
相場の潮流
2026年9月3日放送「株は技術だ!」の注目ポイントをまとめました。
本日のマーケット振り返り
3日の東京株式市場で日経平均株価は4日続落しました。終値は前日比111円16銭安の64,214円48銭となり、8月4日以来およそ1ヶ月ぶりの安値水準です。
金利の先高観が根強く、株式に対する相対的な割高感を警戒した売りが優勢となりました。もっとも、前日のアメリカ株高を受けて、調整していた日本株には自律反発を狙った買いも入り、日経平均が上昇する場面も見られました。
本日の主要データ
- 売買代金:概算7兆5770億円
- 売買高:21億8832万株
- 値上がり銘柄数:805
- 値下がり銘柄数:685
- 横ばい銘柄数:65
CFDは少額から始められる実践トレーニング
相場先生によると、この番組のリスナーや株塾生には、CFDを活用している人が意外と多いそうです。 CFDは少額の資金で先物と同様の値動きを取引できるため、トレード技術を磨く練習の場として活用できます。
また、株塾生の取引を見ていると、個別銘柄よりもCFDの方が高い勝率を出している人が多い傾向があるとのことです。
そのため、「CFDを経験したことがない人は、まず5,000円や1万円程度の小さな金額から始めてみるとよい」と話していました。
日経先物は下落警戒か
相場先生は日経先物について、やや弱い見方を示しました。
日足では50日線(紫)が天井を打ち始めており、100日線(オレンジ)も再び割り込む展開となっています。

8月に100日線から反発して約12本上昇しましたが、その後失速。
現在は再びオレンジ際の戦いに入っており、「今後どちらへ抜けるかが重要な局面」との見解でした。
週足でも14本かけて天井をつけ、青(20週線)まで下げた後の戻りが前の高値に届かずに再度下落しており、基本的には下落を想定しておいた方がよいとのことでした。
大豆CFDの実例から見るレバレッジ効果
相場先生は100日線付近から買いでエントリーし、その後手仕舞いしたそうです。一方、その後の高値越えの陽線で買いを入れて、今日(放送日)持っていた場合の利益を試算すると、
- 証拠金:200万円
- 上昇率:約4.76%
- 利益:約228万円
となり、証拠金と同程度の利益が出ていた計算になります。

もちろん逆方向へ動けば損失も大きくなりますが、パンパカパン(移動平均線が下からオレンジ・紫・青・緑・赤の順番)という理想的な移動平均線の並びだったため、比較的狙いやすい場面だったとのことです。
相場先生は、「毎日チャートを観察し、こうしたきれいな値動きを探すことが重要」と話していました。
オールカントリー(オルカン)は伸び悩み
8月前半に3,000円の大台を超えたものの伸び悩み、前の高値に届かず下落する「ダブル天井」を形成。現在2,969円まで押し下げられており、利益確定売りが増加しています。
パラジウム:底練りからの上昇の兆し
下値を切り上げ、50日線(紫)で下げ止まり、100日線(オレンジ)まで浮上。ここから上に抜けていけば面白い展開になりそう。
ナスダック:過去の100日の平均価格まで低下し弱気
7月には価格が過去100日平均(オレンジの線)から大きく乖離した高値圏にありましたが、現在はオレンジのすぐ上まで接近しており勢いが弱まっています。青のダブル天井をつける可能性もあるとのことでした。

金(ゴールド):押し目買いのタイミング
ゴールドは急騰後に急落しましたが、前回番組で「一度下がって戻ればいい」と話した通りの値動きとなり、現在の水準であれば買いを入れても良さそうとのこと。
高値掴みで苦しんでいる人も、この戻りを活用できるかもしれません。ただし、下落局面で売りヘッジを入れずに買いを持ち続けたことは反省点として挙げられました。
売りヘッジがあれば下落分を売りで取り、買いポジションと合わせてトータルでプラスにできたはずとのことです。

天然ガス:綺麗な底打ちパターン
下げ止まって青・緑の移動平均線に何度か当たった後、直近の下げでは前の安値を割らなかった形になっています。相場先生によると、もし買うならこの陽線とのことです。
金と似た形で、今から新規に入るよりは、一度下げて戻ったところで買う方が安心と解説していました。
トウモロコシ:短期売りを検討
トウモロコシはすでに大きく上昇していますが、その上昇の起点となった頃のチャート形状が、現在の天然ガスによく似ています。
そのため相場先生は、天然ガスもトウモコシと同様に大きく上昇する可能性があると見ています。

