4月18日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した
今回の「相場の提言」は、「株価は下げる運命にある」でした。
これは、「いま株が下がっているから大暴落しますよ」という話ではありません。
日経平均が3万9千円や4万円を付けたときは、多くの人は近いうちに株価が下げるとは思っていないはずです。
ところが、ご存じのように、これまでのすべてのバブルは最後には崩壊して株価は暴落しました。
今回のバブル(?)が同じようにコケるかどうか分かりませんが、世の中の多くの人が何の目的で株を買うのかというと、株の利ザヤで豊かな生活をおくるためです。
年金運用している機関投資家も最後は株を売って利確します。
「株は下げる運命にある」というのは大げさですが、株は最後には売られるということです。
ここ3年で株価が3倍以上になった大型株が危ない
いま相場先生が注目しているのは、ここ3年くらいで株価が3倍以上になった大型株です。そのような銘柄は結構多くあります。
それらの銘柄は結構危ない状態にあります。
例えば年金運用などは4~5年くらいのスパンで一旦手仕舞います。ウォーレンバフェットが数年前に日本の商社株を6000億円くらい買いましたが、その彼でさえ株の平均保有期間は3年くらいだそうです。
というわけで、株価はいずれ下げる運命にあるので、買い目線だけで見ないということを心掛けていないと、過去のバブル崩壊の時のように株価が暴落しているときに漬けにしてしまったり、全財産のほとんどを失ったりしてしまいます。
そのようなことにならないために、「株価はいずれ下げる運命にある」ということを理解しておくことが重要です。
特に、この3年くらいで3倍以上になった大型株には注意が必要です。
視聴者からの質問コーナー
質問
僕は月足をベースに日足を見てトレードしていますが、その場合、下落トレンドになる判断が何か月か遅れてしまいます。
月足パンパカパンでも日足で一時的な下落と本格下落の見極め方があればご教授いただければ幸いです。
相場先生の回答
月足パンパカパンというのは基本的に上昇しています。その月足パンパカパンの上昇中、日足はどうなっているかというと、17本か20本くらい上げたら1回は下げます。しかし、もう一度復活して17本くらい上昇します。
また、一時的に下げたり横ばったり、また上がったりします。日足でこのような動きをして月足でパンパカパンになります。
つまり、月足パンパカパンであっても日足では結構下げたりしています。
では月足パンパカパンが崩れた後、日足でどうなっているかというと「暴落」しています。
なので月足パンパカパンの始まりを察知する必要があります。実はこれ、いま株塾勉強会でのテーマとなっています。
月足パンパカパンが終わる前に週足のパンパカパンが終わります。週足パンパカパンが終わる前に日足が下げ始めます。
カギは日足の青のMA(20日線、25日線、または30日線のどれでもOK)です。日足のロウソクが青を割ると、ある程度の期間下げます。
なのでロウソク足が青を割ったら、そこでヘッジを入れるか、あるいは一旦終わりにして(手仕舞いして)します。
日足のロウソク足が青を割った後、週足が天井を打ち始めて、その後に週足のロウソク足が青の下に入ると日足ではオレンジ(100日線)くらいまで下げています。
このような状況になった後に月足で天井を打ち始めます。
なので、日足の青を割ったら、あるいは週足が緑を割り青に近づいたときには、月足では天井と見てよいと思います。