銘柄選定に不可欠!勝てる可能性が高い場面でエントリーする方法とは?

6月6日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した

番組冒頭の「相場の潮流」では、日経先物とゴールド、ドル円、原油、個別銘柄の現状の解説でした。

日経先物

日経先物は放送日の時点ではまだ上昇継続中でしたが、翌日水曜日から下げ始め、8日の午後4時以降も下げ続けています。

9日の金曜日がSQ日となりますので、この日を待ってからトレードした方がよいとのこと。


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ゴールド

ゴールドですが、ついに30日線が50日線を割り込んできました。一時2050ドルまで上昇した勢いは、いまはもうありません。

しかもオレンジの100日線まで下げて一旦上昇しましたが、再びオレンジ近くまで下げてきました。現在は、オレンジ際での戦いとなっています。


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今後はちょっと上がったり、ちょっと下がったりの、分かりにくい動きになるのではないか、ということでしした。

ただし、これまでオレンジに当たることがなかった価格が、頻繁にオレンジに当たってくるようになると、下落になる可能性があるとのことです。

ゴールドの週足はまだPPP継続中ですが、緑の10週線の下にロウソクが入って4週間目です。

直近2週間は陽線ですが、赤の5週線を越えることができません。これはPPPが崩れた状態ですので、どちらかというと下落かもしれないとのことです。

ただし、ゴールドと株価指数は逆に動きます。株価も上昇してきて、日経先物のSQもありますので、どこかで利益確定の売りが入ってきます。そうなると、ゴールドは上昇することになります。

しかし、その場合でも少ししか上がらないようだと、ゴールドも株も売られることになります。

参考までにゴールドの月足を見ると、天井を3回つけています。

ドル円

ドル円は昨年の7月の高値の139円辺りで推移しており、この近辺でどういう動きをするかが焦点となります。

このレベルを割り込むと、一旦は下げてくると思われます。しかし軽く下げただけで再び139円を越えてくると、次は150円を目指すことになるだろうとのことです。


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原油

次に原油ですが、月足を見て分かったことがあります。

2018年の高値が71ドル63セントでした。そして2021年から2022年の高値も、ほぼ同じ価格です。

そして現在、ずっと下げてきた原油価格は71ドル63セント付近にあり、この価格を越えてくると、一旦上昇になる可能性が出てくるとのことです。

もし原油をトレードするならば、月足で71ドル63セントを越えて、月足で陽線になれば、しばらく上がる可能性があるので、そのタイミングを待つことになります。


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相場の提言

今回の相場の提言は、「有利に戦えそうな場面になっている銘柄で戦う」でした。

これまでずっと上昇してきた銘柄が下げ始めてきています。

例えばヤクルトがそうですが、このような銘柄はもう一度上げてきますので、「その初動となる下半身を捉えましょう」というのが、前回の相場の提言でした。

ヤクルトのような銘柄は、他の銘柄が上昇し始める前から上昇していました。ところが、先々週辺りから他の銘柄に先駆けて下がり始めました。


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今回の相場の提言は冒頭でご紹介した、「有利に戦えそうな場面になっている銘柄で戦う」です。

現在、このような動きになっている銘柄は、3つに分類されます。

  1. 上昇の途中で戦う(例9503)
  2. 下落して戻っている場面で戦う(例3382)
  3. 月足の底値付近で動いている場面で戦う(例4587)

上昇の途中で戦う(例9503)

関西電力を例に挙げます。日足チャートを見ると、下からオレンジ、紫、青、緑、赤と並んで、上昇しています。


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これはだいぶ上昇していますので、ここから買うのはちょっと心配になりますが、かといって、売りを入れるとまた上がるかもしれないという心配もあります。

なので、まずは買いを入れてみます。上がれば「ラッキー」となり、どこかで利益確定をします。

しかし、買った後に下げてしまった場合は、買い玉はそのままで売りを入れます。というのも、これだけ上昇してきた銘柄は、1回では下げないからです。少し下げて、また上げるということがよくあるからです。

