相場流『合気道の場面』とは? 底値圏で翻弄されないための考え方を学ぶ | 一生使える株式投資術の実践的考察
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相場流『合気道の場面』とは? 底値圏で翻弄されないための考え方を学ぶ

相場の潮流

2026年8月27日放送「株は技術だ!」の注目ポイントをまとめました。

本日のマーケット振り返り

27日の東京株式市場で、日経平均株価は3日ぶりに反落し、終値は前日比130円18銭安の66,131円98銭でした。

アメリカ・エヌビディアの四半期決算は好感されたものの、前日に上昇していたAI・半導体関連株の一部が売られ、日経平均を下押ししました。

アメリカで27日に開幕する経済シンポジウムの内容を見極めたいとして、持ち高調整の売りが出やすくなったことも相場の重荷となりました。

本日の主要データ

  • 東証プライムの売買代金:7兆8,700億円
  • 東証プライムの売買高:19億6,156万株
  • 値上がり銘柄数:712
  • 値下がり銘柄数:769
  • 横ばい銘柄数:74

日経先物は「手を出しにくい」局面

相場先生は現在の日経先物について、「非常にやりにくい状態」と解説しました。

週足ではパンパカパン(強い上昇トレンドの並び)を維持しているものの、緑(10週線)の下に赤(5週線)が入っており、青(20週線)も近いため、上昇・下落どちらに動くか判断が難しい状況です。

日足でも、これまでの上昇トレンドが崩れ始め、オレンジ(100日線)付近で反発した後は、約1週間の横ばいが続いています。

上がりそうだから買うと下がる。
下がりそうだから売ると上がる。

そんな状態になっており、現時点では無理に手を出さない方がよいとのことでした。

TOPIX&ダウ先物

TOPIXは、日経先物が乱れているため方向感がつかみにくい状況です。

ダウ先物は上昇していますが、2週上げて2週下げ、また1週上げるといったペースになっており、上昇の勢いはやや鈍化。

26年3月から8月にかけてローソク足18本、今週で22本という本数の推移からも、上値の重さがうかがえるとのこと。

その他の指数、コモディティ

S&P500 / ナスダック: 日経先物同様に揉み合いが続いており、手が出しづらい状況です。

ドイツ指数(DAX): パンパカパンから青(20日線)まで下げて反発中。ここから陽線で上に抜けてくれば買い場となりますが、まだ見極めが必要です。

FTSE(イギリス指数): 上げと下げのサインが同時に出ており、エネルギーがなく迷いやすい展開です。

原油: 移動平均線のオレンジと紫の間に挟まれたボックス圏。安値を割らずに反発できるかの見極めが必要です。

天然ガス:底打ちからの復活の兆しが見られます。

大豆・トウモロコシ: 移動平均線が下から「オレンジ・紫・青・緑・赤」と並ぶ綺麗な上昇パターン(パンパカパン)を形成し、過去の高値を更新。非常に元気な状態です。

金(ゴールド)・シルバー: 史上最高値からの下落後、過去の底値(2025年水準)でしっかり底を打ち、反発。「オレンジ際の戦い」に勝ち、上抜けしてきました。一度押してからどう戻るかが注視ポイントです。シルバーは金と同じ。

シュガー: かなり上がってしまったで、現状では買いにくい。週足ではオレンジ際の上に出てきたので、日足で一度下げて戻したところが狙い目。

パラジウム: 上昇トレンド(パンパカパン)から崩れ、オレンジ(100日線)際の戦いになっています。

銅: チャート上で「ダブル天井」を形成する形となっており、注意が必要です。

ココア・コーヒー: ココアは動きが鈍く揉み合い中。コーヒーも日足で揉み合い傾向のため、どちらかに明確に抜けるまでは手を出さないのが無難です。

投資の提言:底値圏の「合気道の場面」に惑わされないこと

今、金をはじめ多くの銘柄で見られるのが、「一方的な下落から底を打ち、反発していく局面」です。実は、ここが最も投資家を悩ませるストレスの大きいエリアになります。

上がると思えば下がり、下がると思えば上がる――。投資家の心理を左右に揺さぶる合気道のような値動きが続くことから、相場先生は大底からオレンジ(100日線)までの上昇局面を「合気道の場面」と呼んでいます。

なぜ底値圏はやりづらいのか?

