
相場の潮流
2026年9月10日放送「株は技術だ!」の注目ポイントをまとめました。
本日のマーケット振り返り
10日の東京株式市場で、日経平均株価は3日ぶりに反発しました。終値は前日比128円17銭高の65,270円95銭。
海外投機筋とみられる日経平均先物への断続的な買いが主導し、大引け間際に上げに転じてこの日の高値で取引を終えました。朝方から取引終了直前までは、中東情勢のさらなる悪化を懸念した売りが優勢の展開でした。
本日の主要データ
- 売買代金:概算8兆3803億円
- 売買高:21億6817万株
- 値上がり銘柄数:723
- 値下がり銘柄数:783
- 横ばい銘柄数:48
新指標「エネルギー棒」で相場環境を読む
今回の放送では、相場先生が開発中の「エネルギー棒」を使いながら相場を分析しました。
エネルギー棒とは、相場の勢いやエネルギーの強弱を視覚的に表現したもので、現在は開発の最終段階に入っているとのことです。
相場先生によると、この指標は長年にわたる研究の成果であり、今後は株塾や新講座「相場の力学」でも活用していく予定だそうです。
ただし、エネルギー棒だけで売買できるわけではなく、相場流の考え方を理解したうえで活用することが重要だと強調されました。
日経先物は依然として買いの形ではない
日経先物については、エネルギー棒の観点から見ると現在も売り優勢の状態とのこと。
移動平均線が集中しているため方向感が出にくく、相場先生自身も「今は手を出さない場面」と判断されています。
週足でもエネルギー棒は低下傾向が続いており、移動平均線も収束していることから、しばらくは小幅な乱高下が続く可能性が高いとの見方でした。

大豆は利益確定後の揉み合い局面
大豆については、相場先生は上昇局面をしっかり獲ることができたとのことです。
エネルギー棒で見ると、買いのタイミングから上昇を追いかけ、その後の利益確定ポイントも比較的明確に判断できたと話していました。
ただし現在はエネルギー棒がグレーゾーンに入り、売りも買いも仕掛けにくい揉み合いの状態です。

ダウとオルカンも弱い状況が続く
ダウ先物については、エネルギー棒が継続的に低下しており、依然として売り優勢との見方です。
また、オルカン(オール・カントリー)についても天井を付けた後の調整局面が続いています。前回の安値近辺まで下げてきており多少の反発はあり得るものの、まだ買いのタイミングではないとの見方。
エネルギー棒も下降継続で、紫(50日線)の下に青(20日線)が位置しており、さらなる下押しの可能性があると話していました。
パラジウムはもみ合いの状態
前回の放送でも「頑張っている」と紹介されていたパラジウムです。紫(50日線)とオレンジ(100日線)に挟まれたレンジ内での上下動を経て、ついにオレンジ(100日線)の上で定着できるようになっています。
ただし、週足では「上昇は一旦ここで終わり」としつつも、エネルギー棒の動き自体はそれを否定するものではなく、しばらくは一進一退のもみ合いが続きそうだという見立てでした。
トウモロコシは押し目形成を待つ局面
トウモロコシは週足では依然として上昇トレンドが継続しています。
ただし日足では調整局面(下落)に入っているため、
- 一時的な押し目で再上昇するのか
- すでに天井を付けて下落トレンドへ転換するのか
現時点では判断が難しいとのこと。
今後、日足の下げが止まり、再び下半身が出現するようなら買いを検討できるとのことでした。
S&P500とドイツ市場は弱含み
S&P500は日足・週足ともに下落基調が続いています。
ドイツ指数についても同様に、日足・週足とも下げ途中の状態であり、基本的には売り目線で見ているとのことでした。
プラチナは引き続き期待
安値から反発し、紫(50日線)を上抜けてオレンジ(100日線)まで到達した好調な銘柄。
現在は一服していますが、移動平均線が紫・青(20日線)・緑(10日線)・赤(5日線)の順に収束しており、ここから上抜ければさらに上昇余地があるとの見方です。
金はまだ様子見
高値で掴んでしまった人もいるかもしれませんが、まだ本格反発とは言えない状態。
エネルギー棒はグレー(もみ合い)で、上にピンクの棒が出れば買いサインになるものの、それまでは様子見が妥当とのことでした。
投資の提言:オレンジ際の戦い
今回のテーマは「オレンジ際の戦い」。
西暦663年、日本・百済連合軍と唐・新羅連合軍が朝鮮半島で戦った「白村江の戦い」になぞらえたネーミングで、株価がオレンジ(100日線)付近で攻防を繰り広げる局面を指しています。
今回は、リスナーから寄せられた出光興産(5019)の質問を題材に、「オレンジ際の戦い」でどのように売買を進めるのかが紹介されました。
リスナーからの質問
5019出光興産のオレンジ際の戦いに取り組んでいます。日足でオレンジ際を見ていますが、週足、月足の考え方を教えていただきたいです。いつもは週足の青と月足の赤に注視しています。
相場先生の回答:この方は、ここの(8月20日辺り)オレンジ際の戦いをどうするかと。下値は切り上がって、ここも切り上がって、高値並んだけど、高値を超えてオレンジでぐじゃぐじゃやったんだけど抜けたということだから、実際トレードするとするとこういうことになりますね。
オレンジに到達しました。ダブル底、右肩上がりです。しかもこちら(8月の底の方が7月の底よりも高い)のほうが高いので、買ってみようと思います。
ただし、オレンジ際で抜けたときに買うときの心構えというのは、そこで横に陰線が並んだり、陽線が並んだり、横ばうこともあることを承知で買うわけです。
