⇒ 相場師朗先生主宰の株塾とは?

「相場師朗の株は技術だ!」に武者陵司氏出演!アフターコロナは株価上昇!

スポンサーリンク

「相場師朗の株は技術だ!」に武者陵司氏出演!

10月5日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴しました。

今回は、投資ストラテジストの武者陵司氏が出演しました。今後の金融相場に関する興味深い話を聞くことができました。

結論から言うと、今後の株式市場の先行きは明るいとのことです。為替においては、今後は円安傾向に入って行くとの見方です。

今回の記事では、投資に関する重要事項をまとめました。

武者氏が話した重要事項

日本株に関して

武者氏曰く、「今は上昇トレンドにある」とのこと。東京マーケットは下値が固い。つまり、売りたい人たち(外国人投資家)が売ってしまっている。

いろんな条件がそろってくると、株価は上に抜けてくるだろう。

外国人投資家が日本株を買う理由は「改革」を望んでいるから。菅政権は最も改革意識の強い政権であるため期待できる。

ドル円に関して

短期的にドル安が続いている。その理由はアメリカの金融緩和が続いているから。世界で一番必要ことは「金融緩和」と「積極的な経済政策」。

「金融緩和」と「積極的な経済政策」を行ったことにより、アメリカの経済はさらに強くなる。コロナが終息したら、アメリカ経済はさらに強くなる。

今のドル安は一時的なものである。コロナの収束が見えてくれば、局面は大きく変わってくるだろう。

ゴールドについて

ゴールドが買われた理由は極めてシンプル。極めて多額の投資資金があったところに、人々は先行きに対して悲観的だった。そこで行き場のないお金がゴールドに向かった。

しかし、ひとたび将来に明るい兆しが見えてくると、このお金は株式や不動産に向かう。

ゴールドはいくら持っていても、それ自体は利益を生まない。つまり、卵を産まない鶏のようなもの。一方、株や不動産はそれ自体が価値を生んでくれる。

このような流れが、この先1年以内に起きる。

世の中で大変なことがあると、お金はゴールドに向かう。

そして、人類の英知で大変な問題を解決すると、次にお金はリスク資産に向かう。そしてまた問題が起きるとお金はゴールドに向かう。その後、再び人類の英知で問題を解決すると、お金はリスク資産に向かう。そして問題が起きると・・・・を繰り返す。

ゴールドの価格が高騰した年

1934年
1980年
2011年 QE(量的金融緩和)が大きく増加して定着した年

ゴールド価格の歴史的な高騰は、経済の大きなレジーム転換期に起きている。新しい金融のレジームが始まって定着した時に、ゴールドは最高値を付ける。

つまり、景気が悪いからおカネをどんどん供給する。そのお金は先行き不安からまずはゴールドに行く。その後、先行きに明るい兆しが見えてくると、お金はゴールドからリスク資産に移って行く。この繰り返しが起きている。

自民党政権は1ドル100円を割らせない

100円以上の円高になったのは、すべて非自民政権だった。非自民政権は経済に関心がない。羽田政権、村山政権、鳩山政権、菅政権、野田政権がそうだった。

自民党政権下では、何とかして円高回避をしようとする。民主党政権はその辺は無頓着だった。その点、菅(すが)政権は株と為替に非常にセンシティブ。

チャイナについて

米中対決は今後5年、10年と続く。お互いに覇権を握ろうとしているので、負けるわけにはいかない。

勝つためには、自国の経済が強くなければならない。絶対に経済を弱くすることはできない。

コロナで一旦はリセッションしたので、循環論から見てもこれから景気は良くなる。世界的な景気拡大の局面に入ってきているといえる。

重要なのは、米中はハイテク分野での覇権争いをしているということ。この覇権争いに勝つために必要なのは、「資本力」である。

アメリカの資本力で一番大事なのは「株」。アメリカの株が強くないと、ハイテク投資ができなくなる。それができないと、結果として米中のハイテク覇権争いに負ける。その観点からも、株価を下げるわけにはいかない。それはチャイナも同じこと。

武者氏の考えでは、短期的に米中の株価が大きく下げることはないだろうとのこと。

ドル円について

今後、ドル円は下値切り上がり、高値切り上がりで円安傾向に入って行くだろう。

ドル安の原因は、アメリカの超金融緩和にあった。しかし、超金融緩和はもう終わった。中央銀行のバランスシートの増加は止まっている。これからは景気が拡大して行く。となると、これまでのドル安トレンドはそろそろ煮詰まってきた。

そこで我が国の菅政権は株と為替に非常にセンシティブな政権。政府と日銀はチーム・ジャパンとなってあらゆる手段を講じて円高を回避しようとする。

かつての超円高の時代は過去のものとなるだろう。

まとめ

相場先生も番組中で仰っていましたが、武者氏は金融市場のサイクルを論理的に説明されるので、氏の話はすんなりと理解することができます。

このような確度の高いファンダメンタルズ分析を知ることで、金融相場の大きな流れが理解できます。その理解を背景に、株式やFXトレードにおいて、普段より多くの玉を安心して入れることができるようになりますね。

番組中で相場先生が紹介していた武者氏のレポートは、以下のリンクからダウンロードすることができます。

武者リサーチのレポートを読む

以下は武者氏の最新刊です。私も早速購入しました。


アフターコロナ V字回復する世界経済

タイトルとURLをコピーしました