
2026年5月21日放送の「株は技術だ!」を視聴した
相場の潮流
今回の番組では、相場先生は、**日経平均、金(ゴールド)、原油、銀(シルバー)**について解説されました。
特に相場先生が強調されていたのは、「青(20日線)を割ると危険信号」という考え方です。
また、CFDや先物での「1本取り」の考え方についても語られていました。
まずは番組冒頭で、相場先生が話されたことを紹介します。
相場先生はチャートをどう見ているのか?
リスナーから、「チャートを見る時、最初に何を見ていますか?」という質問がありました。
相場先生によると、まずは移動平均線を見るとのこと。
見る順番は、
オレンジ
紫
青
緑
赤
とのことでした。
最初から細かいエントリー場所を見るのではなく、チャート全体を見ながら、重要なポイントを徐々に絞り込んでいくという考え方です。
相場先生いわく、「医者がMRIを見るような感じ」とのことでした。
CFD・先物の「1本取り」という考え方
「1本取り」に取り組んでいるリスナーからのコメントを受け、相場先生が1本取りについて解説されました。
1本取りとは、ローソク足1本分の値幅を確実に取りにいくという考え方です。
CFDや先物はレバレッジがあるため、大きな値幅を狙わなくても、1本取れれば十分な利益になることもあります。
上手く行くと、投下資金が1日で2倍になることもあります。
ただし、相場先生は、“条件が揃った場面だけを狙う”ことを重視していました。
例えば、
下半身
週足
月足
4時間足
相場環境
経済イベント
などを確認し、「障害(しこり、重要イベントなど)が1つもない場面や時間帯」を狙うとのこと。
毎日無理にトレードするというより、良い場面だけ待つという考え方に近い印象です。
日経平均は「青割れ」に注意
日経平均については、先週の時点で「一旦の天井かもしれない」と話していましたが、その後実際に下落しました。
相場先生曰く、「前の高値に並んで上ヒゲ陰線ですので、下がるのは自明の理」とのこと。
今回のポイントは、久しぶりに“青(20日線)を割った”という点です。

相場先生によると、21日は陽線になりましたが、実体の半分以上は青の下にあるため、まだ安心はできないとのこと。
このまま上がったとしても、先週木曜日の上ヒゲまで行かずに下げたら、そこがいったんの天井となります。
ただし、それは可能性として低いです。
なぜならば、
週足はまだ上昇基調
月足も強い
ため、
長期では強さが残る一方、短期では警戒感もあるという見立てのようです。
つまり、今の日経先物はやりにくいため、もっとやりやすい銘柄をトレードしたほうがいい、とのことでした。
金(ゴールド)は売り目線?
金については、相場先生は比較的はっきりと弱気寄りの見方でした。
理由として、
青割れ(3/13に青割れ)
ダブルトップ
移動平均線の形
逆パンパカパン(MAの順番が上からオレンジ、紫、青、緑、赤)※23年8月15日以来の逆パンパカパン
などを挙げています。
特に、
「オレンジ(100日線)を割った後の次の上昇がオレンジに届かない」
という状態を、弱さのサインとして見ているようでした。
原油と銀(シルバー)の見立て
原油
原油については、一旦の天井条件で揉み合い中との見方。
ただし、ボックスを上抜ける可能性もあるとのことで、方向感を見極める段階のようです。
銀(シルバー)
銀については、やや強気寄りです。
上向きのオレンジの下で、下値が切り上がっていますので、強い可能性があります。
ただし、まだ「下半身」が出ていないため、今すぐ買いという判断ではなく、条件が揃うまで待つという考え方でした。
「相場の潮流」のまとめ
印象的だったのは、「条件が揃うまで待つ」という姿勢です。
無理に毎日トレードするのではなく、複数の条件が一致する場面を狙う。
特に、「青割れ」を重要視している点は、今後のトレードを考える上でも見逃せない視点だと感じました。
リスナーからの質問
コーヒー先物でロスカット…エントリーは間違いだったのか?
質問
5月8日、コーヒーのローソク足ボックス割れで新規売りを入れました。しかし翌日に自動ロスカットで決済されました。これは仕方ないパターンでしょうか?それともエントリー自体が間違っていたのでしょうか?
相場先生の回答
この並びを5月7日に割ったので、翌日に売りを入れました。これ正しいです。
その後、結局今下がってますので、この方のトレードは正解です。
ただ問題は、こういう先物系は、今となっては大幅プラスですが、売りを入れた翌日に陽線1本できると、自動ロスカットの可能性がある。
上からオレンジ、紫、青、緑、赤の並びなんだから、しかも並びを抜けたんだから、ほぼ売りなんですよ。
だから、売りを入れたら、この並びを超えなきゃロスカットされない位置まで、ロスカット制限を解除しておく。
そうすると引っかからないで今日迎えてます。こうしたら大幅プラスになります。
ダブル底と思って買ったのに下落…どこが悪かった?