この局面が厄介なのは、ずっと一方的に下げてきた銘柄が「上がりそうに見えて買うと下がり、下がりそうに見えて売ると上がる」という値動きを繰り返す点にあります。

この場面では、

  1. 上がると思って買うと、下がってしまう

  2. 下がると思って売ると、上がってしまう

  3. 慌てて買い直すと、また下がる

となることがあります。

合気道の場面を攻略するポイント

  • 「そんなにすぐには上がらない」と割り切る: 下落から最初の反発(青の移動平均線あたりまで)は、欲張らずにサッと利益確定をするのがコツです。

  • 「下げなくなった」サインを見逃さない: 再度下落した際、前の安値を割らずに止まり、青の移動平均線を陽線で超えて維持できるようになると、本格的な底打ちの可能性が高まります。

  • 小刻みにトレードする: 移動平均線の順番が入れ替わるまでは無理に長持ちせず、危険を感じたら一度ポジションを手仕舞って、再度上がってきたら入り直すスタンスを徹底するのがベストです。

以下のチャートは、相場先生の解説を基に作成した売買の具体例です。

 

「合気道の場面」を研究する

合気道の場面で見られる揺さぶりの値動きを理解することは、底値圏を見極める力を養う上で役立ちます。

相場先生は、大底からオレンジ際の戦いまでの値動きを10銘柄ほど見て研究してほしいとリスナーに勧めていました。

YouTube延長配信:リスナーからの質問&コメント

住友ファーマ(4506):手仕舞った翌日に上がってしまいました

8月7日に買い、前日の陰線で手仕舞ったところ、翌日に上昇してしまったのはなぜでしょうか?
相場先生の回答:8月7日というのは、これだ。大底ですね。ちょうど合気道の場面でしょ。ここから下がって、下がって、赤(5日線)と緑(10日線)がくっついて、なかなか下げずに青の上に来たと。
この方は8月7日ここで買ったんだね。素晴らしいですね。青と緑が離れていたのがくっつくということは、過去20日間の平均と過去10日間の平均が離れていたんだから、過去10日の方が売られていたわけです。
この方が買ったところは、過去10日・20日・5日の平均がほぼ同じで、ほぼ下げ止まったところです。そしてここで赤いマーク(※8月13日)が出まして、まだ持っている。ここはだから苦しいですよね。今日で(上げ始めてから)17日だから、1回緩むかもしれないですね。
手仕舞ったのは19日水曜日で、それで手仕舞ったら翌日上がってしまったと。相場流で説明すると、青が上がっていて、その上で緑が上がっていて、その上で赤が上がっているので、基本的には青が上がっている間というのは上げ目線で見てもいい。紫に何度も当たっているから、手仕舞うのも一つの判断だと思います。
この赤マークはエネルギーという考え方で、売る人と買う人の数がここで逆転したというふうに私は見たんです。綱引きで、最初は右も左も動かないけど、時間が経つとどちらかにズリズリと動いていく、その力の分岐点がここだったと思います。
買う人が増えてきて、以前の7月頃だと買う人が増えても売る人の方がまだ多かったのが、この辺り(8月18日辺り)になると買う人も出てきて、下げづらくなって上がったんでしょう。
前日に手仕舞ったこの陰線で翌日上がると予測するのは無理な話ですから、それで良かったんじゃないかなという気がします。この辺りは本当に判断が難しく、短期でやっていくのが良いと思います。
週足を見ると、ここ(※3月9日の週に青いマーク)で力がゼロになって下がるだろうと予測していましたが、そのまま下がってきてオレンジ際です。
オレンジ際なので上がったり下がったりしますが、先週は過去5週を一気に抜いたので強いです。緑が横ばいを始めていますから、手仕舞った後に上がるという予測はできませんが、週足を見ると過去5週間の上をキープできる力はあるので、可能性はあったと思います。

(※)チャート上に表示される

  • 赤丸=上昇エネルギー発生のサイン
  • 青丸=下落エネルギー発生のサイン

は、相場先生が9月開講予定の新講座「相場の力学」で紹介予定の考え方です。

相場先生はこれを「綱引き」に例え、買い手と売り手の力が拮抗する中で、どちらかに力が傾き始める分岐点を見つける考え方だと説明しました。

森永製菓(2201):ダブル下半身で買いましたが陰線に。持ち続けてOK?

