前作よりさらに実践的な内容
相場師朗先生の新刊「一生モノの株のトリセツ」では、前作(株は技術だ! 倍々で勝ち続ける究極のチャート授業)よりもさらに実践的な内容が盛り込まれています。
たとえば、「リーディング練習のやり方」や「移動平均線の見方」、そして「目印」です。
この目印は、株塾やセミナーなどで詳しく説明されているものです。「5つの買いシグナル」と「5つの売りシグナル」のトータル10の目印が紹介されています。
また本の最後の方では「ショットガン投資法」の詳しい解説があります。ここでは前述の10のシグナルを使ったショットガン投資法のやり方が紹介されています(この説明だけで十分に勝てそうです)。
ネタバレになるのであまり詳しく説明できませんが、この本を読むことで「やはりシンプルなやり方が一番儲かる」ということを再確認できると思います。
上達するためになすべきことが明確になる
「一生モノの株のトリセツ」には、相場先生が株塾で教えている「ワザ」のすべてが盛り込まれています。そして上達するために必要な練習方法も紹介されています。
相場先生のトレード手法に慣れていない方は、この本を1回読んだだけでは内容を理解することはできないと思います。ですが、何回も何回も読み返して、毎日の練習を継続することによって、ある日突然「なるほど!そういうことなのか!」と理解できる時が必ず来ます。
上達するためにやるべきことは明確です。それは「基礎をしっかりと学んで毎日練習する」ことです。
毎日練習することで自分の得意な局面やワザが見つかります。この本では10の目印が紹介されていますが、すべてを使いこなす必要はありません。
はじめの頃は1つや2つで十分です。それだけでも十分に勝てます。勝つためのポイントは「分からないところではトレードしない」ことと、「買った(売った)後に様子がおかしいと思ったら迷わずに切る」ことです。
相場先生が選んだ練習用の100銘柄
この本の巻末には相場先生が選んだ「練習用100銘柄」が紹介されています。
この練習銘柄の紹介は、これから「うねり取り手法」や「ショットガン投資法」を学ぼうとする方には大変有り難いですね。
千円ちょっとの値段でここまで深い内容を紹介していることに大変驚きました。「出し惜しみしない」という相場先生の気持ちが伝わってくる一冊でした。