
相場の潮流
2026年8月13日放送「株は技術だ!」の注目ポイントをまとめました。
本日のマーケット振り返り
13日の東京株式市場で、日経平均株価は3日続伸し、終値は前日比784円53銭高の68,308円59銭でした。心理的節目の68,000円台を回復したのは7月15日以来です。
前日のアメリカハイテク株高を受け、東京市場では株価指数先物や主力の人工知能(AI)半導体関連銘柄への買いが優勢となり、日経平均の上げ幅は一時1,200円を超える場面もありました。
本日の主要データ
- 東証プライムの売買代金概算:10兆206億円
- 東証プライムの売買高:24億350万株
- 値上がり銘柄数:1010(全体の約65%)
- 値下がり銘柄数:498
- 横ばい銘柄数:48
日経先物で2日間で800万円の利益
相場先生は今回、日経225先物をトレードされました。
約3,000万円の証拠金を使い、5日移動平均線とローソク足の位置関係から上昇確率の高いポイントを判断してエントリー。約2日間の保有で800万円の利益を得たとのことです。
【相場先生のトレード内容】
- 証拠金:3,000万円
- 決済ポイント:68,780円で手仕舞い
- 利益:800万円(2日間)
どのような判断(根拠)でエントリーしたのか?
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5日線(赤)のパターン: 赤(5日移動平均線)の上にローソク足(陽線)が乗る ➔ 翌日陰線になるも赤の上をキープ ➔ その後再び陽線が出現。これは相場流の技の一つである「陽・陰・陽」のパターンで、翌日は上昇しやすい形です。
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20日線(青)の応用: まったく同じ考え方を20日線(青)に当てはめます。青の上に陽線が出て、翌日の陰線は青の上のキープしたため、「これは上がる確率が高い」と判断して買いを入れました。

なぜそのタイミングで手仕舞ったのか?
69,000円の手前に過去の「しこり(抵抗帯)」が多く存在していたためです。3時間足チャートを確認し、上がってから横ばいに並んだタイミングで綺麗に手仕舞い(利確)としました。
資金規模に応じた利益
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3,000万円資金 ➔ 800万円の利益
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300万円資金 ➔ 80万円の利益
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30万円資金 ➔ 8万円の利益(わずか2日で資金の約22〜23%を獲得!)
日経先物は出来高が非常に多く、素直なチャートを形成しやすいため、技術を磨けば再現性の高い取引が可能です。
大豆は10日線を維持できるかに注目
大豆相場は前日に買った投資家にとって少し厳しい展開となりました。
しかし現在は10日移動平均線(緑)の上に位置しており、
- 緑の上を維持できるか
- 次に陽線が出るか
が重要なポイントになります。
もし陽線が出れば、先ほどの「陽・陰・陽」の形になり、週明け以降の上昇につながる可能性があるため要注目です。
ただし100日線(オレンジ)付近では売り圧力も強く、いわゆる「オレンジ際の戦い」が続いている状況です。
TOPIXは8連騰中だがダウ先物は横ばい
TOPIXは8日連続上昇。
ただし相場先生は、「そんなに連続では上がらない」と話していました。一度陰線が出て調整し、その後再び陽線が出るようなら買いのチャンスになる可能性があります。
ダウ先物に関しては、「横ばいでどうなるか分からないが、オレンジ、紫、青、緑という並びなので、上に陽線が出た方が戦いやすい」とのことでした。
オールカントリーは3000円突破で上昇トレンドへ
相場先生は「3000円を超えなければダメ」と話していましたが、ついにその水準を突破。テクニカル的にも上昇しやすい環境に入ったとのことでした。
コモディティ・海外株価指数
原油:移動平均線が1箇所に集中しており非常に複雑。**「難しいものは触らない(スルーする)」**のが鉄則。
コーン:100日線を突破後、横ばい状態。明日以降に陽線が出れば上昇継続の可能性があります。ただし過去高値付近では売り圧力が強くなるため注意が必要です。
ナスダック:下値が切り上がり上値が揃う「三角持ち合い」を形成中。上に飛び出すまでは手をださないのが堅実。
S&P500:横ばい状態だが、下値切り上がりが見られるため飛び出したら買いの好機。
UK100(イギリスFTSE):チャートを上下逆さまにして分析。相場先生は売りを入れていますが、青(20日線)到達で利確を検討中とのことです。
パラジウム:オレンジ線(100日線)に当たって上ヒゲをつけ下落。想定通りの「オレンジ際の戦い」。下げの後の戻った「下半身」の形が勝負所。
銅:買いから下落への転換に伴い売りへドテン。節目のラインで手仕舞い時期を見極める。
金・銀・プラチナ・ビットコイン・コーヒー:全体的に横ばい(揉み合い)が目立つ。金は一度利確済み。
リスナーからの質問
金のパンパカパン
三菱重工
相場先生の回答:三菱重工、私も見ていましたよ。確かにその通り、おっしゃる通りです。オレンジ際で飛び出した。下値でちゃんと切り上がって、紫、青、緑、赤が綺麗に並んで上がっているでしょう。だから今日の寄り付き買いでいいんですよ。これ、ボックスのように見えますが、「陽・陰・陽」で飛び出しました。

