4月18日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した
相場先生の本に書いているように、下半身で買いエントリーした、あるいは逆下半身で売りエントリーしたけど、なかなかうまく利益が取れないという場合があります。
今回の放送のメインテーマは、「相場流でいいところでエントリーしたけど上手く行かない理由」を考えてみるという内容でした。
上手く行かない理由①「ロウソク足の本数」
例えば、株価が下から上がってきて、一度押して下半身になったとします。しかし、この下半身は一番下から数えて17本目くらいで出現した。
ここで買いエントリーをすると失敗します。なぜなら、この上昇はすでに終わりだからです。
次に、下から数えて3本目で下半身が出た。これはまだ上がりそう。ところが、週足で見ると下から16本目だったため、だいぶ上昇した後となります。
そうなるといくら日足で3本目でも、4本目か5本目でへこたれてしまうことがあります。したがって、日足だけを見るのではなく、週足も見ることが大切とのことです。
関西ペイントを例に挙げます。
下半身出現を見て、その日の大引けの直前か、翌日朝の寄り付きに買いを入れたとします。ここは一度下げた後の上昇2本目か3本目です。
9の法則に従って、あと6~7本上昇すると思っていたら、6本目で下落しました。
週足チャートを見ると、下から数えてロウソク足8本目でエントリーしていたことになります。
このように日足だけで判断せずに、週足でのロウソク足の本数も勘案してエントリー判断を下すことが大切と、相場先生は話しています。
上手く行かない理由②「マーケットの潮目の変化」
これはまだ相場先生は研究中とのことですが、「マーケットの潮目の変化」も、上手く行かない理由の一つに挙げています。
これは何かというと、いままで順調に株価が上げてきたけど、ある時に急にアメリカの銀行が破綻したとかの大きなイベントが起きて株価が下がることがあります。
ところが、その後、株価は再び上昇している。しかし、これもまた何かのニュースで下げに転ずるかもしれません。そしてまた何かのニュースで株価は上昇・・・となり、この繰り返しが行われて行きます。
相場先生は、この「マーケットの潮目の変化」を的確にとらえる方法を考え中とのことです。
まとめ
相場流では9の法則、17の法則、23の法則というものがあります。
相場先生が膨大な数のチャートを検証したところ、ロウソク足9本、17本、最大でも23本で、そのトレンドが終わることを発見しました。
ほとんどの場合は9本でトレンドが終わりますが、トレンドが強い場合は17本まで行きます。さらに強い場合は23本まで行きますが、これはあまり多くはありません。
大抵の場合は9本までしか上昇、下落しないわけですから、5本目でエントリーしたら翌日に反転することもありえます。
また、この法則は週足でも通用しますので、日足ではまだ3本目であったとしても、週足では7本目だった場合は、そのトレンドはすぐに終わってしまうこともあります。
したがって、週足の本数を見て、そして日足の本数を確認してから入るようにすれば、間違いは少なくなりますね。
以上、今回の放送は、本数の重要性が再確認できる内容でした。