「株価暴騰時に買えなかった」「暴落時に売れなかった」どうすればよかったのか?

10月12日放送の「株は技術だ!」を視聴した

今回の「相場の提言」は、非常にタイムリーな内容となりました。

この数カ月間、株価は大きく上げたり、下げたりしていますが、そのような「絶好のチャンス」をモノにできなかった人は少なくないと思います。

今回の番組では、そのような方々のために、絶好の場面を見逃さないために、何をすべきかということを教えていただけました。

解決策

解決策としては、相場流の基本である「下半身」で買い、「逆下半身」で売る、を実践することです。

「下半身」での成功率は実は高い!

例えば、ずっと下げてきて、陽線がロウソク足の半分以上が5日線の上に出てきた状態を「下半身」と株塾では呼んでいます。

実はこの下半身の成功率は80%くらいあります。

上手く行かない場面はボックス圏や移動平均線が集中しているところです。これらの場所を除けば、成功率は80%くらいになります。

「逆下半身」での成功率は高い!

例えば、9日以上下げてきたとか、15日以上上げてきた後に出た逆下半身で売りを入れると、成功率が高いことが分かります。

これらを踏まえて、下半身や逆下半身が出たら、まずエントリーしてみます。

次に考えることは、その後、どうなったらエグジットするのかということです。

例えば、9本以上下落して下半身が出たら買いを入れるとか、15本以上下落した後に「下半身」が出たら買いを入れるなどです。

手仕舞いは、本数(例えば9本)、陰線2連続出現とか逆下半身出現(買いの場合)、陽線2連続出現とか下半身出現(売りの場合)と決めておきます。

実例の紹介

番組終了後にYouTubeで配信された内容を基に、最近の日経先物で検証してみました。


TradingViewで日経先物の最新チャートを見る

まずはチャートの左側から。

逆下半身が出たので売りを入れる。1-0

その後下げてきて上を向く紫の50日線に当たり陽線が出たので、手仕舞い。0-0

この後に陽線下半身が出ていますが、このエリア(青と紫の間)にロウソク足が入ると、上下に振れやすくなりますので、ここではエントリーしない方が無難です。

8月2日に赤と緑を同時に割り込む大陰線(W逆下半身)が出ましたので、売りを入れる。1-0

その後、陽線2連続出現で下げ渋っているように見えるので、ここで一旦手仕舞い。0-0

次に、この並びを割ったので売りを入れる。1-0

上から14本目で陽線なので手仕舞い。0-0

8月22日に下半身出現で買い。0-1

その3日後に長めの陰線が出たので、買いは切らずに売りヘッジを入れる。1-1

ここで買いを切らない理由は、下値を割っておらず、その下には上を向くオレンジが支持線となっているから。

大陰線の翌日、陽線で返したので、売りを切って買い追加。0-2

14本目の陰線で買い手仕舞い。0-0

上から4本目で下半身出現で、売り。1-0

14本目の陽線で手仕舞い。0-0

10月10日、下半身出現で買い。0-1

相場流の考えでは9本まで上昇するところを、上昇6本目に陰線が出現したので、ここで買いを手仕舞い。0-0

一見すると難しい動きをしている場面ですが、相場流の基本に従って建玉をすると、上手く行くことが分かりました。

あまり難しく考えずに、当たり前にやっていれば、相場流はトータルでは勝てる手法だと言えます。

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