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上昇相場後のボックス相場で損失を出さないためには転換点を意識するのが重要

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年の前半で儲けた利益を後半で失う

1月18日放送の「株は技術だ!」を視聴しました。

今回のテーマは「転換点を意識する」でした。

相場先生の話では、年の前半の上昇相場で大きな利益を上げても、その後のボックス相場で利益を吹き飛ばす方が多いとのことです。

そうならないためには、「転換点」を見極めることが重要とのお話でした。

上昇からもみ合いへの転換点を知る

大幅上昇のあとに5日線が20日線を割ってきて、3か月くらいの横ばいになることがあります。この間にトレードすると、売りを入れたら上昇する買いを入れたら下がる、となってしまう場合があります。

これを繰り返しているうちに、それまで得た利益を吐き出してしまうことになります。

相場先生によりますと、大きく上昇した後は2パターンあります。

  1. 一気に下がる
  2. 3~6か月のもみ合い相場が続く

多くの投資家は2のもみ合い相場で利益を飛ばしてしまうので、この転換点を意識するのが重要とのことです。

利確した後は、ボックス圏かどうかを見定める必要があります。

日経平均を例を挙げると、27500円と29000円の間でボックス相場になるとしたら、上げは4日、下げも4日くらいで上げ下げする可能性があるので、この間でトレードするなら短期売買に徹するのがベストとなります。

日経平均の現在の価格を見ると、過去30年間に日経平均に類似した銘柄に投資した人は、皆、儲かっていますので、どこで売りが入るか分からない状況です。

大きな上昇後に必ず起こることは、長いもみ合いの期間

課外授業では日本郵船を例に挙げての説明でした。

日本郵船は底値圏からすでに2倍以上になっています。そろそろ利益確定の売りが出てきてもおかしくない状況です。

この後の対処法を考えるにあたり、これだけ上げた後はどういうことになるかということを、過去のチャートで調べるのが大切です。

日本郵船の場合は、緑がまだ上を向いているので、横ばいの動きになって緑が曲がらないと、株価は下がりません。

仮にここから大きく下げたとしても、その後、再び上がります。なぜなら、緑が上を向いているので、上昇力がまだ強いからです。

そして、前の高値に届かずに下げて、また上げて、前の高値に届かずに下げて・・・という動きを繰り返すことで、やがて緑が青を割って下げて行くことになります。

この時に発生する下げを狙って大きく玉で売りを入れると、失敗して利益を失ってしまうことになりかねません。

日本郵船の過去の長期の上昇は2012年10月から2014年3月まで続きました。その上昇局面の終わりは以下のようになっています。

赤の5日線が頻繁に緑の20日線を割るようになり、やがて5日線は青の60日線と紫の100日線も割るようになってきます。この間に振幅はだんだんと狭くなって行き、やがて20日線も60日線と100日線を割ってきます。

番組最後に相場先生が紹介した上昇相場後の動きが、以下のチャートです。

約3か月続くもみ合い期間を、それまでと同じ要領でトレードしてしまうと、失敗することになります。

相場先生の話では、ボックス相場をうまく乗り切る方法としては、売りか買いのどちらか一方のみをやるのがよいとのことでした。

まとめ

ボックス相場に慣れてない人や得意でない人にとっての最善の策は、この間はトレードしないということだと思います。

過去に私は暴落で大きな利益をあげた後、6か月にわたるボックス相場で失敗して、それまでの利益の多くを吐き出してしまった経験があります。そのため、ボックス相場ではトレードしないようにしています。

銘柄はたくさんあるんだから、移動平均線の順番場揃っていない、よくわからないところではトレードしないというのが一番です。

日経225採用銘柄やJPX400採用銘柄を観察していれば、そのうちのどれかは移動平均線の順番が揃っているPPPや逆PPPになっています。

その中から、先が読みやすいチャートの形になっている銘柄を選んでトレードするのが精神的にも楽だと思います。

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