質問
コーヒーでダブル底だったので、もう底だと思って買いを入れました。しかし下に持っていかれてしまいました。オレンジが下向いているので、また下がる可能性ありますよね?
相場先生の回答
私も時々失敗するけど、失敗したら、その失敗の原因を徹底的に調べる。
本当に1週間ぐらい考えて、『この失敗は2度と犯すまい』って言って、それを絵に描いて、自分の失敗集に入れておく。そうすると、次の失敗ない。
これは、とても良い授業料だと思ってください。
おそらく、これダブル底と思ったのはここですね。4月23日木曜日にダブル底だと思われます。下値が切り上がってますからね。
で、これで買いを入れました。これ正しいです。
ところが、この時見ていただくと、青と紫と緑と赤が、本当に1点に集中してる。
移動平均線が1点に集中してるってことは、ボックス圏を形成する可能性がある。なので、これを見たらすぐにボックス圏を探しましょう。
そうすると、この上ヒゲと、この上ヒゲと、ここ。全部ボックス圏の天井なんだから、下落の可能性があります。
だから、青と紫と緑と赤がコーヒーのように集中してる時は、ボックス圏を疑いましょう。
ボックス圏の天井の可能性があるので、売りヘッジも入れとく必要があります。車に乗ってエンジンをかけたら、前後左右を見るでしょ?チャートも同じです。
ボックス下抜けで売ったのに上昇…売るべきではなかった?
質問
コーヒーがボックスを下抜けしたと見て、5月11日に売りました。しかし、その後上昇しました。そもそも売るべきではなかったのでしょうか?
相場先生の回答
5月11日に売ったんですね。合ってますね。今プラスですね。
上昇しましたが、翌日に陰線でしょ?こういうのあるんですよ。
後で見たら、オレンジ、紫、青、緑、赤の並びにぶつかって、上ヒゲ陰線だから。
ザラ場だけ見たら上がって見えるけど、ザラ場を見ないと、明らかに、この日は売りですね。
これも学びです。リスナーの多くは引っかかるけど、学びです。だから皆さんの見立ては当たってたんです。
ただ、一時的に逆行することがあります。
冬だって一時的に暖かくなる日がある。夏だって一時的に寒くなる日がありますよね。そこを『冬に逆戻りだ!』と思わずに、一時的なものと思えるかどうか。
「負けた時こそ感想戦」が一番大事
質問
紙芝居練習やペイント練習も大事ですが、特に負けた時の感想戦が一番大切なのではと思っています。いかがでしょうか?
相場先生の回答
その通り。負けた時こそ大事。
将棋の羽生さんの本に書いてあったのですが、自分が負けたときは、なぜ負けたのかよくわからない。
ところが、5年ぐらい経つと、『あ、あの時こう負けたんだな』って思うそうです。
さらに10年経つと、
『あの時の反省、間違ってた。本当はこれで負けたんだ』
って、だんだん分かってくるんだそうです。
だから、その人の成長度合いによって、感想戦の質が変わる。
でも、『今の自分は未熟だから感想戦やっても無駄』ではない。今の自分の範囲の中で、感想戦をやることが大事です。
感想戦っていうのは、負けた時に冷静にもう1度立ち返って、
『どうして自分はエントリーしたんだろう?』
『どうして間違ったんだろう?』
移動平均線、週足、月足、ロウソク足、色んなことを考えて、自分が負けた理由を考える。
過程が大事なんですね。
だから、絶対感想戦やった方がいい。
負けたチャートを全部保存して、『どうして自分は買ってしまったのか?』『本当は売るべきだったのか?』を整理して、ファイルとして取っておく。
私は今もやってます。
トヨタ(7203)は3000円割れで買いなのか?
質問
トヨタ(7203)について質問させていただきます。
私の周囲では、株価が3000円を切ったと大喜びで購入されている方も多いようです。
一方で、トヨタが期初に控えめな通期計画を出すのは例年の傾向と知っており、チャートを見ても、日足はまだしも、週足・月足では引き続き注意が必要と感じています。
もしよろしければ先生のご所見をいただけますか?
