米国中間選挙後は株価が上がる?過去の統計よりも重視したいチャートの形 | 一生使える株式投資術の実践的考察
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米国中間選挙後は株価が上がる?過去の統計よりも重視したいチャートの形

相場の潮流

2026年10月22日放送「株は技術だ!」の注目ポイントをまとめました。

本日のマーケット振り返り

10月22日(木)の東京株式市場で、日経平均株価は大幅に反落しました。終値は前日比1713円40銭安の62,907円84銭で、7月30日以来およそ3ヶ月ぶりの安値水準です。

21日のアメリカ市場の時間外取引で決算を発表した半導体製造装置のラムリサーチなど、米半導体関連株が下落しました。東京市場でも東京エレクトロンやソフトバンクグループなど、AI・半導体関連株に売りが膨らみ、日経平均は安値引けとなりました。

本日の主要データ

  • 売買代金:概算7兆569億円
  • 売買高:21億9167万株
  • 値上がり銘柄数:684
  • 値下がり銘柄数:821
  • 横ばい銘柄数:48

日経先物は下落局面へ:週足の移動平均線に注目

日経先物の日足を見ると、6月に天井をつけて100日線まで下落した後、8月に再び天井を形成しました。その後、9月後半に底をつけて上昇しましたが、今回再び下落に転じています。

ここで相場先生が注目したのが、週足の移動平均線の動きです。

7月には赤の5週線、緑の10週線、青の20週線が大きく離れていましたが、9月に入ると次第に収束し、値動きも小さくなってきました。

そして、先週に続いて今週も陰線となり、過去の安値が並ぶ水準まで下がってきています。

現在、20週線は上値を抑える形となっており、その下に5週線と10週線が位置しています。相場流の「ものわかれ」の形です。

この状態からさらに下げれば、過去の安値を割り込み、62,000円付近まで下落する可能性もあると相場先生は指摘しています。

ただし、日足では下落がすでに11本目となっており、ローソク足の本数から考えると、そろそろ下げ止まりを意識する時期にも近づいています。

そのため、今後は下落がどこまで続くのか、そして下げ止まった後にどのような形を作るのかが重要になります。

他の市場の動向と売買戦略

大豆:100日線に向かう下落をどう攻めるか

大豆は大きく下落しており、100日線に向かう動きが続いています。

相場先生は、この下落の途中で一度は反発する場面があると話していました。その際の買いタイミングとなるのが「下半身」の出現です。

ただし、現在は20日線が下向きのため、下半身が出現しても、1~2日上昇した後に再び下落する可能性があります。

そこで、次のような玉の操作を紹介されました。

  • 下落途中で下半身が出現したら買いを入れる。
  • 再び下落した場合は、売り1・買い1の両建てにする。
  • さらに下落が続き、再度下半身が出現したら、売り1・買い2にする。
  • その後の値動きを見ながら、玉の操作を続ける。

このように、下落途中の反発を利用しながら、次の上昇に備えるという戦略です。

ただし、CFD取引では下落が長引くと証拠金不足による強制ロスカットの危険があるため、証拠金とロスカット水準の管理が必要になります。

TOPIX:100日線際は見送り

TOPIXは今、100日線際での攻防になっているため、手を出さないほうがよいとのことです。どちらかに動いてから判断します。ここまでのローソク足は陰・陽・陰・陰・陽・陰で、次は陽線にも陰線にも見えます。

ダウ先物:20日線が上向きに転換

ダウ先物は踏ん張りました。下げていた20日線が横ばいの揉み合いを経て、ついに上向きに転じています。11月3日の中間選挙との関係は、後半の「投資の提言」で説明されました。

オルカン(全世界株式):天井付近で買った人は要注意

オルカンは3000円が天井で、もう追いつけない水準とのことです。下のほうで買った人は全員利益が出ています。

問題は天井付近、たとえば2943円より上で買った人で、一番厳しいのは6月1日に買った人です。パンパカパンだったものが価格が青の20日線の下に入り、弧を描いており、下がるパターンです。