本日、ダブル下半身で寄り付きから買いを入れたものの陰線でマイナス終了しました。陰線ですが前日より高値で終えているため持ち続けても良いでしょうか?
相場先生の回答:ここですから、確かに過去何日かを一遍に超えてきました。ダブル下半身ですが、なぜこうなったのか、ちょっと週足を見てみましょう。
週足ですが、オレンジ(100週線)が上がってきて横ばってきています。そしてオレンジが今下がってきています。オレンジが上がっている時は、ちょっと下がっても戻ります。しかしオレンジが横ばいということは、結局オレンジをまたいで上に行ったり下に行ったりしているということです。
オレンジを絵に描いて説明しますと、こうして上がっていって、今こういう状況です。そうすると、ここは上がって下がっても上がる。オレンジが横ばうということは、価格自体は同じエリアで上げ下げをするので横ばいます。
そしてオレンジが下がるということは、平均が下がるわけですから、ちょっと上がっても下がります。だからオレンジが下がります。さっき言ったように、これだと分からないのですが、オレンジが横ばっているということは、おそらくちょっと下がってもちょっと上がる、ちょっと下がってもちょっと上がるということの繰り返しになります。
せっかくダブル下半身で買ったのに下がってしまったのはそのためです。週足のオレンジが水平になっている時はこういうことが起きるので注意が必要です。
持ち続けてもいいのかという質問ですが、日足で見ると、買ったのはここ(8月19日)です。オレンジの下で紫が横ばい、青が下げて、緑が横ばっています。なので、持ち続けない方が良いでしょう。ここで買われたので、オレンジに当たった陰線ぐらいで手仕舞った方が良いですね。そうするとプラスで終われるからです。

NJS(2325):二段底からオレンジ線を超えました。買い増しはあり?

8月12日の下半身を見て13日に買い、本日8月20日にオレンジ線を超えたため明日買い増しを検討中。オレンジ際の戦いを超えて次のステージに入っていくと見て、もう少し様子を見た方が良いでしょうか?
相場先生の回答:8月12日の下半身を見て、これですね。これは下半身ではないですが、13日に買いを入れたんですね。下半身はどれかというと、これです(8月6日の陽線)。
8月12日の陽線はすでに赤の上にあるから下半身ではないですが、それを見て13日に買ったわけですね。そしてオレンジを越えて、今オレンジ際の戦いをやっているところですね。
これは今日の説明と一緒ですね。下がってきて緑まで行って下がりましたが、前の安値で止まって青を越えて下がりましたが、前の安値で止まって、もう一度青を越えて上がっていきました。下ヒゲを引きましたが、前の安値で止まって上がっています。
これがこのまま上がっていくかというと、オレンジ際で一度下げて戻ったので強いですが、ここ次第です(直近の価格帯)。ここでもごもごやるのか、上がっていくのか。
週足を見てみましょう。下がっている紫ですね。週足が紫とオレンジの間にあるので、6月の高値までいかないとしたら、せっかく復活したけど弱いかもしれません。
日足で見ると、綺麗に底を作って、ちゃんとオレンジ際の戦いに勝って上がったように見えますが、もしかしたら下がるかもしれません。
これをもっと長い期間で見てみましょう。こうなると、オレンジが下がってきて横ばっているので、上に抜ければ上がっていくかもしれません。なんとなく底値ができたのが分かりますよね。もう少し早く買えばよかったかもしれません。この赤丸(8/6)あたりですね。でも今ちゃんと儲かっているので、素晴らしいです。
それで必ずこのように長い期間で見るようにしましょう。こうすると下がっていたオレンジが上向き始めたので、オレンジ際なので、この上に行ったり下に行ったりを繰り返して徐々に上がってからオレンジが上を見ていくので、下がることも考えた方がいいです。

イオン(8267):待ちきれずにナンピンした。ヘッジも建てました

待ちきれずにナンピンしました。でも今月末までもう日数もないので、ヘッジも建てます。
相場先生の回答:イオン、こんなに下げてきたのに、ほらさっき言った場面じゃない。いつ上抜けるのっていう感じ。なので、待ちきれずに売りヘッジも入れたわけです。下がってしまったら怖いからね。こういうところは、青と赤が頻繁に入れ替わる。これ、底とか天井とかの可能性ですね。
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