株価チャートのリーディング練習を8000年分やると何が分かるようになるのか?【9step株式投資プロジェクト参加体験談②】

株職人を目指す!!

前回の記事では、「うねり取り手法の基本」と上達に必要な「モデリング」というスキルについて学んだことを書きました。

今日は1月17日に大阪で開催された「9step株式投資プロジェクト」について私が学んだことを書きます。

今回のセミナーでは、うねり取りで重要になってくる「心構え」「15の目印」「練習トレード」、そして「リーディングトレーニングの重要性」のお話でした。

今回の記事では、私が特に感銘を受けたリーディングトレーニングの話を中心に書いて行きます。

相場師朗先生は常日頃から「株職人を目指しなさい」と仰っています。

つまり自分が手掛ける銘柄は1銘柄に絞り、そしてその銘柄をとことんまで追求して、株価の動きの特徴を掴むことです。

1銘柄に絞ると建玉の操作が容易にできますので、追加玉やヘッジが入れやすくなります。一度に多くの銘柄を手掛けていると、それぞれの銘柄に集中できなくなるので、追加玉やヘッジを入れるタイミングを逸してしまうことがあります。

そして「寝てもさめても」ただひたすらに自分が手掛けている銘柄のことだけを考えて、建玉を行うことが重要と話されていました。ここまで考えると必然的に自分が手掛けている銘柄に愛着が沸いてくるものです。

そして、相場先生が繰り返し話されることは「全てのことはチャートで表現される」ということです。

つまり、ファンダメンタルズやNYダウ、為替などは全て株価に反映されますので、これらの情報は一切見る必要がないということです。

リーディングトレーニングを8000年分やる!!

今回のセミナーで私が特に感銘を受けたのが「リーディングトレーニング」の話でした。

相場師朗先生は、JPX400銘柄をそれぞれにつき、20年分リーディングトレーニングされているそうです。

つまり400銘柄 X 20年ですので、8000年分となります。

変動感覚を養うために非常に効果的な方法が「リーディングトレーニング」です。これは野球の練習で言えば、「素振り」のようだと私は理解しています。

相場先生は、リーディングトレーニングをトレード練習の前に行うことにより、「株価の流れやうねりの特徴、そして変動感覚が養われる」と仰っていました。

うねり取りで食って行こうと決断された方にとっては、リーディングトレーニングと練習トレードを毎日行うことは必須です。相場先生は、「15の目印」を意識しながらリーディングトレーニングをすることが重要と話されていました。

私はこれまで、自分が手掛けている銘柄とJPX400銘柄の中からピックアップした銘柄について、リーディングトレーニングをしていました。

何度もリーディングトレーニングと練習トレードを繰り返した結果、トレードの確度が以前と比べて高まったのは確かです。

しかし、今回の相場先生のセミナーを聴いて、私は自分の練習量が全然足りないことを痛感しました。

パンローリングのチャートギャラリー(有料版)では、過去30年分の株価チャートが表示できます。なので、私はJPX400銘柄をそれぞれにつき、30年分のリーディングトレーニングをすることを決断しました。

リーディングトレーニングを数多くこなすことにより、より正確に天井圏の動きの特徴や底値圏の特徴を見極められるようになります。

要するに、「上昇の勢いが衰退するというのはどういう状況なのか」とか「下げ止まるというのはどのような状況なのか」が分かるということです。

ご存知のように株価チャートというものは、投資家心理の表れです。

つまり、リーディングトレーニングを数多くこなすことにより、「何故ここで一旦下げたのか」「何故ここで下げ止まったのか」、あるいは「何故ここで暴落したのか」ということが理解できるようになるということです。

今回のセミナーでは、これらについてさらに深く理解することができました。

リーディングトレーニングの効果

セミナーで相場先生は、「リーディングトレーニングを数多くこなすことで、日足と移動平均線との関係、節目での株価の動き、そして前の高値と安値での動きが理解できるようになる」仰っています。

そして、「まずは自分が手掛けている銘柄を20年分リーディングトレーニングすることで、その銘柄の動きの特徴を掴むことができる」とも話されていました。

私の経験上、リーディングトレーニングを数多くこなすことで、「買う場面」と「売る場面」がしっかりと分かるようになってきます。

しかし、相場先生が仰るには、「買う場面」と「売る場面」が分かっただけでは大して儲からないとのことです。その理由は、「何処でどのように買って、どのように売るか」が分からないと大きく儲けることができないからです。

これはもっともだと思います。つまり、リーディングトレーニングを数多くこなして「買う場面」と「売る場面」がある程度分かったとはいっても、未来のことは的確に予測できませんので、普通の心理状態ではいきなり1万株を売買できないわけです。

そこで重要になってくるのが「分割売買」「建玉の操作方法」です。従って、やはりパンローリングのチャートなどを使った建玉操作のトレード練習は欠かせません。

リーディングトレーニングを行った後、建玉操作の練習を行うことで、何処でどのように買って行くのか、あるいは何処でどのように売って行くのか、さらにはヘッジを入れるタイミングが分かるようになるというわけです。

私は毎日数時間の練習をしていますが、どちらかというと建玉操作に重点を置いた練習方法を繰り返していました。しかし、今回のセミナーではリーディングトレーニングの重要性について再認識させられました。

この続きは、次回の記事で書きたいと思います。

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