手仕舞いしたくない場合はヘッジを入れるのがよいとのことです。オルカンが下がると上がる銘柄に買いを入れる、あるいは何かで売りヘッジを入れる方法があります。

何もせずに指をくわえて見ているのが一番の損なので、下がっているなら売りヘッジを入れておくとよい、とのことでした。

商品・海外指数・コモディティ

  • パラジウム:順調に下落。
  • トウモロコシ:だいぶ下がり、オレンジの100日線際の攻防に。ここが見どころ。
  • S&P500:中間選挙の結果次第。
  • ドイツ指数:上昇してきた。オレンジ際の戦い(100日線での攻防)
  • ナスダック:オレンジ際の戦い。
  • プラチナ・金:ともに下落。底が並んでおり、もう1本下げると下落になる可能性がある。ただしだいぶ下げてはいる。50日線も下向き。
  • 銀:金と同じく逆パンパカパン。
  • 銅:オレンジ(100日線)際の攻防が続いている。
  • イギリス:好調だったが、一旦お休み。
  • 天然ガス:リスナーの方で天然ガスを買っていた方は、おそらく天井付近で手仕舞いできたはず。
  • 原油:頑張って上昇中だが、下からローソク足13本目で攻めにくい。
  • 砂糖:相場先生自身が売りを入れているものの、下落の勢いが弱まり、値動きが止まり始めている。
  • ココア・コーヒー:ココアは下値を切り上げて元気。コーヒーも元気。
  • 中国:月足でも週足でもどんどん下がっている。相場先生は「売り損ねた」とのこと。
  • 小麦:100日線付近の攻防を終え、相場先生は売りを入れてるとのこと。

リスナーからの質問&コメント

6869 シスメックス

月足は青の上で横ばい、週足は下半身。日足は10月21日にボックス抜けで、本日一本取り決行。カップウィズハンドル的になるまで待つ。前回の上値を気にして買う戦略を教えてください。
相場先生の回答:月足はおっしゃる通り、大底をつけて青までいって、下向きの青に当たって陽陰陽だから、ここは揉み合います。ずっとこの位置にいることによって、月足の青が横ばってきて上に抜けてくれば上に上がる。まだちょっと揉み合うでしょう。月足ベースの揉み合いです。

週足だと上がっていく感じなんだけど、オレンジ際でぐちゃぐちゃやると思うんですよね。ただこの方ががおっしゃっているのは、カップウィズハンドルの可能性ありますよね。カップの底を作って取っ手を作って上がるから。

この後上がっていった時にどう上がるかというと、日足を見るとパンパカパンになった。昨日今日でパンパカパンなので、このまま元気に上がっていくと、週足がカップウィズハンドル完成。

ただ週足のオレンジが下を向いているので、多分一旦下がると思う。その下げというのは、月足の青がまだ下がっているので、陽陰陽陰で陽とかになって上に抜ける可能性があるので、やはり日足ベースではパンパカパン復活なんだけど、週足だとオレンジに当たってどうなるか。

ちょうどオレンジのところが2000円なんですよね。その辺がどうなるかというところでしょう。そこを見ながら玉の操作をしていく。

天然ガス

天然ガスの天井あたりで手仕舞いできました。
相場先生のコメント:この方は優秀ですよね。この天然ガス、結構儲かったでしょ。いい感じですよ。この売りが取れれば完璧でした(10/16からの下落)。
まだチャンスあるんですよね。週足を見ると下値が揃っており、次の下げが前の安値を割らずに上がってくれば上昇が見込めます。
現在、トリプル逆下半身なので、売りを入れて日足の下半身が出るまで持つ。下半身出現で売りを手仕舞って、買いを入れてどこまで上がるかを見ます。

投資の提言――米国中間選挙にどう備えるか

今回の「投資の提言」のテーマは、**「アメリカ中間選挙に備える」**です。

普段はテクニカル分析を中心に解説する相場先生ですが、今回は米国中間選挙という政治イベントが株式市場に与える影響について、過去の事例を交えながら説明されました。

過去の中間選挙後、米国株は上昇する傾向がある

相場先生は、1986年から2022年までの過去10回の米国中間選挙を取り上げ、S&P500の値動きを振り返りました。

S&P500は、ほぼすべての回で選挙後に上昇しています。

  • 2022年:AI相場が始まり強い上昇
  • 2018年:31%上昇
  • 2014年:2015年前半まで上昇
  • 2010年:QE相場で大幅上昇
  • 2006年:2007年まで上昇
  • 2002年:ITバブル崩壊後の底打ちからその後上昇
  • 1998年:ITバブルの本格上昇
  • 1994年:1995年の大相場へ向かって上昇
  • 1990年:湾岸戦争後の上昇相場
  • 1986年:1987年の高値まで上昇

なぜ中間選挙後は株価が上がりやすいのか:ねじれ議会と与党勝利

ねじれ議会は、大統領の所属政党と議会の多数派政党が異なる状態です。

今回であれば、共和党が負けて民主党が勝つ場合にあたります。議会が大統領に対して強い権限を持ち、牽制が効くため、市場には好感されやすく、過去も株価は上がってきました。

上下両院とも大統領の与党が勝利した場合(今回であれば共和党が勝つ場合)は、大統領も議会も同じ方向を向くため、政策変化が大きくなりやすく、大きく動く可能性があります。

選挙前は、どちらが勝つか分からないため不透明感が増します。選挙後は結果が分かって安心感が出るため、勝っても負けても、選挙が終わった後はこれまで上がってきました。

日経平均はどうなったか?

