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相場流トレード法では手仕舞いのタイミングの判断は簡単にできる

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

12月13日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した

番組冒頭の「相場の潮流」で、相場師朗先生は、「日経先物は28000円近辺で動いている。これまでも話してるように、近々、どちらかに大きく動くだろう」と話しています。

相場先生はまた、「週足の移動平均線を見ると、上に抜けるような感じがする。その理由の一つは、10週MAの下値が切り上がっているから」、「ただ、天井圏では上昇するように見えて、下げることがあるので、方向感が出てからトレードするのがよい」とも話しています。

今回の記事では、番組で紹介された、相場流トレード法の手仕舞いのタイミングと銘柄選定方法について、要点をまとめました。

手仕舞いのタイミング

世の中の投資家は、エントリーよりも手仕舞いの方が難しいと言っていますが、相場流トレード法では、寧ろ、手仕舞いの方が簡単であると考えています。

その理由は以下です。

相場流手仕舞いのタイミング

  • 上昇している間は手仕舞いをする必要はない
  • 上昇している時とは、「緑(10MA)」の上に「赤(5MA)」があり、ロウソク足が「赤」の上にある時
  • ということは、a. 赤の上にロウソクがある時はキープでよい
  • b. 赤の上にあるが、ロウソク足が横ばいの時、止まる可能性が高くなっている
  • 上昇時の日柄、ロウソク足の本数が嵩んでいる
  • MAの順番、MAの間隔、下値切り上がり、など

手仕舞いの判断に使う道具は、移動平均線の緑と赤、ロウソク足の陰・陽、そして、ロウソク足の本数(9本、または17本)のみです。

相場流手仕舞いを、東宝の日足チャートを使って解説します。

上を向いている赤の5日線が、同じく上を向いている緑の10日線の上にある間は、株価は上昇しています。

これは過去5日間の平均が、過去10日間の平均よりも高い位置にあるということは、直近の方が勢いがあるということです。

タイミングよく下の方で買えたならば、ロウソク足が赤を割り込むまで持っていてOKです。

相場流の手仕舞いは、このように非常にシンプルです。

原則、ロウソク足が赤と緑の上にある間は保有して、危なくなったら手仕舞うため、それほど難しいことではありません。

もちろん、もっと緻密なトレードをするために相場流手仕舞いルールは他にもありますが(例えば、9の法則や17の法則)、原理原則は上で説明した通りです。

以下は東宝の別の場所でのエントリーポイントと手仕舞いポイントの例です。

20年11月の終わりごろに、株価は前の高値に近づきましたが、高値を越えられずに下落して赤の5日線の下に入ってしまいました。

このロウソク足を確認した翌日に売りを入れれます。

その後、株価はずっと赤の下で下落を続けます。途中陽線が出ますが、赤の下である限り、そのままで大丈夫です。

手仕舞いのタイミングは、この下落の起点から9本目となります。

途中、下ヒゲ陽線が1本出た以外はすべて陰線ですので、陽線が出てから手仕舞ってもOKです。

相場流銘柄選定法

相場先生の話では、日経先物は方向感が出ていないが、個別銘柄では方向感の出ている銘柄はいくつもあるとのことです。

そのような銘柄を見つけるには、すでに高値圏にある銘柄、安値圏にある銘柄をしっかり選定することが肝要です。株価が前の高値、安値まで到達すると、それまでのトレンドが変わることがあります。

相場流では、週足チャートを利用して、前の高値、安値に近づいている銘柄をトレード候補に選びます。

高値圏にある銘柄は、その価格まで上昇するまでに、すでにかなりの力を使い果たしてしまっている。そのため、現在高値圏にある銘柄を買うと、下がってしまうことがあります。

ですが、何かの条件が合えば、カラ売りをすれば下げる可能性が高い、ということになります。

番組後半の課外授業では、東宝とファーストリテイリング、そして北海道電力の週足を使って、前の高値と安値を使った銘柄選定方法を解説して頂きました。

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