2025年5月8日放送の「株は技術だ!」を視聴した
日経先物は現在、37000円を超えています。上昇の起点から放送日までのロウソクの本数は、21本です。
相場先生は原油の日足チャートを研究して、連続上昇、連続下落のロウソクの本数を数えたそうです。
その結果分かったことは、ロウソク足が連続して20本上げたり、下げたりすることはあまりなかったとのことです。
そうなると、日経先物もそろそろ一旦は上昇を休む感じがする。
欧州の株式指数のEuro Stoxx 50も日経先物と同じく、連続21本上げてきています。
相場先生の今後のトレードのシナリオは、連続上昇がロウソク20本ほど経過しているので、この辺で一度下げるとの見込みから、次の下げを打っていきたい、とのことです。
ただし、大きく下がらなければ早めに売りを手仕舞って、次の上昇を買っていって、再度のオレンジ(100日線)越えを狙ってゆく。
次はプラチナです。
底から天井までが15本。一回休んで陽線が出ましたが、前の高値まで到達せずにオレンジ際で止まっています。
結論は、そろそろ本数が経過しているので、ここからは買いづらい。
なので売りを狙いっていきたいわけですが、「もし下げが浅い場合は、売りをすぐに手仕舞って、次の上げを獲っていくという方針がいいだろう」ということでした。
次はゴールドです。
パンパカパンで一度下げた後、2日間陽線が出ましたが、4月22日の高値に当たって下げてきています。
相場先生は、この高値を抜けたら買いを入れる予定だったそうです。
コーンについては、並びを下に抜けたら売りを入れる予定だったそうで、下に抜けたので売りを入れたそうです。
視聴者からの質問
空売り後にストップ高になった。対処法は?
空売り中でストップ高。ヘッジの買いを、その日の夜に成り行きで入れました。
しかし成り行きなのに売買成立せずでした。この日もストップ高のため怖くなり、返済買いをしたら高値で成立。
その日は100円近くの陰線でした。
ヘッジの買いをしなくてよかったのですが、残念でした。しかし、5月1日ストップ高近くの上昇、初心者には危ないので観察中です。
相場先生の回答
この視聴者さんは、チャートの赤丸のどこかで空売りを入れた後にストップ高を食らってしまいました。
どうすればよかったかというと、ストップ高になった後に売り玉を手仕舞うと大損してしまいますので、売り玉を保有したまま買い玉を同数入れてスクエアにします。
その後、方向感が出たらどちらかの玉を手仕舞います。
しかしながら、この視聴者さんは、ストップ高後の大陰線を見て「スクエアにする必要はない」と思ったら、5月1日に大きく上がってしまいました。
以前の番組で、相場先生によるナイキのトレードを紹介しましたが、あの場面も住友ファーマと似たような場面でした。
相場先生は、まずスクエアにした上で方向感が出るのを待ち、最後は勝ちに持ってきました。
このような場面に出くわしたとき、建玉をスクエアにした方が、10回中8回くらいは上手くいきます。そして、2回くらいはスクエアにしないほうが良いことがあります。
しかしながら、(相場先生の経験上)このような場面で入ってしまった場合は、すべてスクエアにした方が最終的には勝つ確率が高くなります。
コーンのトレードを始めたいが大丈夫か?
今度はCFDでナスダックではなく、コーンを始めようと思いますが、いま初めても大丈夫でしょうか?
相場先生の回答
いつ始めても大丈夫です。
ただ、始めるというのは「エントリーを始める」という意味なのか、あるいは「ナスダックをやめてコーンで取引をするために観察を始めるのか」、どちらなのでしょうか。
ナスダックのチャートを見ると、W底で上がっていってオレンジまで上がるのか、その手前で下がるのか、という動きです。
一方コーンですが、いま下がっている最中です。
どちらも(トレードする)タイミングはいいと思います。
ナスダックはある程度本数が経過しているので、下げ始めたら売りを入れて、早く戻したら売りを損切りして買いを入れるということが考えられます。
コーンの場合は1-1の建玉から入ってもよいと思います。ちょっと下げたら売りがプラスになり買いがマイナスになりますが、本数的にそろそろ上げる頃なので、(上げ始めたら)売りを利確して買いを保有するというトレードが考えられます。
W底だと思ったら上がっていった?
任天堂はW底と思っていたら上がっていきました。底ではなかったのでしょうか?
相場先生の回答
私は任天堂に買いを入れて、すでに手仕舞いました。
日足で見ると上がるか下がるかよくわからない動きですが、この場面を週足で見ると一目瞭然です。
週足ではパンパカパンの状態ですので、紫近くの大陽線を見て、翌週から買いのタイミングを待つことになります。
先生の失敗例を知りたい
先生の失敗例を一つ教えてほしいです。
相場先生の回答
私はあまり失敗はしないです。なぜかというと、(今日紹介した住友ファーマやナイキのように)スクエアにして(建玉操作をして)、最後は勝ちに持って行くからです。
唯一失敗といえるとのは、良い値動きをしているのに、その銘柄を「見ていなかった」ということです。
先々週に目をつけていた銘柄なのに、他の銘柄のトレードに集中していたため、先々週目をつけていた銘柄をマークしていなかったわけです。
原油の売りについて
原油はWボトムになったらどうしようと考えて売れません。先生は、どうやって下落が続くと思いましたか?
相場先生の回答
オレンジの100日線に当たった後に急落しました。そして、下げている青の20日線に当たって横ばいました。
この時、青が下げているときはレートは下がります。青が下げているだけでなく、100日線と紫の50日線も下げています。
なので、この場合、下げることがあります。
ですが、この方の言っていることは、よくわかります。
移動平均線の順番が上からオレンジ、紫、青、緑で下がっている最中でも大底ではW底をつけて、そこから上がっていってオレンジまで行くことが多いです。
5月1日のロウソク足を見たらW底の可能性もあります。
ただ、青は下がっている。赤と青はものわかれ。青と緑もものわかれ。上にはオレンジ、紫、青、緑。基本は下げだけど、「W底が来たら嫌だな~」と思う1日を過ごしました。