一方で、トウモロコシについては短期的な売りを検討しているそうです。移動平均線が急角度で並んでいるため、大きく下げたとしてもローソク足1~3本程度にとどまる可能性があるからです。
ローソク足1~数本分の値幅を取って、500万円くらいになれば十分とのことでした。
リスナーからの質問&コメント
アステラス製薬
ココアは売り転換?
投資の提言
今回の提言はこちらです。
必ず何かが起きる。
研究を怠らないこと。
「〇〇一択」の過信が招くリスク
相場先生は、40年以上相場を見てきた経験から、オルカン一択やキオクシアへの集中投資のように、特定の銘柄や商品に資金をつぎ込み続ける投資姿勢に警鐘を鳴らしました。過去にも同様の熱狂は何度も繰り返されてきましたが、相場(そうば)はやがて反転し、最後に高値をつかんだ人ほど大きな損失を被ることになるといいます。
1980年代後半のバブル期には、不動産を売却しては借金を重ね、さらに高額な物件を購入する人もいたそうです。しかし、バブル崩壊後には破産に追い込まれた人が続出し、証券会社の店頭で取り乱すおじいさんの姿も見られたと、当時のエピソードを紹介しました。
また、現在は下げ相場で空売りによる利益を狙える局面であっても、相場が永遠に下がり続けることはなく、必ず上げ下げを繰り返すことを忘れてはならないと強調しました。
たとえFIREを達成できるほどの利益を得たとしても、月100万円を使えば1億円は10年で底をつく計算になります。そのため、一時的な利益に満足するのではなく、利益が出た局面ではこまめに利益確定を行い、次に上昇が期待できる銘柄へ資金を移しながら利益を積み上げていく姿勢が重要だと述べています。
上げ相場だけを狙うのであれば、しっかり下げ切って横ばいの期間を経た後に上昇へ転じた銘柄を探すのが望ましいとのこと。また、下げ相場でも利益を狙えるよう、信用取引の売りについても学ぶべきだと話していました。相場(そうば)は上げも下げも繰り返すため、どちらにも対応できるよう、日頃から研究を怠らないことが大切だと締めくくりました。
相場先生の観察銘柄
相場先生は、リスナーが研究できるよう観察銘柄を選定してきました。
- 積水ハウス:長期下落からダブルボトムを形成して上昇後、再度下落し、現在はもみ合い。この後は大きく上下どちらかに動く可能性。
- 日本ハム:ずっと下落してきた中でダブルボトム(二重底)をつけ、100日線(オレンジ)まで上昇。次の下落が前の安値で止まり、再び100日線を超えた後に現在は下落中。「売り」から入って過去の底値付近で一度利益確定し、次の上昇を狙うかがポイントになります。
- 味の素:6月上昇→7月下落→8月上昇を経て、現在はもみ合い状態。「エネルギーがゼロの状態」であり、上下どちらかに大きく振れるタイミングを待つ局面です。
- 日本製紙:長期的にダブルトップの形となっており、オレンジ際で下落基調に入りつつある。
- 協和キリン:前日に急落。急反発は考えにくく、しばらく観察が必要。
- フジフイルムホールディングス・横浜ゴム:ともにオレンジ際でのせめぎ合い。チャートを反転させると、横浜ゴムは底固めから上昇してきた形に見える。
- 廣済堂:上げ下げを繰り返しながら推移しており、上げっぱなし・下げっぱなしにはならない典型例として紹介。現在はオレンジ際でのせめぎ合いの局面。
- オンワード:現在下落基調。
- 丸井:大きく下げた後、ダブルボトムを形成して上昇。現在はオレンジ際でせめぎ合っており、今後はどちらかに大きく動く可能性があります。
- 塩野義製薬:4月〜7月で3,600円から2,700円まで1,000円幅の暴落後、下値が揃い、安値を切り上げて100日線(オレンジ)まで戻してきた。ここからの上昇展開が期待できる形です。
- 三井物産:4月8日の6,560円から4,400円まで急落したものの、7月1日を底に反発。直近では紫・青・緑・赤の移動平均線も綺麗に上を向いており、有望な形です。ただし、「バフェットが買っているから買い一択」ではなく、実際には大きな下落局面もあったことが強調されました。
- 三菱商事:三井物産とほぼ同様の値動きで、やや勢いが強いとの評価。
- 近鉄グループ:6月・7月末・8月と高値を切り上げてきており、チャートを反転させると底打ちから上昇してきた形に見えるが、元に戻すと天井圏の可能性も。
これらの銘柄紹介はあくまで値動きの学習が目的であり、特定銘柄の売買推奨ではないと相場先生は強調。その上で、値動きの見極め方を自身でも研究してほしいと締めくくりました。
YouTube延長配信:リスナーからの質問&コメント
6525 コクサイについて


トヨタと大和ハウス


5444 大和工業


