3月21日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した
今回の番組では、「日足、週足、月足で成功率を上げる」というテーマについて、相場先生がお話しされました。
博報堂
以下は博報堂の日足チャートです。
すべてのMAが上を向いている、相場流ではパンパカパンといって、上昇の勢いが強い並びです。
ということは、少し下げて緑の10日線を割ったとしても、再び上昇トレンドに戻るようなイメージです。
なので、この博報堂は下げた後に上げ始めたら買い、というのが相場流のやり方です。
次に週足を見ます。
過去の値動きを見ると、1600円で上げどまっている場面がいくつかあることが分かります。
現在の株価は1600円辺りまで上昇してきています。
次に月足を見ます。
2018年に天井を打った後に3年間下げて、次の2年間で上げて、前の高値で天井を打って下げています。
2020年に株価はオレンジを割りましたが、今回はオレンジを大きく割り込んでいます。
どちらも株価は同じ価格帯まで下げてきていますが、ここで重要なのは「オレンジの100か月線を株価が大きく割り込んでいる」ということです。
株価は1600円の節目まで上昇してきている。月足ではW天井を形成しており、弱い形になっている。
この後どうなったかといいますと、、、。
大きく下げました。
東レ
次は東レの日足です。
パンパカパンになったばかりですので、ここから軽く下げた後に買って行けそうです。
ところが週足を見ると700円辺りが天井なので、ここに到達したら下がりそうです。
月足を見るとオレンジの上に出て、下げて、上げて、また下げて、いまは下値切上がりになっています。
月足だと上がりそう。週足だともうそろそろ天井を付けそう。日足だと、少し上げた後に再び上がりそう。
全部の足を見た結果、結論は上がると判断します。
実際、この後の東レは上昇して行きます。
つまり、今の下落は「上がるために下げなのか」、あるいは今の上昇は「次に下げるために上げなのか」の判断は、すべての足を見ないと判断できないということです。
なので、日足だけを見て短絡的に銘柄選定をしている人は、「相場流通りにやっているのに、どうも上手く行かないな」となってしまいます。
上手くやるためのコツは、「判断のつかない、あやふやな銘柄はやらない」、ということです。