⇒ 相場師朗先生主宰の株塾とは?

今の株価暴落の行方を予測するには過去チャートを見るのがベスト

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

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3月14日の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した

シリコンバレーバンクやシグネチャーバンクの破綻がきっかけとなり、株価が大きく下げています。

日経先物が大きく下げている理由として、この2つの銀行の破綻があるわけですが、実はこれらの破綻が起きる前に、相場先生は「買いを持ってる人はそろそろ売りヘッジを入れた方がいい」と3月7日の放送で話していました。

全国放送なので、相場先生は「売りですよ!」とは言えなかったようですが、そろそろ下げるだろうと予測されていました。

つまり、日柄的にも、そろそろ下げるところに来ていたということでした。

さらに言えば、1月31日の放送でも、相場先生は「28000円まで上がるかもしれない」と言っていました。この時の資料は、3月7日にも再度解説をされました。

驚くべきことは、このようにニュースなどの情報を基にトレードしなくても、チャートから得られる情報だけを頼りにして、的確なトレード判断が下せるという事実です。

これぞ相場流の真骨頂ですね。

「FRBはどう動く?」、「金利は上げるのか?」、「米財務省の見解は?」、「日本の金融機関への影響はどうなる?」とか考えても、実際にそうなってみないと、(当事者以外は)誰にもわからないわけです。

そんなことに頭を悩ますよりも、全神経をチャートに向けて値動きに注視した方が、上手く行くと私は考えています。

ニュースなどの情報は、寧ろ、トレード判断を鈍らせる「雑音」と考えた方がよいですね。

これからの株式市場はどうなるのか?

これからの株式相場の動きを予測するために、相場先生からの提案です。

このような大幅下落をした時に、その後、どういう動きをしたのかということを、過去チャートで見てください。

大幅下落の時はたくさんの投資家が売るわけですが、一方で、数は少ないですが買う投資家も存在ます。。売られらものを、少数の人が「上がる」と思って買うわけです。

相場先生は、「過去の暴落もだいたい同じ動きをしています」と仰っています。

過去の大きな下落のチャートを動きを観察しておけば、今後の戦いが大変有利になると思います。

日経先物の過去の暴落パターン

過去の暴落チャートを見てみると、だいたい同じような形をしています。

人間の心理はいつの時代も変わることがありませんので、「ヤバい」と思ったら、皆が同じような行動を取るからでしょう。

相場先生は、「暴落は毎年の恒例行事のようにやってくる」と話していました。

2023年年3月の暴落

まずは、今の暴落チャートから見て行きます。

以下は日足です。

以下は週足です。

週足で見ると、高値が切り下がりがよく分かります。このままさらに下落が続きそうな感じがします。

2018年10月からの暴落

2018年1月から3月の暴落

2020年2月からの暴落

2022年1月から8月の暴落

2004年5月からの暴落

2005年4月からの暴落

まとめ

それぞれの暴落チャートを見比べて、思ったことは、「暴落の最中にも陽線がちらほら出ている」ということです。

下げ始めてからだいたい4,5日目で小さな陽線が出ています。この陽線を見て「下げ止まった」と判断して買うと、痛い目に遭いますね。

それともう一つは、「過去の高値を越えられずに暴落した」ということです。

形の差はありますが、どの暴落もW天井(Wトップ)や逆日大(N字を逆にした形)を形成して大きく下げています。2023年3月の暴落のみWトップや逆日大を形成していませんが、週足ではWトップを形成しています。

これから言えることは、「Wトップをつけると大きく下げる可能性がある」ということです。

Wトップと同様に、W底(Wボトム)を形成すると、大きく上昇することが多いです。つまり、天底で「W」が発生したら、強いということが分かります。

ということは、W天井とW底を狙ってトレードするだけでも、も十分に勝てるということになります。

「あれもいい」「これもいい」と思い、多くの場面でエントリーするのではなく、失敗の可能性が低い、この2つの場面だけを狙ってトレードするのも一案ですね。

負けないトレードをする秘訣は、勝てるタイミングになるまで「ひたすら待つ」ということだと思います。

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