4月11日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した
相場流では、チャートがこの形になったら、このようにトレードすれば上手く行くという「定石」のような建玉があります。
今回の番組のメインテーマは、「各場面での建玉をあらかじめ決めておく」ということでした。
PPPでの建玉を決めておく
相場先生は、オープンハウスの日足チャートを使って、説明されました。
すべての移動平均線が右肩上がりで揃っている状態のPPPでは、上昇後に一旦は何日か下げるけども、PPPは強いので再び上昇します。
その後、もう一度軽く下げて、また上昇します。
PPPの特徴は、しばらく上がると1回下がります。しかし、今まで上げた日数よりも下げた日数の方が少ない。そしてまた上がる、ちょっと下げる、そしてまた上がる、となります。
つまり、PPPで何日か上昇した後に下げる場面では売りを入れないで、見送ります。そして復活して上昇したら買いを入れます。
その後、9本くらい上昇か、横ばいになったら買いを手仕舞って、次の下げは追いかけずに、復活したら買います。
PPP崩れでの建玉
株価はいずれ天井をつけて、一旦休憩するように見せて下がって行きます。そして、次は上昇せずに下がって行きます。
これがPPPとPPPの終焉の特徴となります(上のチャートの水色で囲った場所)。
最初の下げはやらずに動きを観察するだけにします。なぜなら、この下げは天井の下げなのか、上昇途中の一時的な下げなのか分からないからです。
次の上昇日数が今までよりも短く、陰線が何本か混じってくると、これは「怪しい」と見て、買いを手仕舞います。
そして、次の下げの後の上昇が浅く、下げ始めたら売りを狙います。
これはオープンハウスだけの特徴的な動きではなく、トヨタ自動車でも、三菱商事でも、ドル円であってもゴールドであっても、PPPの動きはすべてこうなります。
いつも動きが同じということは、あらかじめ建玉を決めておけば、その時になって迷わなくなります。
このようにあらかじめ建玉方法を決めておけば、PPPの場面は対処できるようになる、と相場先生は話していました。
MAが集中している場所ではどう対処するか?
これは簡単で、MAが集中している場所では「やらない」と決めておくのが正解です。
MAが集中しているということは、上げたり下げたりするのでやりにくい場面です。
同じように、青の30MAが横ばいの時は、ボックス圏の動きになります。
青が横ばっている時は、株価は上がったり下がったりしますので、非常にやりにくい場面です。
こんな場所でエントリーしてしまったら最後、ストレスフルなトレードとなってしまいます。
相場先生は、「これらの建玉は練習をすれば、必ずできるようになる」と仰っています。
最後に
今回の放送で分かったことは、利益が取れる場面はMAの順番が揃っており、なおかつ角度がある場所ということです。
MAが横ばいの時は、株価が上下に振れますので非常にやりにくく、利益が取りづらい場面となります。
このような場所でのトレードは、非常にストレスの掛かるものとなり、結局は徒労に終わってしまいます。
MAの横ばいは、事前に察知できる能力を身につける必要がありますね。