ここで相場先生は、今回の提言で最も重要な考え方を示されました。

それは、**「中間選挙後は株価が上がりやすいという統計があっても、それだけを根拠に買ってはいけない」**ということです。

過去に8割の確率で上昇していたとしても、今回も同じ結果になる保証はありません。

相場先生は、過去の中間選挙時の日経平均のチャートも振り返りました。

  • 2022年11月の中間選挙:その後上昇。ただし選挙とは関係なく、100日線・50日線・20日線が急角度で上を向いており、どちらにしても上がる場面だった。しばらく上がって天井をつけ、翌々年の3月には下がっている。
  • 2018年11月:ダブル天井をつけて100日線まで下げた場面がちょうど中間選挙で、結局下げた。翌々年の3月は大幅下落。
  • 2014年11月:パンパカパンの途中で、問答無用で上昇。ここも翌々年の3月に下落。
  • 2010年11月:ダブル底を形成し、下向きだったオレンジ(100日線)が横ばいになり始めたところで上昇

不思議なことに、中間選挙の翌々年の3月は、毎回下げている(暴落している)と相場先生は指摘します。今回で言えば2028年の1〜3月ごろに注意、ということです。

結論:統計よりチャートに従う

一般的には、中間選挙が終わると過去の8割方で上昇します。決まるまでは不安でも、決まれば安心して株を買おうとなるからです。

しかし相場先生の結論は違います。過去の統計では「どちらにしても上がる」とされていても、今回は外れるかもしれないため、信用せずチャートに従うということです。

ファンダメンタルズではなくテクニカルで見ると、2010年はダブル底ができて100日線が横ばいになったところで上がり、2014年はパンパカパンの途中で上がっています。

選挙後に一時的な乱高下はあるかもしれません。それでも最終的に安定してきたとき、パンパカパンなのか、逆パンパカパンなのか、揉み合いなのか、その形で戦えばよいということです。

結論は「いつも通り」、つまり「ジタバタするのをやめよう」でした。

日経先物の今後の戦略:62,000円が一つの節目

週足では天井圏です。中間選挙は再来週火曜日(日本時間では水曜日)で、来週は紫(50週線)の少し上あたりで止まる可能性があるものの、いずれにしても下げの見方です。

トリプル天井で、20週線の下に5週線と10週線が入っているため基本的に買いの芽はありません。

日足は下落11本目で、まだ下げ余地があります。中間選挙までにあと7〜8本ほどあり、6万2000円あたりがそのころの水準になりそうです。

その前に一度上がってまた下がるのか、日足が下半身気味になるのかは、その時の形を見て判断します。

YouTube延長配信

中間選挙前後の乱高下には手を出さない

延長配信では、日経先物の今後の値動きについて、さらに詳しい解説がありました。

週足では、移動平均線の並びが気になります。20週線が天井をつけ、その下に5週線と10週線が入っているため、通常であれば下落です。過去の安値には下ヒゲがついていますが、今回は実体で過去の下ヒゲの位置まで来ており、弱い形です。

注目は、過去の下ヒゲと並んだ状態から、下ヒゲも何も出ずにいきなり上がるかどうかですが、過去にそのような例はほとんどありません。上がるとしても、下ヒゲぐらいはつけるはずです。

たとえば陰線のあとに陽線が出て、下ヒゲをつけて戻る形です。したがって、来週もう1本陰線が出て、6万2000円という節目(あと約1000円の下げ)まで下ヒゲをつけて戻る、という動きが考えられます。

日足でも、陰線が1本引かれ、さらに下がるのか、最後に戻って並んで下ヒゲが出るのかは分かりません。それが中間選挙前の前の週の1週間の5日間にあたります。選挙は火曜日、日本時間では水曜日の開票で、月曜日、火曜日と「いよいよだ」という状況が続くことになります。

過去は8割方で上がっているものの、来週は下げ目線で臨み、選挙前後はあまり売買せず、その後の日足が下ヒゲから下半身となって上がっていくのか、そのまま下げるのかを見てから判断するのが方針です。

