日経平均はそろそろ上げ止まりか?
1月20日放送の「株は技術だ!」を視聴しました。今回も有益な情報が盛りだくさんの内容でした。
今回の内容の要点は以下になります。
- 日経平均はそろそろ上げ止まりか?
- 海外勢は少しづつ売り始めている
- スイングトレードをやっているリスナーは売りはまだ早い
- スイングトレーダーは上げ止まりを確認してから入った方がいい
- 25000円まで上昇する前に一度ドスンと来る可能性がある
- メキシコペソのトレードは全勝、半年で1.5倍になった、1年で2倍になるペース
- ペソのトレードの売買譜を株塾の新年会で配布予定
- NYダウ史上最高値更新している、これも半年上昇しているのでどこかで下げる
- 恐らく、近々利確を呼び込む何かが起きる
- 課外授業の内容は「上げ止まり、下げ止まりの確認」
日経先物は少しずつ売りを仕込んでいる
番組の本編で相場先生は、「私は日経先物を少しずつ売り始めています」と話しています。ただ、この売りはプロとして「うねり取り」の仕込みをしている段階なので、順張りのスイングトレードが売りを仕掛けるにはまだ早いとのことです。
日経平均もNYダウも過去6か月上昇してきたので、そろそろ上げ止まって、下げてくるのではないかとのことです。相場先生の話では、海外勢は少しずつ売り始めてきているとのことです。
さらに、この半年間下げる要因となる大きなイベントがなかったので上げてきましたが、実はその裏で何かが起きている可能性が高いので、それが表面化すると利益確定の売りを呼び込むきっかけになるのだろうとも話していました。
あと、興味深い内容だったのはメキシコペソのトレードが、これまで全勝であることと、課外授業で説明した「上げ止まり、下げ止まり」の確認方法でした。
上げ止まりと下げ止まりの形を知っておくのは重要ですね。特に上げ止まりの形をよく理解しておかないと、空売りを仕込んだ後に上に持って行かれたら大変です。
上げ止まりと下げ止まりの形が出来上がるまで待つ
課外授業では、相場先生は実際に上げ止まりと下げ止まりの形を紹介して、詳しい説明をされました。
詳しくは動画を見ていただいた方が分かりやすいですが、最近の日経平均の日足チャートでは、赤のクレヨンで描いた「逆N字とN字」の場所が「上げ止まり」と「下げ止まり」になります。
つまり、6か月上昇後に発生した「高値切り下がり」と、3か月下落後に発生した「下値切り上がり」です。これが節目付近で発生していることがポイントです。
この「高値切り下がり」と「下値切り上がり」は大変重要な目印です。というのも、相場先生が教える技の多くがこの2つが基となっているからです。
「N大、逆N大」「ものわかれ」「トライ届かず」などがそうです。また、最も使用頻度の高い「下半身、逆下半身」も、下値切り上がりと高値切り下がりに分類できると思います。
資生堂の空売り
課外授業ではもう一つ、現在、相場先生が空売りを仕掛けている銘柄として資生堂を紹介していました。
資生堂の空売りを仕掛けた理由として、相場先生は以下のように話していました(※)。
※管理人による聞き間違いや聞き逃しがあるかもしれませんので、正確性は保証しません。詳しく知りたい方は動画を視聴してください。
- 8000円あたりで売っている
- この近辺での攻防を観察している
- 月足で何本か並んでいて一番下を割ってきたら、翌月から売ってもよいと判断
- 前の下値を割ってきたときが次の攻め時
資生堂の月足
月足ではこの3か月間陰線が出現しており、直近2か月では緑の20か月線と8000円の節目を割ってきています。
この線組が、相場先生の言う「月足で何本か並んでいて一番下を割ってきた」状態なのだと思います。
資生堂の週足
週足ではオレンジと緑以外のすべての線が集中してきています。線が集中した後はどちらかの方向に大きく動きます。
さらに草黒赤の束は緑の20週線の下にありますので「弱い」と判断できます。
資生堂の日足
以下は資生堂の日足です(1月22日の引け後)。
下を向いている青の60日線に株価が当たって跳ね返されています。しかも線の順番は上から紫、青、緑、赤の弱い順番です。
今から資生堂を手掛けるのはもう遅いですが、今回の放送では、相場先生がどのように判断して資生堂を空売りするに至ったかを知ることができました。
まとめ
課外授業の最後の方で相場先生は、「この形になったら入る。ならなければやらない。これが勝ちパターンです。このやり方でペソは全勝しました」と話されています。
ペソ/円のチャートの紹介はありませんでしたが、番組の流れから判断すると、ペソで全勝した目印となる形は「下値切り上がりと高値切り下がり」だと思います。
さらに相場先生はこうも話されています。
(トレードを)やっときゃよかったと思う場面もあるが、逆に言えばやってないので損をしてないということ。そして次にその形になるまで待ってから入るから、全勝になる。
つまり、勝つための法則は「狙っている形になるまで待つ」ことだと言えます。
今回の「株は技術だ!」では、「下値切り上がりと高値切り下がり」の有効性を再確認できました。