2月1日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した
番組冒頭では日経先物の今後の動きの予測がありました。
相場先生の見立てでは、週足チャートの形から判断すると、ここから大きく下げることは考えにくいということです。
そのことを踏まえて、今後想定される3つの動きを紹介されました。
- このまま上昇する
- 青の20日線まで下げて上昇する
- 35000円まで下げて上昇する
上のチャートは2月5日午後5時過ぎの日足チャートですが、これを見る限り、シナリオ2に沿った動きをしています。
相場先生は決算発表日にトレードしますか?
番組終了後のYouTube配信で、視聴者からの質問がいくつか紹介されました。
視聴者からの質問
決算時期のトレーについての質問です。例えば逆PPPの中、W天井や高値切下がりで、明らかに近々下げると思われる場面で決算日を迎える場合、相場先生はチャートを信じて売り継続しますか?
それともスクエアや撤退をして様子見しますか?
相場先生の回答
今までは決算日をほとんど気にしないでトレードしてきました。ところが、最近は、売りを入れているときに決算日を迎えると、材料出尽くしとかで、一気に上がってしまうことがあります。
これは私の予想ですが、アメリカでもそうなんですが、若い人がどんどんと投資をするようになってきて、決算が良いと買う、悪いと売る、というように単純にやってるからではないかと考えています。
なので、今は決算日は避ける方が良いと思っています。
ただし、悪い決算が出ても上がることがあるし、良い決算が出ても下がることもあります。なので、下げの勢いが強くて儲かっているときは、売り玉を持っていようかなと思っています。
例えば、月足でも週足でも日足でも、明らかに下げの場合だと、決算で少し上げたとしても、それは月足全体の下落を凌駕するほどの買いは入らないと考えているからです。
そこで下半身が出れば買いヘッジを入れて、陰線が2本くらい出たら買いを手仕舞って売りを追加という感じでやっています。
初心者の方の場合は、もしその時に売りで儲かっているのなら決算前に一旦手仕舞って、決算後にまた下げたら売りなおせばよいと思います。
ヘッジ貧乏にならない上手なコツはありますか?
視聴者からの質問
ヘッジ貧乏にならない上手なコツがあれば教えてください。
相場先生の回答
買いを入れました。ちょっと下げそうなので、損をするのが嫌なので売りヘッジを入れました。その後上がったので売りヘッジを切りました。
買いは継続していて儲かっている。また下がってきたので売りヘッジを入れた。そしたらまた上がっていった。
そんなことを何度かやってヘッジを入れたり切ったりしている間にヘッジの損失分が買いの儲けを侵食してしまった。その結果、ヘッジ貧乏になって行く。
ヘッジ貧乏を回避する方法としては、よくチャートを勉強して、この陰線くらいならヘッジを入れなくても大丈夫と思えるような陰線があります。
そのような場面をチャートを見て勉強してください。もう一つのやり方は、短期で区切ってトレードすることで、ヘッジ入れなくても済むと思います。
例えば以下のチャートのように、すべてのMAが勢いよく上向きの時に陰線が出ても、ヘッジは必要ありません。
緑の10日線が元気よく上げていて下のMAと離れているということは、直近の勢いが強いということ。その次の2本の陰線も心配だけど、まだ赤の5日線を割っていないのでヘッジは必要ありません。