トレードを避けるべきタイミングはいつか?
2021年1月4日の「株は技術だ!」を視聴しました。
今回のテーマは「やらないタイミング」でした。
相場先生のトレードチームは昨年末にほとんどの玉を手仕舞っており、2銘柄のみほぼスクエアの状態にしているようです。そして、まだ新規で建玉は行っていないとのことです。
新規で玉を建てていない理由は後のちほど説明するとしまして、まずは今のマーケット状況の解説からして行きます。
原油
(番組放送時の時点で)まもなく50ドルに達しようとしている。原油のチャートもPPPを形成しているので、売ってはいけない場面にある。
一時的に45ドルまで下げたが、45ドルを割らずに復活したので、ここは買いの場面だった。
この後、50ドルを超えて軽く一回下げて、50ドルを割らずに、あるいは少し割ってから上昇したら、そこは買いの狙い目。
原油も、昨年の大豆と同じく、PPP中での「売りはなし」ということ。
ゴールド
1900ドルを超えてきた。次の下げが1900ドルを割って、少し上げて1900ドルを越えずに下げれば、そこから下落に転ずるだろう。
しかし、次の下げが1900ドルを割らずに上がっていくと、さらに上昇するだろう。
週足を見ると、PPPの最中の逆N大を攻めようと言ってたが、上に抜けてきたので、ここから下げを狙うにはもう少し時間が必要。
メキシコペソ
メキシコペソはまもなく逆N大になろうとしていたが、20日線が下を向いている状態で横ばいの動きになっている。
今日明日にでも陰線が出れば下げに転ずるだろうけど、下に60日線があるので、そこで止まるか、あるいは、そこを破って一気に下げるかといった状況にある。
週足を見ると、下から上げてきて60週線で横ばっているので、60週線を割ってくると、そこから下げて行くだろう。
トレードをやらないタイミング
今週一週間終わると、株式市場の動きもこなれてきて、さらに市場参加者も増えるので、「準備運動」が終わった状態になる。そのころになると、ある程度トレンドが見えるようになっている。
その理由から、相場先生は、来週の火曜日か再来週の火曜日からトレードを再開する予定とのこと。
以下は相場先生が紹介した、トレードをしない5つの時期です。
① 年末年始
日本市場が休んでるときに海外市場が開いているので、トレンドが変わることがある。
また、人の気持ちも年末年始で変わるので、トレードしない。
② 金曜日と月曜日
金曜日にエントリーすると、土日で世界中の何万人、何十万人の投資家の気分が変わる。
気分が変わると、月曜日から違う動きになることがよくある。ただし、金曜日の手仕舞いはあり。
月曜日にエントリーしない理由は、先週金曜日までの流れを引き継ぐのかどうかは、月曜日にならないと分からないから。月曜曜日の手仕舞いもあまり考えられない。
③ 決算発表前後
決算発表前後は、いろいろな思惑で上がったり下がったりするので、やらない方がいい。
④ 大規模な選挙の前後
アメリカ大統領選や国政選挙などの前後はやらな方がいい。
自民党が圧勝した後に買いが入っても、買う人が勝った後は誰も買いが入らないので、その後は利益確定で下がってしまう。
利益確定で下がったと思ったら、今度は政権が安定するという安心感から再び買いが入り上昇するようなことがある。
⑤ 大型連休
ゴールデンウィークの間でも海外市場は動いているので、その間にトレンドが変わってしまうことがある。
相場式はトレンドに乗ることで利益を上げて行く手法なので、一連の流れが途絶える時はトレードしない。
アメリカ大統領選挙について
「トレードをやらないタイミング」のところで、アメリカ大統領選挙の話がありました。
今回の大統領選では、大規模な不正が行われた可能性がある言われています。
実際、不正を疑っているアメリカの有権者は少なくありませんし、共和党議員の6割以上が不正を疑っています。また、民主党議員の約3割も不正があったのはないかと疑問を抱いています。
ワシントンDC。現地時間は1月5日の昼過ぎですが、すでにトランプ支持者達が集まり始めています。 https://t.co/tVG4Xg3DxP
— nobby (@nobby_saitama) January 5, 2021
こちらの動画では、議会の警察が抗議者のためにドアを開けて、彼らを中に招き入れています。
Capitol police open doors for the protestors. They stand aside and invite them inside. pic.twitter.com/OnSd3KGzz5
— Christina Bobb (@christina_bobb) January 8, 2021
そんな中、1月6日に大統領選の選挙人投票開票が行われます。
テッド・クルーズ上院議員ら11人の議員たちは、これまで立証されていない選挙不正の主張を検証するように求め、選挙結果の最終確定を10日延期するよう主張しています。
2018年10月、ペンス副大統領はハドソン研究所で演説を行いました。その時、彼は以下のように話しました。
その中でも最悪なのは中国は史上例の無い攻勢を始めた事であり、アメリカの公論・2018年の諸選挙そして2020年大統領選挙に続く情勢にまで影響を及ぼそうとしている事だ。率直に言ってトランプ大統領の施政が効いているため、中国は別のアメリカ大統領を望んでいる。
今や疑う余地はない。中国はアメリカの民主主義に干渉している。先週トランプ大統領が述べたように、彼の言葉を借りれば我々は「時期が迫る我々の中間選挙へ、中国が干渉をすでに試みてきている事を知っている。」
今回の大統領選は、ペンス氏が危惧した通りになってしまったようです。
議会はバイデン氏を次期大統領に承認しましたが、トランプ陣営は徹底的に戦う様子です。1月20日の大統領就任式までは一波乱も二波乱もありそうで、金融市場にも影響があるように思います。