日足の本数で見ると、現在は12本目で、来週すべて下げても17本目となり、底はつくはずです。底をつけた15、6本目のあたりで中間選挙があり、少し乱高下したあと、下ヒゲのところを通過して下半身になって上がるのか、あるいは何かで下がるのかは、その時の様子を見て相場流どおりに戦えば基本は問題ありません。

2016年、トランプ氏が最初に大統領になったときも、ものすごく下がり、ものすごく上がり、最後は上がっていきました。乱高下を2〜4日見て、最終的に相場流でどうなったかを確認してから入る、というのが相場先生の戦略です。

リスナーからの質問&コメント

日本製鉄について

日本製鉄は630円から710円の間を行ったり来たりしていますが、これは天井圏として良いのでしょうか。また下げると思い、先日売り玉を入れました。

相場先生の回答:これを見ていただくと天井圏を割ったところですね。そしてまさに、さっき説明した日経先物の週足に似ています。ただオレンジ(100日線)が上がっているので、天井を割って下がってきても、オレンジが上がっているのでそのまま上がっていきました。

先週の木曜日ですと10月15日かな。それで売ったんだけど上がっちゃったんですね。この700円までいくかどうかですよね。

これ、ちょっと週足で見てみましょう。過去の天井、全部ここ(700円辺り)が天井ですね。週足のオレンジ(100週線)を見ると、下がっていたオレンジが横ばって上を向き始めたので、ここは上がるんじゃないかな、もうちょっと。

この高値が徐々に上がってきているから、もうちょっと上がるんじゃないかな。月足を見ると高値が、高値、高値。

でも、株価が上がっていくとパンパカパンになりますよね。この途中はパンパカパンじゃないじゃない。月足の青(20か月線)も下がって緑(10か月線)も下がっていて。でも緑が上がってきているから、ここも上がってきているから、可能性あるんじゃないかな。

ということは売りが入っているわけなので、売りが1入っているから買いも1入れて、過去の高値まで行く間にどこかで弱るだろうから、弱ったら買いを切って売りを足す。

下がってくるけど前の安値まで下げないだろうから、下がってきてもう1回ダブル底をつけたら、また買いを入れて、今度は下げ止まった辺りで売りを切ればトントンぐらいになるから。

上がる前提で買いを入れて持っていく。でもシナリオは日々やり直す必要があるけれども、先ほどの週足・月足を見ると、どちらかというと上げっぽいです。

ゴールドについて

金が少し上がるかなと思い、買いを数日前の陽線で入れた後、まだ大丈夫と思っていたら下がっていきました。今は1-1ですが、今後の戦い方を教えてください。

相場先生の回答:1-1でいいじゃないですか。前の安値まで下がらないで、ここでまとまってくると上がってくると思うんですよね。

ここ注目してください。ここで下半身になっても(9/18)、青(20日線)が急に下がっている時は上がらない。ここに陽線たちがいっぱいいるじゃないですか。でも青が急に下がっている時は、この陽線たちは無視。

ところが青と緑の距離が今かなり近い。なので、ここが底値なんだけど、固まってここで何日か動くと、青が横ばってきて、ちょっと上がってくる可能性はあるんですよね。

今1-1だから、それまで持っていたほうがいいか。あるいは思い切って、もう1、2本下がって横ばってきたら、売りを切って買いだけにして、本格的に上げが見えてきたところで買いを足すという戦略はありますね。

宝ホールディングス(2531)

宝ホールディングが良い調子です。

相場先生のコメント:2531を見てみましょう。パンパカパンですからね。そもそも良い調子と言ったのは先週の木曜日。移動平均線が下からオレンジ、紫、青。この並びになっているということは、やっぱり上がっているわけです。

で、今ごちゃごちゃになっている。でもこれ飛び出しそうだと。そして木曜日に抜けてきました。拡大して、ここだけ注目してください。下を見ると、オレンジ、紫、青、緑、赤がきれいに上がっているじゃないですか。これがいいんですよ。

上がっていたのが一回ぐちゃぐちゃになって、携帯のイヤホンがカバンの中でぐちゃぐちゃになって、それをほぐした状態が先週の木曜日なんです。なので、良い調子というのは当たっています。

金曜日にたくさん上がって、その後ちょっと下がってきました。ここで止まるのであれば、前の揉み合いのところより上のほうで止まっているから、上に抜ければもう一回上がる可能性がありますね。

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