両建てにして下まで持って行き、どこかで復活上昇したタイミングで売りを手仕舞い、買いを入れます。こうすることで上で買った玉と下で買った玉を併せて0-2となり、利益になったところで手仕舞います。

これが上昇の途中で戦うやり方です。

下落して戻っている場面で戦う(例3382)

セブン&アイHDは、5月23日を天井にして7日間下げてきました。

8日目の6月1日に陽線が出たけど、まだ下半身ではありません。3日は陰線になりましたが赤の上に乗っているので、とりあえず下半身とみなします。


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今は上がっていますが、2つのことが考えられます。

一つ目は、このまま上がっていって、前回の高値である6500円まで上がる。

二つ目は、ちょっと上げて6200円に当たって下げてしまう。

したがって、セブン&アイHDをトレードするなら、2通りの戦い方があります。

  1. 買いを入れて、9の法則に従って9本目あたりで手仕舞う
  2. 買いを入れて、下から9本目までに逆下半身になったり陰線が2本出たら手仕舞う。そして、次の逆下半身で売りを入れる

あるいは、もう一つの方法として、この銘柄は買わないで、上がって行くのを観察して、逆下半身が出たタイミングで売りを入れる。

このように今のセブン&アイHDは、いくつかの戦いを思いつくことができる値動きになっています。

もう一つ、ヤクルトを例に挙げます。

9日間連続して下げてきましたが、下半身をつけて上昇しました。

相場先生は、この下半身で買いを入れたとのことです。

もしこの下半身で買いを入れたならば、次の陰線1本目、または2本目で手仕舞うのがよいとのことでした。

あるいは、この下半身で買わない人は、次の逆下半身を待って売りを入れる、という戦略が立てられる値動きになっている。

「オレンジに当たれば下げるかもしれない」と相場先生は話していましたが、本日(6月9日)のヤクルトのチャートを見ると、やはりオレンジに当たって下げています。

月足の底値付近で動いている場面で戦う(例4587)

ペプチドリームが暴騰しています。

この銘柄の特徴は、底割れしない動きをしているところです。


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底値が固まってMAが接近すると、各MAは交差してPPPになりやすい状況にあります。

株価がオレンジを越えて一度下げて、再び上げた5月29日が買いを入れるタイミングとなります。

これを見つける方法は、日足を見ていって、紫の上に出て、一度下げたけど、底値が安定しているな。また紫の上に出たけど、前より高いところまで上げたな。今は下げているけど、もし次に上げたらPPPになるな、と考えて行きます。

ペプチドリームの月足チャートを見てみますと、17か月下げてきたことが分かります。

相場流では「17の法則」というのがあり、ロウソク17本でそれまでのトレンドが一旦終了します。ちなみに、この17の法則は日足でも、週足でも通用します。

8月、9月、10月のロウソクはコマになっており、この間はほとんど株価が動いていません。

これだけ売られて株価が動いていないということは、もうこれ以上売る人がいないということです。つまり、これ以上安くは売らないということです。

そうなると、倒産しそうな会社でない限りは、その会社の株は買われるしかないため、株価は上がってきます。

やがて赤の5か月線と緑の10か月線が近づいて行き、交差します。

ロウソクが緑の上に乗りしばらく横ばいの動きを続けますが、この間、上に抜けるタイミングを待ちます。

変化が表れたのが5月1日です。

次に週足で5月1日を見ます。5月15日の週に変化が表れます。

日足では陽線で飛び出した日になります。ここで買いを入れた後に少し下げますが、すでに株価の下にはオレンジと青と紫がありますので安心感があります。

なので、この下げはヘッジの売りを入れてしのぎます。

あるいは、5月16日の下半身は見逃して、その次の5月29日の下半身で、最初の買いを入れてもよいと思います。

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