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相場師朗流、株トレードで負けないヘッジの入れ方

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9月5日放送の「株をは技術だ!」を視聴した

まずは日経先物の今後の動きからの解説でした。

ダウが下がってくると、日経先物もつられて下がってくるので、買い玉で儲かっている人は下げを警戒して一部を手仕舞うか、買いの利益をもっと伸ばしたかったら、買い玉の3分の1くらいの売りヘッジを入れるのが良いとのことでした。

こうすることで上がったら買い玉が儲かりますが、売り玉はマイナスになります。しかしながら、この売り玉は、いずれ下がってくるときに使えますので、無駄にならない売りになるというわけです。

あるいは、買い玉をすべて手仕舞って、その後の動きを見定めてから買い、または売りエントリーするのも一案です。

ただ、上がるとしても34000円が天井と考えられるとのことでした。

以下は9月8日の引け後のダウ平均(上)と日経先物(下)の日足チャートです。ダウの動きに呼応する形で、日経先物が下げてきています。


TradingViewで日経先物の最新チャートを確認する

負けないヘッジの入れ方

番組終了後のYouTubeライブでは、ローソンのチャートを使って、ヘッジの入れ方を解説していただけました。

ポイントは、ヘッジを入れるだけでは不十分。
ヘッジを入れた後に、どうなるのかを予測しないと勝ちに持って行けない。


TradingViewでローソンの最新チャートを確認する

PPPの順番(MAの並びが下からオレンジ、紫、青、緑、赤)となっており、この並びになると、下げてもすぐに上昇するのが特徴です。

したがって、8月19日の陽線を見て、「ここから上げる」と判断して買いを入れます(チャートの例では200株)。翌日(つまり、買い200株を入れた日)に陽線なったので、さらに追加で100株買います。

その後、上ヒゲ陰線が出ましたので(①の場面)、これで手仕舞いすればよいのですが、上手くない人が上げ目線のままでいると、そのまま買い玉を持ち続けるはずです。

その翌日、下げて陰線が出ますが(②の場面)、買いを持っている人の心理は、「PPPは強いので、これは上がるはずだ」となり、買い玉を持ち続けることになります。

その後、さらに下げましたので、さすがにこれはやばいと判断して、ヘッジとして300株の売りを入れます。

買い玉を切らずにヘッジを入れてしのぐ理由は、MAの順番がPPPなので、青、または紫に当たって上がるかもしれないという思いがあるからです。

そういう理由から、今はスクエアにしておいて、「どこかで下半身が出たら売りを切って、買いを500株にしてやろう」、と考えることもできます。

MAがPPPの並びの時は暴落はあまり考えられませんので、どこかで上がるのを待つというのは合理的な判断になります。

たとえ、ここまま暴落したとしても建玉は3-3のままですので、どこかで両方とも手仕舞ったところで、損失額はそのままです。

紫の50日線を少し割って陽線下半身がでましたので、ここで売りを手仕舞って買いを追加します。次の日は陰線になりますが、赤の5日線を割り込む逆下半身ではないので、ここは我慢します。

上で買った300株と下で買った200株を合わせると、買いの平均値が下がりますので、元の高さまで上昇したら、プラスで終えることができます。

もし、買いを入れた後に下げたとしたら、その場合はさらに下げることになりますので、買いを手仕舞って売りを多めに入れると、次の下げをとることができます。

このようにヘッジを入れた後も、次のプランを何通りか考えながらトレードを続けます。

その後は順調に上昇します。そして9月21日の逆下半身を見て、買い玉を手仕舞います。

実際にこのように建玉をすると、13000円の利益で終えることができます。

ヘッジで成功するためには、どこでヘッジを切って、買いを足せば、トータルでプラスに持って行けるか、あるいは最悪でもプラマイゼロに持って行けるのかを考えることが大事です。

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