Mohamed HassanによるPixabayからの画像
6月20日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した
今回はゲストにテニスの西岡良仁選手を招いての放送でした。
まずは、現在の日経先物、ゴールド、ドル円の戦い方の説明からでした。
日経先物
放送日(6月20日)の日足チャートでは、逆下半身が出現しましたので、ここから少し下げるかもしれないとのことでした。
もし日経先物の買いを持っている人は、ここで一旦手仕舞いした方がいい。売りを入れてもいいけど、長く持たないようにすること。
その理由は、すべての移動平均線が上を向いているPPPですので、ここから大きく下落することは考えにいからです。
PPP中の下落は、下がってもすぐに上昇します。次にまた下げてもすぐに上昇します。そして最後は戻りが弱くなり、前の高値まで届かなくなったら、下げに転じます。
今下げていても、この下げは数日、あるいは来週で終わるかもしれません。その後は一旦は上げてきますが、その上げが前の高値を越えなければ、そこが天井となります。
ゴールド
今からゴールドはエントリーしにくい感じですが、すでに売りを持っている人は、そのまま売りを保有してよいとのことです。
今売りを持っているとして、下半身が出現したら買いヘッジを入れます。その後、2000ドルまで行かずに下げに転じたら、そこから下落局面に入るだろうということでした。
月足を見ると、過去の例ではロウソク足が赤の下に入り込むと、その後は7か月下げています。もし、今回も月足が赤の下に入ると、そうなる可能性がでてきます。
ドル円
基本的にはドル円は円安方向に行くはずです。その理由は、日米の金利差にあります。
アメリカの金利は非常に高く、日本の金利はゼロ金利に近い状態です。なので、円をドルに換えてドルで持っていた方がよいため、円が売られることになります。
株トレードに通じる西岡選手のメンタル強化方法
西岡選手は練習時間が短く、日に2時間~3時間弱くらいだそうです。トレーニングを含めると、3時間くらいです。
選手の中には長時間練習するタイプの人もいますが、西岡選手は、練習は短くして、あとは休みたいタイプとのこと。
というのも、5時間も6時間も練習しても、体力が続かないため、集中力が続かないからです。なので、ダラダラ5時間練習するくらいだったら、1時間、2時間を集中して練習した方が価値があると考えているようです。
集中力を高めるためにやっていることとして、今日何を練習するか明確にすることと話していました。
今日何を練習すれば、前回負けた相手に勝てるのかを明確にして、練習に臨んでいるそうです。短い練習時間をそこに集中して、その日は終わり、としているとのこと。
相場先生と西岡選手との一問一答
相場先生:練習してもなかなか上手くできない時は、どうしているのか?
西岡選手:練習してもなかなかできないことは、それが自分に合ってないのか、あるいはやっていること(練習方法)が、そもそも間違っているのか、あるいは、すぐに上手くなるわけではないので、やり置続けた方がいいのか、これは選択になります。
他者からのアドバイスであっても、そのアドバイスを実行するかどうかの選択は自分にあるので、その結果、上手く行かなくても、それは自分の責任となります。その方が、自分にとって気持ちがよい。
相場先生:練習をしてもなかなかうまく行かない場面や試合の中で苦しい場面は、どういう風に乗り切ってますか?
西岡選手:どの選手もずっと勝ち続けるのは不可能に近いです。ただし、ジョコビッチ選手やナダル選手は例外です。なので普通はランキングも上下します。
自分も勝てないシーズンがあったり、勝てるシーズンがあったりします。
じゃあ、原因は何なのか?自分が急に弱くなることはない。
そういう時は、今は上手く行かない流れになっていると考えています。
じゃあ、何をすればよいかと考えた場合、もっと集中して練習してみようとか、あるいは一回テニスの練習から離れて、気分を切り替えるようにしています。
その場合は1週間だったり2週間だったりするけど、休める限界まで休んだりします。
相場先生:練習と本番試合の違いは?
西岡選手:子どもの頃から錦織圭選手と練習していました。練習試合では、ほぼ互角のプレーになる時がありましたが、本番の試合を見ると、「これは勝てないな」と思いました。
では何が違うのか?
試合は勝ち負けがつくので、集中力の度合いが違います。練習では勝ち負けはあまり意味がありませんが、試合では勝つテニスをする。(錦織選手と比べ)この差が大きいと思います。