相場先生の回答
この質問だけ見ると、『トヨタが3000円割ったのでチャンスだ!』っていうのは、状況によるんですよね。
3000円割ったからって、一概に『大喜びで買う』っていうのもおかしい。完全に間違ってるわけじゃないんだけど、タイミングによります。
こういう場合は、まず日足を見て、次に週足を見て、月足を見ます。
トヨタは今、オレンジ際の戦いに負けて下落して、3000円を割った。
ちょうど2800円まで下げて、3000円を復活したけど、今2978円くらいで横ばいになってる。
これ、皆さんわかると思うんですが、下がってる青に向かって5連続上昇したやつは、せいぜいこの辺で終わる。
下がってる青に向かってるんだから、このままずっと上がるはずないので、下がりました。
これね、4日同じ価格帯にいるんですね。3000円近辺。
だから安心なのは、『トヨタが3000円割ったんで安い買い物だ』
じゃなくて、
4日間停滞して、そこから上に抜けるかどうか。
2800円まで行ったところが、そんなに下げないで3000円近辺で揉み合って、上に抜けるなら、上昇の可能性はある。
ただし、まだ青が下がってるから、上昇しても1日2日でまた下がってしまう。次の下げが緑で止まって上がると、緑が上向いて、青が横ばうから上がっていく。
でもその次に、今度はオレンジっていう関門があります。
だから、
『3000円割ったから買い』という単純な話ではないです。
週足・月足では要注意
週足で見ると、ダブル天井。
ダブル天井っていうのは、前の高値に並んだけど、やっぱり下がったってことです。
そして緑のダブル天井。青のダブル天井。しかも、上を向いていたオレンジが下向いています。
なので、これは要注意。
月足を見ると、これもダブル天井。だから、下落しています。
では、いつ買うのか?いつ上げ始めるのか?
今度は3日足で見てみましょう。
今、オレンジ際の戦いです。ここ負けると下がってしまいます。
青が下がってるから、ダブル底でも作らないと上がらない。
ただ、どれくらい下げたかというと、今日で22日目。だから、下げ止まる可能性はある。
小学校の通知表だって、5段階評価だったでしょ。全員5にはできない。
これが相対評価。
3000円っていう数字も同じ考えです。
十分日数下げて、オレンジまで来たということは、売りたい人が売り終わってる可能性があります。
金額の問題じゃないんですね。もっと下まで売られる可能性もあります。
下半身が出たらいったんの上げなので、それまでは買わないほうがいい。
たまたま3000円近辺で揉み合って、ボックス圏ができて、上に飛び出したら買う。
それは3000円じゃないかもしれない。2800円かもしれない。
ニコンの「下半身」で買ったのに失速…300日線が重要?
質問
7731(ニコン)ですが、下半身が出たので買いを入れました。やはり300日線に当たっている下半身の方が強いのでしょうか?
相場先生の回答
日足を見ると、こんなのトレードできないですね。
では、週足を見てみましょう。
銘柄によって、やりにくい銘柄ってあります。
でも、この辺はなんかやりやすい。ここもダブル底作って、ちゃんと上がってるから、やりやすいんですが、時期によるんですね。
だから、ニコンはダメだじゃなくて、タイミングによります。
オレンジ際の下半身で買ったら、この暴騰は獲れます。でも、「もうちょっと」と思ってるうちに、利益が減るんです。
急騰したときは陽線4本でも、“実質15本分上げた”と思って、どこかで手仕舞っておかないといけない。
月足を見ると、下がった理由がわかりました。
2018年1月4日の高値に並んだので、下げたんです。
2018年ってだいぶ前ですよね。でも、過去の高値に当たって下げるって、しょっちゅうあることです。
こういうの観察しておくといい。
「300日線が重要か?」への回答
300日線って、私は使ってないんじゃないか、そもそも。あ、これ違う先生の話じゃないか?
ということは、100日線の間違いですね。
ここで下半身が出て、オレンジ超えたから買ってみた。
そしたら暴騰が獲れました。
でも、ぼーっとしてたら元の値段に戻っちゃいました、ってことだね。
これはね、やりづらいですね。
「やりやすい場面」はストーリーが描ける
やりやすい動きっていうのは、普通に下げてきて、止まったところで並んでくれて、赤が緑を超えて、青を超えて、気がついたら上がっていた(グレーのクレヨン)。
あるいは、
青も緑も赤も下がっていて、オレンジ際でバタついて、上に抜けたから買って、前の高値で下がった(緑のクレヨン)。
こういう“ストーリー”が描ける場面でトレードします。銘柄じゃないです。
どの銘柄でもストーリーが描けない場面があります。そんな場面ではやらないということです。














