1月25日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した
相場先生は、今年一番多くの資金を費やして原油の買いを入れたそうです。
そしてその後、原油はかなり上昇しています。以下は1月30日午後12時過ぎの原油チャートです。
長らく下げてきて12月の末あたりから青の30日線の上にロウソクが乗ってきて、その後は紫の50日線の上にロウソクが出てきました。
つまり、逆PPPの動きだったのが、MAが徐々に集中してきて、そして交差してMAの順番が入れ替わりつつある状態です。
さらにW底を形成して上げ始めてきています。
相場先生は底付近で大量の玉を仕込んでいたようです。
練習トレードのやり方
今回の「相場の提言」は、練習トレードのやり方についてでした。
練習トレードとは、実際にお金を使ってトレードの練習をすることです。以下は抑えるべきポイントです。
- 技法を絞ること
- 玉数を少なくすること
- 深く考えること
- 目移りしないで、その銘柄をやりきる
- 必ず感想戦をすること
- 以上を繰り返すこと
相場先生がシミュレーショントレードという練習方法を始めたのは、20年ほど前とのこと。
当時は楽天証券のマーケットスピードのチャートを使い、チャートを手や紙で隠しながら一日づつずらして行って練習をされたそうです。
今ではもっと良いチャートがあり、株塾生はチャートギャラリーを使って、シミュレーショントレード練習をしています。
このシミュレーショントレード練習で上手くできるようになったら、次は実際のお金を投入しトレードする「練習トレード」を行います。
ただし、いきなり1000株単位でやってしまうと、失敗したときに大変なことになってしまいますので、まずは100株単位で、しかも値動きが荒くない銘柄で練習トレードを行います。
技法を絞ること
相場流の技はいくつかありますが、すべてをやろうとするのではなく、まずは技法を1つに縛ります。
例えば、「今日は下半身だけを探してやる」と決めます。
下半身をやると決めたら、ほかの技法はやらないと決めます。ほかの技法もやろうとすると、どの場面でどの技を使ったらよいのか分からなくなってしまいます。
下半身の場面を探してトレードをして、上手く行かなかったらその原因を追究します。
深く考えること
上手く行かなかった原因を深く追求することで、「日足では下半身が出ていたけど、週足を見たら下げトレンドの真っ最中だったので上手く行かなかったんだ」ということに気が付くかもしれません。
あるいは、「週足、日足ともに上昇トレンドだったので買ったけど、下がってしまった。よく見たら天井圏で買ったから上手く行かなかった」、ということが分かるかもしれません。
目移りしないで、その銘柄をやりきる
ある銘柄を下半身で買ったとします。ほかの銘柄も見てたら良かったので、ほかの銘柄の下半身を探して買った。
これは両方が下半身なのでよさそうだけど、これではダメ。最初に買った銘柄のトレードを手仕舞うまで、その銘柄に集中します。
必ず感想戦をすること
トレードを終えたら、必ず感想戦を行います。
また、その時、週足や月足ではどうだったのかも分析します。
このように「MAの角度、週足、月足ではどうだったのか」など、色々なことを考えて、今回のトレードを総括します。
これらが一通りできたら、次は違う銘柄で同じ技法を使い、少ない株数で、深く考えて、その銘柄をやりきるというのが一つ。
もう一つは、同じ銘柄で玉数を少しだけ増やしてやってみるようにします。
視聴者からの質問
番組終了後のYouTubeライブ配信では、番組視聴者からの質問が紹介されました。
数多くの銘柄の中から、先生はパンパカパンの銘柄をどのように探しているのでしょうか?
パンローリング社が販売しているチャートギャラリーというチャートソフトがあります。このチャートにJPX400銘柄をすべて登録しています。
夜の7時ごろに更新できますので(手動での更新)、翌朝、私はJPX400銘柄のチャートを上から順番にすべて見ています。
その中で下半身、逆下半身になっている銘柄を見つけ、さらに週足との相性が良さそうなのを20銘柄ほど選んで、寄付きで注文しています。
その後、車が迎えに来るのが10時半ごろなので、会社に到着する11時頃までにすべて手仕舞います。
ちなみに株塾にはSHIRO指標というソフトウェアがあり、これを使うとパンパカパンになっている銘柄を自動で探してくれます。
もちろん、パンパカパン以外の、他のエントリー条件に合致した銘柄を検索することも可能です。株塾に入会すると、このソフトは無料で使えます。
また株塾では現在、SHIRO指標以上の機能を持つソフトを開発しており、完成すれば相場先生のノウハウをすべて詰め込んだソフトとなります。