どこまで持っていくかというと、オレンジ際だから明日陰線を引くかもしれませんね。明日もし下がったらどこまで我慢するかという話ですね。明日下がったとしても、どこまでも我慢していいんじゃないですか。そんなに下がらないと思いますよ、きっと。紫、青、緑、赤ですから。下がってもこの陽線の横に並んで陰線くらいですね。そこはいいんですが、どこまで持つかというのは、そんなに下がらないから、あまり考えなくていいと思います。
問題は、オレンジ際で行ったり来たりをずっとやられると、こちらのメンタルが弱ってしまうことなんです。トレーダーとしては、これは評論家には分からないけれどトレーダーには分かる話で、後になって2ヶ月後に上がっていたということはあるんです。でもその2ヶ月間、いいのか悪いのか分からない値動きが続くと、嫌になってどこかで切ってしまうんですよ。なので、これも明日上に飛び出す可能性だってあるから、オレンジが見えないふりをすれば、下から紫、青、緑、赤ですからね。
なので分からないから、もう少し待つか。1回切って抜けたらまた買う。あるいは1回切って陰線が出たら1本待って、もう1日待って翌日またやるか。あるいはこのまま持つんだったら、そんなに下がらないと私は思います。ただ、オレンジ際でぐちゃぐちゃやられるのは嫌ですね。
投資の提言:「まだまだ念が足りぬ」
神社でのおみくじ
本日のテーマは「まだまだ念が足りぬ」でした。毎月参拝している神社でおみくじを引いたところ「まだ念が足りぬ」と出たそうで、相場先生はこれを、64歳になり生活が安定してきたことで以前ほどの執念やハングリー精神が薄れてきているのではないかという自省の言葉として受け止めたとのことです。
そこで改めて、銘柄選定のためのプログラミングなど、あらゆる作業に対して「できるまでやる」という姿勢で向き合うことを決意したそうです。日本電産の永守氏や京セラの稲盛氏の言葉を引き合いに出しつつ、うまくいかなかった銘柄について「まあいいや」で片付けるのではなく、選定時の判断や心理まで徹底的に振り返り、答えが出るまで考え抜くことの重要性を語りました。
今回のテーマのサブタイトルが「明日の朝起きるのが楽しみだ!」だったのですが、これは先日の社員懇親会のスピーチで語った言葉だそうです。夜、考えが途中のまま眠りにつくからこそ、翌朝目覚めた瞬間にその続きに取り組みたくてたまらなくなる。この感覚こそが上達を続けるための執念の表れだと話していました。テニスなど他分野のトップアスリートにも同じ姿勢が見られるとのことでした。
また、レイ・クロックの伝記にも触れ、50代からマクドナルドをフランチャイズ化し、ポテト一つにも徹底的にこだわり抜いた執念のエピソードを紹介。読者にも、このお盆の機会に自身の仕事やトレードへの執念を見つめ直してほしいと呼びかけていました。
株塾生の売買報告
最後に、株塾生の方からの売買報告が紹介されました。
- 6月利益:125万4,226円
- 7月利益:149万5,138円
この塾生さんはスポーツライターが本業で、トレード歴はまだ2〜3年ほど。しかもワールドカップ取材で忙しく、十分にトレードへ集中できなかったそうです。
それでも毎月100万円を超える利益を安定して出していることから、基礎技術が身についていると評価されました。
相場先生は、「この人は念が強い」と分析。勉強会でも真剣な眼差しで講義を聞き、他人の成功を聞くとさらに燃えるタイプだと紹介していました。
YouTube延長配信:リスナーからの質問&コメント
先々週の宿題の答え合わせ:宝HD
先々週の放送時点で宝ホールディングスは、
- 移動平均線が収束
- 値動きが極端に小さい
- 天井圏の可能性
という状況で、「恐らく下がる可能性が高いだろう」との話でした。
その後は予想通り下落。大きな利益ではないものの、売りの技術としては十分成立する形になりました。

相場先生が強調したのは、「利益額ではなく、技術的に正しかったか」という点です。
今回は小さな値幅でしたが、同じパターンで大きな下落につながることもあります。そのため、チャートパターンとしてしっかり覚えておく価値があると解説されました。
ナスダックも宝ホールディングスと同じ形だった
さらに興味深かったのが、ナスダック指数です。実は宝ホールディングスと非常によく似たチャート形状になっていました。
企業も市場も全く異なりますが、「チャートの形が同じなら結果も似やすい」という相場流の考え方を改めて示す事例となりました。

花王

信越化学



