2024年12月19日放送の「株は技術だ!」を視聴した
12月19日放送の「株は技術だ!」は、相場先生が視聴者からの様々な質問に答えるという回でした。
ボックス抜け、下半身、本数に関する質問
ボックス抜けの定義について
ボックス抜けの定義として、過去の上ヒゲに実体がかかっているときは、上抜けしたと考えてよいでしょうか?
相場先生の回答
直近のダウ先物で説明します。化学式ではないので、絶対はありませんが、ここはボックスです。この陽線で上ヒゲを抜けたので、これは買いでよい。
ところが買った後に陰線が出て下げてしまった。そしたら上ヒゲまで含めたボックスに戻ったんだなと考えてスクエアにする。その後、上ヒゲも含めて上に抜けたら売り玉を手仕舞って買い追加となります。
より確度の高い下半身とは?
下半身が出てもすぐに逆下半身が出ることがあります。より確度の高い下半身があれば教えてください。
相場先生の回答
下半身が出た後に逆下半身が出ることはあまりありませんが、5日線の下にあったロウソク足が5日線の上に半分以上出たのが下半身です。
下半身が形成させるまでの期間はわずか数日です。短い期間しか上げずに再び下げたときは、ボックスと決めてしまい、上限と下限に水平ラインを引きます。そしてボックスを上に抜けたら買い、下に抜けたら売りとなります。
本数はどこが起点か?
15本上げた後に5本下げてからの下半身の場合、本数の1本目は15本の根元からか、それとも5本下げた後の下値からのどちらでしょうか?
相場先生の回答
2通りの考え方があります。もし5本ではなく3本の下げであれば、1本目は15本の根元になります。
しかし5本下げた場合は、下半身が出たらまず買いを入れてみます。というのも、5本下げたことで本数がクリアされたかもしれないからです。
もちろん15本上げた後に5本下げたので、下から20本経過したことになりますが、下半身が出たら買いを入れたほうがよいです。
そのまま上がってゆけば1本、2本、3本、4本と本数を数えます(この場合、下半身が出たロウソクがスタートとなります)。
しかし、23本目(5本下げた後の下半身から数えて2本目)で陰線が出たら、これは15本+5本からの続きと考えます。
注文のタイミング、観察銘柄数、技に関する質問
引けで買うか、朝の寄り付きで買うか?
下半身が出た場合、引け間際に買うのか、翌日の朝に買うのか、どちらでしょうか?
相場先生の回答
引け間際で買ってもいいし、翌朝に買ってもいいけど、引け間際だと考える時間が5分くらいしかない。5分で考えるのは無理だから、翌朝の方がよい。
あるいは3~4日前から「今日の引けで陽線になったら買い」と決めているのなら、引けで買ってもよい。前々からの作戦を練っていたのならいいけど、その時にパッと考えるくらいなら、翌朝の方がよい。
銘柄は絞ったほうがよい?
相場先生が日本郵船の一銘柄で資産を築いたように。はじめのうちはトレードする銘柄を絞ったほうがよいでしょうか?
相場先生の回答
私は日本郵船で20億円くらい稼いだ。当時は学生でした。チャートを手描きしており、多くのチャートを描くのが大変だったので、日本郵船だけやった。
今だといろんな銘柄のチャートが即時に見れますので、一銘柄に絞らなくてもよいけど、観察銘柄を10~30持っておいて、毎日チャートを見て日々の変化を観察したほうがよいです。
相場先生が1億円到達に要した年数は?
先生は何年くらいで60万円を1億円にされましたか?
相場先生の回答
5年か6年くらいです。
おすすめの技は何か?
初心者が技を一つに絞るとしたら、パンパカパン、ものわかれ、何がよいでしょうか?
相場先生の回答
パンパカパンの中で1回下落して戻ったところ。簡単に言うと、ものわかれです。これが一番いいです。それからもう一つ。並んで上に抜けたら買い、というのもあります。ただし、この場合、本数が経過しているとダメです。