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日経平均急落でも大きな損をしないための有効な対象法

7月25日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した

今回の放送では各市場ごとの相場環境の解説と、今回の大きな下げにどうたいしょすべきだったかという内容でした。

まずは相場環境からの解説です。

日経先物

日経先物は2000円ごとの節目で値動きに変化が現れるという特徴があります。

今年の2月、3月、5月、6月にも、38000円という価格帯で値動きが止まっています。

そして今回の大きな下げでは、2000円ごとの重要な節目である38000円を割ってきましたので、弱いといえます。

相場先生はどのような戦い方をしたかといいますと、コマの翌日の上ヒゲ陰線で売りを入れて、さらに青の20日線割れで追加の売りを入れました。

その後、過去の節目(38000円)に差し掛かってきたため手仕舞いを考えていましたが、忙しくて手仕舞えなかったため、結果的にかなり儲かっているとのことでした。

このような局面での手仕舞いですが、急落中に陽線が1本出たからといって手仕舞うのは愚の骨頂とのこと。


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次に週足を見ます。

ロウソク足がW天井のような形をして緑と青を割ってきました。チャートの形がパンパカパンでも大きく下げる場合は、このように「W天井形成+緑割れ、青割れ」のときです。


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月足では上ヒゲの逆下半身が出ていますので、下げると思われます。相場先生は「最大下げるとすれば36000円になるかもしれない」と話していました。


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相場先生は、日経先物以外ではおおかたの買い玉を手仕舞って、売りをたくさん入れたとのこと。その理由は、ロウソク足の本数です。

月足では上昇の起点から数えて17本目です。週足では21本上昇した後に、さらに13本上昇しています。14本目で陰線が出ていますので、これはもう終わりとなります(番組では14,15本目で陰線が出たら「終わり」といってました)。

そして日足を見ると、上昇の起点から数えて19本目で下落しています。

つまり、日足19本、週足14本、月足17本となり、この本数は相場流では「行き過ぎ」となります。

この理由から買い玉は持たないほうがよいとの判断になったそうです。

NYダウ

前回の放送では「並びを抜けたら買う」と話しており、抜けたので買った。陰線2本で手仕舞うといっていましたが、陰線1本で手仕舞ったそうです

理由は、14本目で陰線が出たから(相場流の本数の上限に達していた)。


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ゴールド

陰線2本出たら買い玉を手仕舞うと話していました。その通りになったので手仕舞ったとのこと。

現在はゴールドは保有していない。


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原油

84ドルに到達したので買い玉は手仕舞って、その後、高値が切り下がってきたので売りを入れた。


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大きな下落で損をしないための対処法

今回の「相場の提言」は、今回のような大きな下げでマイナスを食らってしまわないようにするために、どうしたらよいか、という内容でした。

対処法は、「本数」、「オレンジ際」、「高値並び」、「後ろ髪惹かれる思いでヘッジの売り対処」とのこと。

多くの銘柄において本数が14,5本経過して陰線が出ています。

例えばZOZOなどはロウソク足30本情報していますので、ここからは買わないほうがいいとのこと。


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参考までに以下は、相場先生が最近の空売りで儲けた銘柄です。

7550 ゼンショーホールディングス
3993 PKSYA Technology
4042 東ソー
6963 ローム
9009 京成電鉄

相場先生がこれらの銘柄を選定した理由は、本数がある程度経過しているから下がりやすいと判断したからです。

各対象法の説明

「オレンジ際」

これは100日線間際での攻防のことです。株価が100日線に株価が絡んできて、陰線で下に抜けたら「売り」となります。

株価は100日線を挟んで潮目が変わることがありますので、100日に当たって上昇することを期待して売りヘッジを入れずに買い玉を持ち続けると、今回のような下落でやられてしまいます。

このような場合は買い玉と同じ数の売りヘッジを入れるか、買い玉よりも少し多めの売りヘッジか、買い玉を少し減らして売りヘッジを入れるか、または、思い切って買い玉を手仕舞って売りを入れることをしていれば、今回の大きな下落での損失は回避できます。

「高値並び」

これはたくさん上がってきてロウソクが横並びになるということは、「そろそろ下げる」という予兆になります。

例えばプレサンスなどは、下からすでに23本上げてきて、さらに上げていますので、下半身が出たからといって買いを入れると、やられてしまいます。


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「後ろ髪惹かれる思いでヘッジの売り対処」

これは前述のオレンジ際での戦いに関連しています。

オレンジの100日線を越えたから買った。ところが陰線が出て100日線を割り込んだ。「買いを持ってるから上がってほしいな」と祈るのではなく、100日線を割ったのだから、後ろ髪惹かれる思いで売りヘッジを入れる、ということです。

最後に「買いの手仕舞いのタイミング」の話がありました。

相場先生のアドバイスは、「概ね陰線2本連続を目安に欲張らず」に手仕舞いするということです。

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