が緑に達した場面は狙い目(ただし緑の角度に注意すること)
  • 週足の線組が陽・陰・陽で下値が切り上がれば買いで勝負できる
  • その上で、日足において緑の上でN大が形成されたら買いで勝負できる
  • さらに青の上でN大が形成されたら本格的は上昇トレンドに入る

以上を一言で言いますと、週足チャートで下半身が形成された後、日足において緑の上でN大が出現したら買いで勝負できる、ということです。

次回の記事では、他の銘柄で同様の考察を行います。

基礎知識と移動平均線の研究
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