買いを入れました。横ばいの可能性もあるので、そのときは今買って0-1を1-1。これで1-1ですね。まだ下がるとは決まっていません。青の上に緑と赤が上を向いています。
1-1をキープ。上に抜けたわけではない。価格帯が変わってはいない。抜けたと思って1-1を1-2か、0-1。1-2のほうがよろしいけど、1-1を1-2か、0-1にします。
ここで1-1だったのはそのまま。0-1だったら1-1。1-2だったら2-2。0-1だったら売りも入れて1-1、1-2だったら売りを一つ入れて、売り2、買い2。
これ価格帯変わりませんね。抜けたので1-1だったら0-2です。もう抜けたから。2-2だったら0-3。そして、一つの並びを抜けたら…。何日抜けたか?過去6日間をいっぺんに抜けたから上がっていきます。
これは一つのオレンジ際の戦いのやり方です。このボックス(オレンジ際で形成されるボックス圏)が長引くこともある。どういうふうに長引くかというと、オレンジを越えてからひとしきり上げて下げて、また上げて前の高値に行かないで下げて、オレンジの上で揉み合う。そうすると大抵下がっちゃう。
なのでオレンジ際の学び方は、過去の私の言っていることも参考にして、過去のチャートをいろいろ見て、オレンジ際ってどんな動きするんだろうと。類型を分けたほうがいいね。
YouTube延長配信:リスナーからの質問&コメント
ローソク足「陽・陰・陽」の並びについて
以前、先生の解説でローソク足の並びが『陽・陰・陽』の時は上がる確率が高いとおっしゃっていましたが、後の方の陽線が前の陽線と陰線より上の方がさらに確率が高くなるという見方でしょうか。また、この並びのパターンがはまる場面はいくつかあると思いますが、いろいろ教えてください。
相場先生の回答:『陽・陰・陽』ですね。これは強い。4本目は陽線の確率が高い。前の陽線より上の方で終わっているから、これは強い。もう一つの類型として、『陽・陰・陽』これだけだとわからない。移動平均線があるともうちょっとはっきりしてきます。陰線が陽線の上のほうにあるほうがいいですね。一番強いのは、陰線が陽線の上で始まって上で終わっているパターン。翌日もっと上で始まって上で終わっていればこれも強い。下げはこの逆です。
LINEヤフー(4689)
LINEヤフーはかなり上がりましたが、一度下げて上がったのを確認してから入った方が良いでしょうか。それとも20日線に触れて陽線が出たのを確認してから入った方が良いでしょうか?
LINEヤフー、だいぶ上げました。週足を見ていただいて、オレンジの下でダブル底をつけて、オレンジまでいって負けたけど、前の安値を割らなかった。そこに青が横ばって上を向いているから、完璧にこれ強い。
月足はダブル底ですね。これ上に抜けたら強いでしょうね。日足では今は下げてますが、オレンジに行くまでにどこかで止まって下半身をつけたら買いだなという感じです。
エネルギー棒で見ると、下げてきて今日ちょっといい感じになってきた。明日下半身になって順調に上げれば上がるかもしれません。確実ではありませんよ。
週足では、ここ(6月辺り)からちょっと上げてきたので、これから(8月から)本気の上げになりました。今はサーモンピンク(エネルギー棒の色)でちょっと弱っていますが、本当にいいのは週足がこの上(上抜け)に出てからの方が強いですね。
月足で言うと、下げが止まって底をつけて、(エネルギー棒の)緑の上げがピンクの上げに変わったので強い。月足強し、週足一旦休憩、日足一旦休憩という状況ですので、基本的には次の日足の下半身で買って、途中ノイズが入ったらヘッジを入れて、また上に抜けたらヘッジを切って買いを足すといいかもしれません。
イオン(8267)
8267イオン、8月28日の陽線で買って本日下半身で追加しました。
イオンは前から追いかけてきましたが、ずっと下げて紫のあたりで下を固めていいところまで来ています。ただ、これって何回もやってから(上げ下げを繰り返してから)上がっていくんです。
本当に上に抜けてくれるかを週足で見ると、イオンは暴落した後、今揉んでいるところです。エネルギー棒がグレーというのは「揉んでいますよ」、「騙されないでください」ということです。
このグレーが緑に変わるといよいよです。週足で緑に変わるためには、青の上に抜けて2、3週間滞在した方がいい。
日足で言うと、1回オレンジを超えてもう1回下げて、もう1回超えて、また下げて、オレンジを超えてピュンピュンピュンといった方が、そういう動きになるでしょうね。
日本郵船(9101)
入塾して2ヶ月目になりました。日本郵船どこまでいっちゃうのでしょうか?配当権利確定日などどう意識したら良いか教えてください。
権利確定日の日は、配当の理論値の分は下げると思ったほうがいいですね、基本的に論理的に。どこまで上げるかは過去の月足を見て判断するんだけど、今回は過去にこういう水準がないので分からない。
ただ今7100円なので、上がったとしてもどこかで下がりますよ。下げになるのは日足の青が横ばって、青と緑がくっついて、そこに赤がくっつかないと本格的な下げにはならない。もっと下げるためには青と紫がくっつかないとならない。
青と紫がくっつくのは相当先です。過去の上げ(8/6~8/25)と今回の上げ(8/27~9/10)の日数は同じくらい経過してますが、勢いは前者のほうが強いです。もし青と緑と赤がくっつくところまで来て、そこを1回割れたときには、この辺で下半身が出て戻っていくと思います。
ただ、その時に直近高値を越えないと天井をつけて下がっていくだろうから、この辺はちょっと苦しいんじゃないかなと思います。本数から言っても、今持っているのは1回手仕舞ったほうがいいですね。