相場流トレード法の神髄、ロウソク足の並びからトレンドの強弱をつかむ方法

8月8日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した

今回の番組は、相場流チャートリーディングの紹介でした。

相場先生はユーロポンドのチャートを使って説明されましたが、見方は株や先物やCFDと同じです。銘柄は違っても、同じ考え方で通用します。

以下は、相場先生が番組で説明した内容を基にしたリーディングのやりかたです。

ユーロポンドのリーディング


TradingViewでユーロポンドの最新チャートを確認する

青まで行くだけの買いが入ったんだ、と考える。⇒ ①の場所

しかし、一気に上に行くとは考えないこと。1回は下がる。

次に考えることは、「青まで行ったんだから、あんまり下げないんじゃないかな」、「次の下げが前回の底値を割らないとなると、そこが底になるんじゃないか」ということ。このように考えられるようにすることは、資産形成に大変役に立ちます。

そして、予測通りに下げました。次に思うことは、「もう一回青越えがあって、次の下げがまた底を固めたら、そこが底だ」。⇒ ②の場所

なので、この下げも売りで狙いますが、この売りは長く持たずに、下落9本目の陽線(下半身ではない)で手仕舞います。

次の日は陰線で下げます。「昨日売りを手仕舞わなければよかったな」と思ってしまいがちですが、ここは下落10本目ですので売りを入れ直すのは得策ではありません。

というのも、青まで上昇した力があるわけですから、いつ復活上昇するか分からないからです。ですので、ここはガマンします。

次に下落9本目あたりで下半身が出たら買いを入れます。今回は11本目で下半身となりました。相場流では、ここで買いを入れます。

この時、ロウソクのすぐ上に青があります。しかも、青が寝てきました。30日平均の青が寝てきたということは、過去30日平均の価格と現在の価格が同じだということです。

ロウソクのすぐ上に青がありますので、青越えはほぼ確実です。次は紫まで上昇することを期待します。そして、「たぶん、9本くらい上がるだろう」と予測します。

その後、価格は紫を越えて、上ヒゲ陽線でオレンジに届きました。

次の8本目で上ヒゲ陰線がでましたので、ここで買いを手仕舞います。

この翌々日に逆下半身が出ますので売りを入れます。しかし、この売りはあまり下げないと予測します。その理由は、ロウソクがオレンジまで上昇したため、上昇力がついてきたと考えられるからです。

したがって、売りを入れた日の大陰線1本を取って終わりにします。

売りを手仕舞った後は、次に上げ始めるのを待ちます。

下半身が出ましたので、ここで買いを入れます。この時、赤の下値が切り上がってきていますので、次はオレンジまで上がることを期待します。

以上が相場流トレード法のプロセスです。

相場先生は、海外の証券ディーラーにこのやり方を紹介したところ、彼らは相場流のやり方を心の中で何十回も反芻したそうです。

そして、相場流を体得してから本番トレードで試したところ、今までよりも成績がよくなったそうです。

相場先生は「このユーロポンドの動きを理解すれば、他の銘柄の別の場面でも使えます」と話していました。

相場流が上手くなるコツ

最後に、「相場流をどのように習得するのか?」ということですが、やることは3つあります。

1.リーディング これは動画の中で相場先生がユーロポンドのチャートを使って紹介されました。これと同じことを他の銘柄で行います。

「リーディングを大量に行うと、値動きのリズムが読めてきます。そして、できるだけ安全な方法(トレード)が読めるようになってきます」、と相場先生は話していました。

2.移動平均線の交差から生まれる値動きの理解に集中

これは移動平均線が交差した後、どのような値動きになるかをリーディングで学び取ります。

下値が固まるのか、あるいは上値が固まるのか、といったことです。そして、その後はどのような値動きになるのことが多いのかを集中して学びます。

3.2の運用に集中する

なかなかできるようにならない理由

相場流を学んでいるけど、なかなかうまくできない理由として、相場先生は以下のように話していました。

全部中途半端に学んでいる。

全部分かったつもりになっているので、本番ではできない。

一度深く集中して学んでみる必要がある。例えば、先ほどのユーロポンドのチャートを使って、他の場面で同じ動きをしているところを探してみる。

相場先生は非常に丁寧に分かりやすく教えてくださいますので、説明を一度聞いただけで分かった気がします。

私も経験がありますが、これは「分かった気がする」だけで、理解していません。

相場流を深く理解するため私たちがやることは、何度も動画を視聴して、相場先生が説明した場面を自分でも実際に何度も何度も練習することだと思います。

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